子供が万引きしたときのお詫び状の書き方｜文例つき

万引きをはじめとした未成年者の不始末は、保護者である親の責任です。商品を盗んだお店や学校など、迷惑をかけた方々にはお詫びするのが基本です。

ここでは、子どもが万引きしたときのお詫び状の書き方やマナーについてお伝えします。お店や学校に宛てるお詫びの手紙の文例もご紹介するので、書くときの参考にしてくださいね。

子供が万引きしたときのお詫び状のマナー

まずは、子どもが万引きしたときのお詫び状を書くうえで、押さえておくべきマナーや注意事項をお伝えします。最低限理解しておきたいポイントをご紹介するので、確認しておきましょう。

保護責任者の誠意ある謝罪が基本

犯罪に手を染めた子どもを責め、「子どもだけが悪い、私は悪くない」といった態度では、相手に誠意は伝わりません。未成年者の不始末は保護者である親の責任です。保護・監督責任を怠った自らの落ち度を認め、責任を全うできなかったことへの反省を込めて、丁寧に謝ることが大切です。

また、子どもをかばったり、正当化するような表現もNGです。こちらの非を認めて全面的に謝ることが原則です。同じ過ちを繰り返さない誓いの言葉と、家庭でのしつけ・教育を見直すなど、今後の対応策を示しましょう。

相手の感情を逆なでしてはいけない

前提として、こちらの不始末で相手に損害を与えてしまったという状況があるため、責任の所在はこちらにあります。潔く謝って許しを請わなければなりません。間違っても、失礼な文言で相手の感情を逆なでするような書面であってはなりません。それだけに、お詫び状は礼儀にかなうきちんとした形式で書く必要があります。

また、文面はパソコンで作成するよりも、手書きのほうが好ましいでしょう。心から謝罪する気持ちを表すことができるため、不始末を起こしたら間髪を入れず、お詫びの手紙を送りましょう。

子供が万引きしたときのお詫び状の書き方

つづいては、子どもが万引きしたときのお詫び状の基本構成と書き方についてご紹介します。詫び状は、以下の図に示した「前文」「主文」「末文」「後付け」の4つの項目に分かれます。形式に従って書きましょう。

子供が万引きしたときのお詫び状の文例

万引きしたお店に宛てるお詫び（警察への通報あり）

万引きした本人と保護者である親の反省の言葉を述べるとともに、謝罪の意を礼儀正しい文面で示しましょう。開き直りや責任転嫁するような表現は禁物です。注意しましょう。

万引きしたお店に宛てるお詫び（警察への通報なし）

警察への通報に対して寛大な処置をとっていただいた場合は、先方のご黙許についてもふれます。また、万引きした品物を引き取る場合は「ご迷惑をおかけしたお詫びを含めて品物の代金はお支払いさせていただきます」と書き添えましょう。

子どもが通う学校に宛てるお詫び

万引きは、子どもの学校にも通知されることがあります。その際は、保護者として反省や謝罪の言葉を誠意を込めて伝えます。お店だけではなく、学校にも迷惑をかけたことをお詫びし、このような行為を繰り返さないよう誓います。