残暑見舞いを出す時期と正しい書き方

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残暑見舞いを出す時期と正しい書き方

暑さの疲れから体調を崩す人も多い季節。

残暑見舞いを書くときは、健康を思いやるひと言を添えて出したいものです。

暑中見舞いのお礼状としても出すことが多いので、残暑見舞いの書き方は正しく覚えておきましょう。ここではマナーと書き方について解説していきます。

残暑見舞いを出す時期

残暑見舞いを出す時期は、立秋(8月8日頃)~8月末までです。立秋に入る前の挨拶状は、暑中見舞いとなるので気をつけましょう。また、9月や10月に手紙(はがき)を宛てるときは、一般的な季節の挨拶状となります。

残暑見舞いの基本構成と正しい書き方

残暑見舞いには決まった書式があります。基本構成に則るだけで、上手く書き上げることができます。

表書きの書き方

残暑見舞いの表書きは、一般的なはがきの書き方と同じです。

はがき(縦書き)の表書き

表書きを構成する要素は、上記の図に記載した5つの項目です。

  1. 郵便番号
  2. 切手
  3. 宛先
  4. 宛名
  5. 差出人

「5:差出人」に関しては、暑中見舞いの裏書きに記載する場合もあります。表書きの詳しい書き方は、はがきの書き方を参考にしてください。

裏書きの書き方

続いては、残暑見舞いの裏書きの書き方を解説していきます。

残暑見舞いの正しい書き方

上記の図に記載している6つの項目を押さえておきましょう。

  1. お見舞いの言葉
  2. 時候の挨拶・先方の健康を喜ぶ/安否を尋ねる言葉
  3. 自分の安否を伝える言葉
  4. 先方の健康を祈る言葉/結びの挨拶
  5. 年号・月

上記の構成に従って書くだけで、暑中見舞いの文面は完成します。それぞれの要素についてみていきましょう。

1.お見舞いの言葉

まずは裏書きの右部に、お見舞いの言葉を大きめの字で書き出します。

  • 残暑お見舞い申し上げます
  • 残暑おうかがい申し上げます

慣用句としてもっとも用いられるのは「残暑お見舞い申し上げます」です。

2.時候の挨拶・先方の健康を喜ぶ言葉

つづいては、時候の挨拶・先方の健康や安否を気遣う言葉を書きます。

  • 炎熱地を焼くとはこのことですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
  • 入道雲がもくもくとわきあがる季節、日々はつらつとお仕事にお励みのことと思います。
  • まだまだ蝉がにぎやかに鳴いているこの季節、お元気でご活躍のことと存じます。

時候の挨拶では、8月の暑い様子や季語を入れて、季節感のある一文にします。その他の表現は8月の時候の挨拶相手の健康や安否を気遣う言葉もご覧ください。

相手が目上の人の場合は丁寧な表現を用い、親しい友人の場合は堅苦しい言い回しよりも普段の話し言葉を用いましょう。

3.自分の安否を伝える言葉

相手の安否を気遣う言葉のあとは、自分の安否の状況や近況報告を伝えます。

  • 私どもはみな元気です。
  • 私どももみな平穏無事に暮らしております。
  • 家族一同、元気に暮らしています。

慣用的な表現が多く用いられます。その他の例文は自分の安否を伝える挨拶をご覧ください。

4.先方の健康を祈る言葉/結びの挨拶

相手の健康を祈る言葉で文章を締めくくります。

  • しばらくはこの暑さが続くようですが、お体ご自愛ください。
  • 皆様お健やかに秋をお迎えくださいませ。
  • まだまだ秋には遠いようですが、お体には気をつけてください。

「相手の健康を祈る言葉」で結びの挨拶とするのは、残暑見舞いに限らず、季節の挨拶状の礼儀でもあります。この機会に覚えておきましょう。

5.年号・月

最後は年号・月を記入します。

  • 平成〇年 晩夏
  • 平成〇年 葉月
  • 平成〇年 八月

年号は、縦書きの場合は漢数字を用い、横書きの場合は算用数字とします。

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