就職活動の選考過程で不採用の通知メールが届いてしまったら、がっかりして悲しくなってしまいますね。そんな不採用通知に、受け取ったことを知らせる返信をしなければいけないのでしょうか?
本来は、返信をする必要は全くありません。そのまま受け取って気持ちを切り替えましょう。しかし、お世話になった人事部の方にお礼が言いたいとか、どうしても返信をしたいときは、メールしても構いません。
ここでは、不採用の通知メールに返信するときの文例をご紹介します。書き方やマナーについてもお伝えするので参考にしてくださいね。
目次
不採用の通知メールに返信するときの書き方・マナー
不採用は残念で落ち込んでしまいますが、お礼を言いたい人がいる場合や、礼儀として返信をしたいと思ったら返信メールを送りましょう。まずは返信する際の書き方やマナーについてお伝えします。
不採用の理由を尋ねるのはNG
不採用の結果に納得がいかないからとその理由を尋ねるのは就活のマナー違反です。今後の就職活動に生かすために聞いておきたいという場合も同様にNG。
たとえ理由を問い合わせるメールを送ったとしても、ほとんどの企業は答えてくれません。後味の悪い終わり方にならないよう控えましょう。
感謝の気持ちを簡潔に伝える
面接などの選考過程やインターンでお世話になった人事の担当者に、個人的にお礼を伝えたいときは、素直に感謝の気持ちを伝えましょう。とはいっても、長文を送るのは好ましくありません。簡潔に自分の気持ちを一文で述べることが基本です。
返信機能「Re:」を使って返信する
ビジネスメールは同じ用件のやり取りを行う場合、件名の冒頭に「Re:」がついた状態で送るのが基本です。新規メールを立ち上げる必要はありません。採用担当者から送られてきたメールの件名が「選考結果のご連絡」というタイトルなら、返信ボタンを押して「Re:選考結果のご連絡」として返信しましょう。
返信メールで気持ちの切り替えに
志望度の高い企業から不採用通知が届くと、残念な気持ちを引きずってしまうもの。不採用という結果に踏ん切りがつけられなかったとしても、返信メールを送って自分の方から区切りを付けましょう。だからと言って、非難めいた言葉や怒りを向けることの無いようにして、冷静になった時にお礼のメールを送る大人の対応が大切です。
不採用の通知メールに返信するときの文例
返信しなくても構わない不採用の通知メールに返事を送る場合は、感情のままに怒りをぶつけないこと、冷静になってお世話になった人事担当者にお礼を伝える程度の簡潔な文面を心掛けましょう。
自分の気持ちを伝えたいと思ったら「貴社でお仕事出来ずに残念です」とか「力不足を感じております」などと短い文章で伝えましょう。
不採用の通知への返信メールの文例
件名:Re:採用試験の結果について 株式会社〇〇〇〇 お世話になっております。 この度は、ご多忙にもかかわらず、 選考結果につきましては、大変残念ではございますが、 末筆ながら、貴社の益々のご発展と皆様のご健勝を ================== |
不採用通知で落ち込んでいる中、返信メールを送るのは精神的にも辛いかもしれません。しかし、返信することで気持ちに区切りを付けて一歩前に進めるのであれば、社会人としてのビジネスマナーに沿ったメールを送りましょう。だからと言って採用に繋がることはありませんが、会社側に良い印象を持ってもらうことは、決してマイナスにはなりません。
不採用の通知への返信メールの文例
件名:Re:採用試験結果のご連絡 株式会社〇〇〇〇 お世話になっております。 本日、来年度の新入社員採用試験の結果を確認致しました。 ご多忙中にも関わらず、あたたかいお言葉をいただき 貴社でお仕事する私を思い描いておりましたので、 しかしながら、私の力不足であったと受け止めて、 会社説明会で優しくお声がけ頂いた〇〇様、 末筆ながら、貴社の益々のご発展と ================== |
最終選考後の不採用通知には、かなりのショックを受けてしまいます。入社したらお礼を伝えようと思っていた人に、感謝の気持ちを伝える機会がなくなってしまったことも割りきれない気持ちになるひとつの理由かもしれません。
その気持ちを解消する為にも返信メールを活用して、結果は残念だけどお世話になった方々には感謝の言葉を伝えて、スッキリと気持ちを切り替えましょう。不採用通知へのメールの丁寧な返信は、自分を次のステップに進める為の良いチャンスになるでしょう。