取引先との仕事の打ち合わせや商談の都合が悪くなり、急遽、日程を調整してもらわないといけなくなったときは、アポイントの日時を変更してほしい旨の依頼と、お詫びの一文をすぐに送ります。こちらが希望する日程に合わせてくれた場合は、迷惑を掛けてしまったことに対して、改めてお詫びするとともに、相手の心遣いに感謝する言葉を添えて、お礼メールを送るのがマナーです。
ここでは、ビジネスの関係者に送る、日程調整のお礼メールの文例集をご紹介します。お礼メールを書くときに心がけておきたいマナーについてもお伝えするので、メールを作成するときの参考にしてくださいね。
目次
日程調整(ビジネス)のお礼メールの書き方・マナー
まずは、日程調整をしてくれた取引先や仕事関係者に送る、お礼メールの書き方やマナーについてお伝えします。配慮してくれた相手に感謝の気持ちが伝わるよう、目を通しておいてくださいね。
お詫びの言葉を添える
日程変更を依頼するということは、既に埋まっている相手の予定を調整してもらう必要があるということ。日程調整は、ビジネスの世界では非常に失礼なことであり、タブーのひとつです。
業務量が多くて、打ち合わせに必要な資料の作成が間に合わない、ほかの重要なアポイントと日時が重なってしまったなど、言い訳をしたりせず、スケジュール管理が至らなかった点を素直に詫びることが肝心です。反省の意を示し、同じ過ちを繰り返さないことを誓う一文を添えて、誠意を見せましょう。
感謝の気持ちを丁寧に書き記す
急なお願いにもかかわらず、快く受け入れ、柔軟に対応してくれた場合は、相手の心遣いに対して、感謝の気持ちを伝えましょう。お礼を述べる文章は長ったらしくならないよう、簡潔に書き記して、読みやすくすることも大切です。へりくだった表現を用いて自分の立場を低くし、相手に敬意を示しましょう。
調整後の日時を明記する
お礼メールには確認の意味を込めて、調整後の日時を明記しておくことが大切です。「ご調整いただきありがとうございました。当日は宜しくお願い致します」だけの文面だと、聞き間違いがあってもそのミスにお互いが気付かないまま当日を迎え、相手に迷惑をかけてしまう恐れがあります。文面には「それでは〇月〇日(〇)の〇時にお伺い致しますので」などと変更後の日時・曜日を書き記し、確認することを心がけましょう。
日程調整(ビジネス)のお礼メールの文例集
つづいては、日程調整をしてくれた相手に送るお礼メールの文例をご紹介します。
商談の日程調整のお礼メール文例
件名:日程調整のお礼 株式会社〇〇〇〇 平素より大変お世話になっております。 このたびは、急なご依頼にもかかわらず、 今後、ご無理を申し上げることのないよう ご変更いただいた〇月〇日(〇)〇時のアポイントでは、 メールにて失礼ではございますが、 ==================== |
相手の厚意に対して、感謝の気持ちを述べる:相手の配慮に対する感謝の気持ちは、メールの冒頭に書き添えましょう。まずはお詫びと御礼の言葉を述べてから、確認の意味も込めて、変更後の日程を明記します。末尾では改めて感謝とお詫びの言葉を書き記して、丁寧な文面にまとめることが大切です。
なお、訪問後にも改めてお礼メールを送るのが礼儀です。その際は「営業訪問後のお礼メール」を参考に文面を作成してくださいね。
打ち合わせの日程調整のお礼メール文例
件名:日程調整のお礼 株式会社〇〇〇〇 平素より大変お世話になっております。 このたびは、打ち合わせの日程について 日程をご変更いただいた〇月〇日(〇)〇時のお打ち合わせまでに、 メールにて失礼ではございますが、 ==================== |
日程調整して良かったと思える一文を:打ち合わせの日程を後ろにずらしてもらったときは、相手に迷惑をかけてしまったことを率直にお詫びし、次の約束日がより良い打ち合わせの場になることを述べて締めくくると好印象です。「良いご提案ができるよう」などと、迷惑をかけてしまった分、仕事でお返しすることを誓う一文を添えましょう。
なお、日程調整してもらった日の訪問日時が本日時点から10日以上空く場合は、訪問前日ごろに日時を再通知することが大切です。「アポイントの確認メール」を参考にメールを送りましょう。