インターンシップに参加したあとは、お世話になった企業の方々にお礼の気持ちを伝えましょう。
ただし、書くときは注意も必要です。お礼メールはあなたの想いをただ伝えれば良いという訳ではなく、ビジネスメールのマナーや形式に則って正しく書くことが重要なのです。
ここでは、インターンシップに参加した後に送るお礼メールの書き方やマナーについてお伝えします。文例も紹介するので参考にしてくださいね。
目次
インターンシップ参加後のお礼メールの書き方・マナー
まずは、インターンシップ参加後に送るお礼メールの書き方や、心がけておくべきマナーについてお伝えします。
1.お礼メールは当日夜が基本、遅くとも翌日に送る
インターンシップ参加のお礼メールを送るタイミングは、当日中が基本です。ビジネスの世界では、取引先との商談後や上司に対してお礼メールを送るのは、時間が経たない当日中に送るがマナーです。貴重な時間を割いてくれた企業に対し、礼をわきまえて早めの送信を心掛けましょう。
2.件名の書き方
ビジネスメールの件名は、一目見ただけで用件が伝わるタイトルにするのが基本です。インターンシップ参加後のお礼メールを送るときは、以下の件名を参考にしてください。
- 件名:インターンシップのお礼
- 件名:インターンシップ参加のお礼【〇〇大学・氏名】
- 件名:サマーインターンのお礼【〇〇大学・氏名】
3.宛名は正式名称を書く
メール本文の冒頭は、まずは宛名を書くことから始めます。宛名を書くときは、送信先の相手について、会社名→部署名→役職名→氏名→敬称(様)の順に明記しましょう。
会社名が「株式会社〇〇」の場合、「㈱〇〇」と書いたり、部署名や役職名を省略したりするのは失礼です。漢字間違いにも気をつけて、正式名称を書き記しましょう。
4.挨拶文の書き方
宛名を明記したら、次は挨拶文を書きます。挨拶文の例文は下記を参考にしてください。
- お世話になっております。〇月〇日開始のインターンシップに参加させて頂きました、〇〇大学〇〇学部の△△(名前)と申します。
- 平素より大変お世話になっております。貴社インターンシップでお世話になりました、〇〇大学〇〇学部の△△(名前)です。
冒頭で「お世話になっております」などの挨拶を述べたら、続けてあなたの名前を明記しましょう。
5.インターン参加への感謝の気持ちを書く
挨拶文を明記したら、本題であるインターン参加のお礼を伝えましょう。書くときは以下の4つの構成に従って書くと文面がうまくまとまります。
- インターン参加のお礼・感謝の言葉:この度はお忙しい中、インターンに参加させて頂きありがとうございました。
- インターンでのエピソード:一部ではありますが営業のお仕事を体験させて頂くなかで、プロとして妥協せずお客様の課題に向き合う社員の方々の姿勢が今でも印象に残っております。
- インターンシップを通じて得たこと:今回のインターンシップを通じて、仕事のおもしろさや厳しさを実感することができました。
- インターンの経験を今後に活かす言葉:インターンシップで学ばせて頂いた経験を活かして、今後ますます自己研鑽に励む所存です。
感動した気持ちや意気込みを全て伝えたい気持ちがあったとしてもエピソードはひとつに絞り、簡潔に書きましょう。長々とした文章は忙しい相手に失礼です。礼儀正しく丁寧に書くことで気持ちは十分伝わります。
インターンシップ参加後のお礼メールの文例集
つづいては、インターンシップ参加後に送るお礼メールの文例をご紹介します。
インターンシップ参加後に送るお礼メールの文例(1)
件名:インターンシップ参加のお礼【〇〇大学・△△(名前)】 株式会社〇〇〇〇 お世話になっております。 〇月〇日開始のインターンシップに参加させて頂きました、 この度はお忙しい中、貴重なご機会を与えてくださり、 改めてお礼を申し上げたくご連絡を差し上げた次第です。 〇〇業界を牽引する貴社のお仕事に興味を持つなか、 インターンでは実際の業務の難しさに苦戦する毎日でしたが、 〇〇様におかれましては仕事の進め方だけではなく、 貴社でのインターンシップで培った経験や学びを糧に、 この度はご指導ご鞭撻いただき、ありがとうございました。 取り急ぎ、インターンシップのお礼を申し上げます。 ==================== |
インターンシップ参加後に送るお礼メールの文例(2)
件名:インターンシップ参加のお礼【〇〇大学・名前】 株式会社〇〇〇〇 平素より大変お世話になっております。 貴社インターンシップでお世話になりました、 この度はお忙しい中、貴重な経験の場を設けて頂き、 インターンを通じて実際の業務に触れる中で、 また、〇〇様の仕事に対する考え方や 本当にありがとうございました。 取り急ぎ、感謝申し上げたくご連絡致しました。 ==================== |
書くときのポイント:文例の流れ・構成は以下の通りです。
- 宛名
- 挨拶文
- インターンシップへの感謝の言葉
- インターンシップでの出来事・エピソード
- インターンシップを通じて得たこと
- インターンの経験を今後に活かす言葉
- 改めてお礼の言葉
- 結びの挨拶
インターンシップ参加後に送るお礼メールを書くときは、インターンでのエピソードを簡潔にまとめて手短に伝えることを心掛けましょう。どれだけ感謝の気持ちを込めたとしても、長々としたメールは読みづらく、相手に迷惑をかけてしまいます。それぞれの構成について、一文で書き記すくらいの気持ちで書きましょう。