取引先や上司との打ち合わせが終わったら、お礼メールを送って感謝の気持ちを伝えましょう。忙しい中、あなたとの打ち合わせのために貴重な時間を使ってくれた相手に「気持ちが伝わる文章」を送ることが大切です。
ここでは、打ち合わせ後のお礼メールの書き方やマナーについてお伝えします。社外の取引先や、上司に宛てる場合の文例もご紹介するので参考にしてくださいね。
目次
打ち合わせのお礼メールの書き方・マナー
まずは打ち合わせのお礼メールの書き方や心がけておくべきマナーについてお伝えします。
1.打ち合わせのお礼メールは当日中に送ろう
お礼メールで感謝の気持ちを伝えるときは早めに送ると好印象です。翌日や数日経過してからお礼メールを送ると、伝わる気持ちが薄れてしまいます。取引先との打ち合わせが終わって帰社したらすぐにお礼メールを作成し、送信しましょう。
ただし、スピードを意識し過ぎて誤字や脱字があるまま送ってしまうとお礼どころか非礼になってしまうので要注意。礼儀正しく丁寧な文面になっているか確認してから送信しましょう。
2.件名は分かりやすく簡潔に書く
件名は、一目見ただけでメール本文の用件を理解できる、分かりやすいタイトルにするのが基本です。打ち合わせのお礼メールを送るときは以下の件名がおすすめです。
- 件名:打ち合わせのお礼【会社名・氏名】
- 件名:【〇〇プロジェクト】打ち合わせのお礼
「本日はありがとうございました」などのお礼文を件名に記しているメールをたまに見かけますが、これはNGです。必ず用件を簡潔にまとめた件名を送りましょう。
3.打ち合わせ時の内容を文面に添える
お客様ががっかりする代表的なお礼メールは、定型文のみで構成された文面が送られてくることです。この人は「誰に対しても同じメールを送っているんだな」とお客様は感じざるを得ません。
お礼メールには、打ち合わせ時に取引先からいただいた重要な話や、あなたの抱負・意気込みなどを、一文でもいいので書き添えましょう。それだけで文面を読んだ相手の印象がガラリと変わります。
打ち合わせのお礼メールの文例集
つづいては、打ち合わせのお礼メールの文例を紹介します。
1.打ち合わせのお礼メールの文例(社外・取引先)
件名:お打ち合わせのお礼【株式会社△△・△△(名前)】 株式会社〇〇〇〇 本日、〇〇についてのお打ち合わせをさせていただきました、 月末のお忙しい時期に貴重なお時間を頂き、 また、貴社の現状や経営課題について感銘直截にお話頂き、 私からのご提案内容に関しまして、 今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。 取り急ぎ、お打ち合わせのお礼を申し上げます。 ==================== |
2.打ち合わせのお礼メールの文例(社外・取引先)
件名:お打ち合わせのお礼 株式会社〇〇〇〇 平素より大変お世話になっております。 本日、〇〇の件で打ち合わせのお時間を頂戴しました、 ご多忙にもかかわらず貴重なお時間を頂き、 〇〇様からご指摘頂きました項目につきまして、 その他、ご不明な点やご質問など御座いましたら 可能な限り、〇〇様のご意向に沿えるよう鋭意努力致します。 引き続き何卒宜しくお願い申し上げます。 ==================== |
3.打ち合わせのお礼メールの文例(上司)
件名:お打ち合わせのお礼 〇〇課長 お疲れ様です。営業部の△△です。 本日はお忙しい中、〇〇プロジェクトの 〇〇課長からご指摘いただいた3つの項目に関しまして その他、修正点など御座いましたらご教示頂けましたら幸いです。 必ず〇〇プロジェクトを成功に導き、 取り急ぎ、打ち合わせのお礼を申し上げます。 ==================== |
書くときのポイント:文例の流れ・構成は下記のとおりです。
- 宛名
- 挨拶文
- 打ち合わせのお礼
- 不明な点・疑問点への配慮
- 相手に報いる感謝の言葉・意気込み
- 結びの挨拶
感謝の気持ちを伝えるためにも、お礼メールは礼儀正しい表現を心掛けて丁寧に書き記しましょう。打ち合わせの場での出来事を挙げてお礼を伝えたり、相手に対する意気込みを添えたりすることにより、温かみのある文面にまとまります。ただし、長々と書くのではなく、伝えたいことを整理してから簡潔に書くことが大切です。