還暦祝いの手紙の書き方|文例つき

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還暦祝いの手紙の書き方|文例つき

長寿のお祝いとして代表的な「還暦祝い」。

還暦を迎えた相手には、尊敬の念をもち、年齢を感じさせないよう言葉を選んで書くことが大切です。

ここでは還暦祝いの基本的な書き方やマナーをお伝えします。恩師や両親、祖父母に宛てるときの文例もご紹介するので、書くときの参考にしてくださいね。

還暦祝いの手紙のマナー

まずは、還暦祝いの手紙を書くときのマナーや注意事項をご説明します。

還暦祝いの手紙を送るタイミング

還暦祝いは数え年で61歳(満60歳)でお祝いをします。両親や義父・義母などの身内に還暦祝いのお食事会を開くときは、その席で贈り物とともに手紙を手渡ししましょう。誕生日や敬老の日などの祝日に、還暦祝いを兼ねてお食事会や家族旅行などを企画し、その場で渡すと喜ばれます。郵送する際は、前日には届くように手配します。後日到着することのないよう、注意しましょう。

相手の元気や若々しさを表現する

高齢者は、健康は喜んでも、高齢であることを喜んではいない場合もあります。「高齢」「足腰も弱くなって」など、老いや衰えを連想させる表現や、年寄り扱いをするような書き方は禁物です。古希(七十歳)までは現役で活躍している人も少なくないため、さらなる健康を祝う言葉や、激励の言葉を書き添えましょう。

還暦祝いの手紙の基本構成と書き方

つづいては還暦祝いの手紙の構成をお伝えします。お祝い状は、以下の図に示した「前文」「主文」「末文」「後付け」の4つの項目に分かれます。

還暦祝いの手紙の基本構成と書き方

  • 前文:相手が恩師や上司など、目上の人の場合は、前文から形式に従って書き進めます。冒頭に「頭語(拝啓)」「時候の挨拶」「相手の安否を気遣う挨拶」を書き添えます。両親や祖父母に宛てる手紙では、いきなりお祝いの言葉から始め、ストレートに祝意を示すとよいでしょう。
  • 主文:主文で伝えることは「お祝いの言葉」「お祝いごとへの心情」「今後の健勝・活躍を祈る言葉」「お祝いの会開催・金品送付の通知」の4つです。
  • 末文:「結びの挨拶」「結語(敬具)」を明記します。
  • 後付け:「日付」「差出人」「宛名」の順に書きましょう。日付は文頭から2字下げて、和暦で発送年月日を明記しましょう。宛名には、敬称(様)も忘れず書きます。

還暦祝いの文例

恩師・上司へ

拝啓 若葉の候、〇〇様にはますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
 このたび、〇〇様には矍鑠として(1)還暦をお迎えとのこと、誠におめでとうございます。
 平素の〇〇様のご様子からは、とても還暦をお迎えになるとは思えません。この祝詞は、そのご壮健さに捧げます(2)。これからも健康に留意され、末長くご活躍くださるようお祈り申し上げます。
 ささやかではございますが、お祝いの品をお贈りさせていただきました。今後も変わらぬご教導をお願いするとともに、さらなるご健康とご活躍をお祈り申し上げます。
 まずは右、書中をもちまして、お祝いかたがたお願いを申し上げます。
                                       敬具

文例中の下線部(1)の「矍鑠(かくしゃく)として」は、「年をとっても丈夫で元気のよいさま」という意味です。先方が現役でまだ働いている人の場合は下線部(2)を「いまなお第一線でご活躍のご様子には、ただただ敬服いたすばかりでございます」と書き記すとよいでしょう。

父・母へ

お父さん、還暦おめでとう。
 還暦とはいっても、まだまだ現役真っ最中のお父さんには、長寿という言葉はまだはやいかもしれないけど、このおめでたい人生の節目に、心からのありがとうを言わせてください。
 面と向かってはなかなか伝えれないけど、たくさんの愛情をもって育ててくれ、家族を支えてくれたお父さんを、私は誇りに思っています。
 これからも、お母さんと仲良く、励まし合って、長寿を目指してください。
 日ごろの感謝の気持ちを込めて、お祝いの品を贈ります。
 いつも本当にありがとう。どうかこれからもお元気で。

両親の還暦祝いでは、これまでお世話になったことへの感謝の気持ちを伝えるとともに、尊敬の念や健康を願う言葉を書き添えましょう。普段、口ではなかなか言えないことを伝える機会です。

義父・義母へ

朝顔が鮮やかに咲き誇る季節となりました。お父様にはお変わりなくお過ごしのことと存じます。
 このたびは、〇月〇日にめでたく還暦をお迎えとのこと、誠におめでとうございます。夏は水泳、冬はスキーと、一年中、お元気にスポーツされているお父様はいつも行動的で、長寿と呼ぶには若すぎるかもしれません(1)。ぜひ今度、ご壮健の秘訣をお教えいただければ幸いです。
 日ごろの感謝の気持ちも込めまして、心ばかりですが、お祝いのしるしを別送いたしました。気に入っていただけると嬉しいです。
 夏に帰省した際は、家族そろって盛大にお祝いしましょう。これからもどうかますますお元気で、めでたきお年を重ねられ(2)ますようお祈りしています。お母様にもよろしくお伝えください。
 まずは右、お祝いまで。

文例中の下線部(1)は「とても還暦を迎えるように思えません」、(2)は「年輪を刻まれ」「お祝いを重ねられ」と書き換えることもできます。還暦祝いでは、若々しさをたたえる言葉があると喜ばれます。

祖父母へ

おじいちゃん、60さいのおたんじょうびおめでとう。
いつもあそんでくれてありがとう。これからもずっとげんきなおじいちゃんでいてね。
だいすきなおじいちゃんに、おたんじょうびのプレゼントをおくりました。
これからもずっとながいきしてください。またおでかけしようね。

お孫さんからの長寿を祝う手紙は嬉しいものです。お子様がいらっしゃる場合は、一言メッセージを添えて還暦祝いとともに贈ると喜ばれます。

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