絵葉書（ポストカード）の書き方

昨今、相手に用件を伝える伝達手段として、メールを活用することが当たり前になっています。手紙やはがきを使用する機会は減ったものの、自分で字を書く分、相手に気持ちが伝わりやすい特別なものだといえます。特に絵葉書は、裏面に季節感のある風景や、想いを込めたイラスト・写真などを添えることができるため、気持ちを伝えたいときにはピッタリです。

ここでは、絵葉書（ポストカード）の書き方の基本やマナーをご紹介していきます。

絵葉書（ポストカード）の書き方：縦書き

まずは絵葉書の縦書きの書き方をお伝えします。

1. 郵便番号：郵便番号枠があるときは、その枠内に正しく記入します。枠がない場合は、はがきの左右中央から書き始め、右端に1字分のスペースを空けたところで書き終わるようにします。
2. 切手：切手は、絵はがきの左上に貼ります。はがきのデザインが変わっていて、貼りにくいときは、切手の正しい貼り方を参考にして貼りましょう。
3. 住所・マンション名：住所は、郵便番号の右端に揃えて、1文字下げたところから書き始めます。都道府県やマンション名を省略せず、正式名称を記入しましょう。縦書きのときは、丁目や部屋番号は漢数字を用います。
4. 宛名：宛名は、はがきの中央に住所よりも大きな文字で書きます。
5. 差出人：差出人の住所・氏名は、宛名よりも小さい字で書きましょう。切手の右端に揃えると美しく見えます。

絵葉書（ポストカード）の書き方：横書きA

続いては横書きをするときの絵葉書の書き方をご紹介します。絵葉書は郵便番号枠のあるものとないものに分かれますので、それぞれの書き方を解説していきます。

まずは郵便番号枠のある横書きの絵葉書から、書き方を見ていきましょう。

1. 切手：切手は右上に貼ります。左上に貼るのはNGです。詳しくは切手の正しい貼り方をご覧ください。
2. 郵便番号：郵便番号枠の中に記入します。数字の「天」が絵葉書の右側、「地」が内側に向くように書きましょう。
3. 住所・マンション名：切手の下の位置から書き始めます。官製はがきと比べて書くスペースが小さいですが、所番地の途中で改行しないよう、気をつけましょう。番地や部屋番号には算用数字を用いるのが一般的です。
4. 宛名：宛名は上下中央の位置に、大きめの字で書きます。敬称をつけ忘れないように注意してください。
5. 差出人：住所・名前は右下の位置に書きます。宛名や受取人の住所よりも小さい字で書きましょう。

絵葉書（ポストカード）の書き方：横書きB

最後に、郵便番号枠のない絵葉書を横書きするときの書き方についてご紹介します。

1. 切手：切手は右上に貼ります。間違えて左上に貼ってしまう人は少なくありません。詳しくは切手の正しい貼り方をご覧ください。
2. 郵便番号：郵便番号は相手の住所の上に算用数字で書きます。左端に1～2文字分のスペースを空けて書き始めましょう。
3. 住所・マンション名：切手の下の位置から書き始めます。絵葉書の横書きは、書くスペースが小さいですが、所番地の途中で改行しないよう、事前に文字の大きさを調整するなどして気をつけましょう。番地や部屋番号には算用数字を用いるのが一般的です。
4. 宛名：宛名は上下中央の位置に、大きめの字で書きます。敬称をつけ忘れないように注意してください。
5. 差出人：住所・名前は絵葉書の右下の位置に書きます。宛名や受取人の住所よりも小さい字で書きましょう。