贈り物をいただいたら、感謝の気持ちを込めてお礼を伝えましょう。礼儀正しい対応が、今後の関係をより良くしてくれます。
ただし、定型的な文面だけの味気ない文章だと、あなたの感謝の気持ちは十分に伝わらないので注意が必要です。
ここでは、贈り物のお礼メールの書き方やマナーについてお伝えします。文例も紹介するので参考にしてくださいね。
目次
贈り物(贈答品)のお礼メールの書き方・マナー
まずは、贈り物のお礼メールの書き方や、心がけておくべきマナーについてお伝えします。
贈り物へのお礼は「書状」が基本
親しい間柄の取引先にはメールを用いても構いませんが、相手によっては失礼な印象を与えてしまう場合があります。メールはあくまでも略式のため、目上の人には書状やハガキを用いるほうが好ましいでしょう。
時間が確保できないときは、取り急ぎメールでお礼を述べた後、改めて書状でお礼状を送ると、先方に礼儀正しい印象を与えます。お礼状を書くときは「贈り物のお礼状の書き方・文例集」を参考にしてくださいね。
お礼メールはすぐに送ろう
頂き物へのお礼は、感謝の意を伝えることと同時に、贈り物が無事に届いた報告も兼ねています。贈り物を受け取ったら、基本は当日中にメールを送るのがマナーです。お礼メールやお礼状を出すのが遅れそうなときは、まずは品物が到着した日のうちに先方に電話でお礼を伝えておき、その上で、改めてメールを送りましょう。
贈答品の感想は具体的に書く
形式に従って丁寧に書くことは大切ですが、それ以上に、相手に「贈ってよかった」と思ってもらえるよう、気に入った様子や喜びの気持ちを自分の言葉で書き添えることが大切です。長々と書く必要はありません。一文でも良いので、あなたの感謝の意を綴りましょう。
贈り物(贈答品)のお礼メールの文例集
つづいては、贈り物へのお礼メールの文例を紹介します。
贈り物のお礼メールの文例(お中元)
件名:お中元への御礼 株式会社〇〇〇〇 平素より大変お世話になっております。 この度は心のこもったお中元の品を頂戴し、 いつもながらのご厚意に深く感謝しております。 お送りいただいた九州名物のお菓子は 向暑の折、これから繁忙期を迎えますが、 今後ともお引き立てのほど、 ==================== |
贈り物のお礼メールの文例(お歳暮)
件名:お歳暮への御礼 株式会社〇〇〇〇 平素より大変お世話になっております。 この度は、けっこうなお歳暮のお品をお届けいただき、 常日頃、〇〇様にはご指導頂いている上に お送り頂いた〇〇県の名産品のお品は、 忘年会にて皆で賞味させて頂く予定が今から楽しみです。 メールにて恐縮ですが、取り急ぎお礼を申し上げます。 ==================== |
贈り物のお礼メールの文例(お返しを贈る場合)
件名:贈り物への御礼 株式会社〇〇〇〇 平素より大変お世話になっております。 この度はご丁寧なご挨拶に加え、 頂戴したお品は早速、社員一同で 名産地ならではの格別の品に感激しております。 ささやかではございますが、お礼の品をお送りいたしますので 〇〇様のいつもながらのお心づくしに応えるため、 メールにて恐縮ですが、取り急ぎお礼まで。 ==================== |
贈り物のお礼メールの文例(お土産)
件名:お土産の御礼 株式会社〇〇〇〇 平素より大変お世話になっております。 本日はご多用中にもかかわらず、弊社までご来社頂き、 〇〇様のお心遣いに感謝申し上げます。 お土産の和菓子は、社内のスタッフで美味しくいただきました。 いつも細やかなお気遣いをいただいておりますうえに、 また、お時間ございますときに 取り急ぎ社員一同を代表してお礼申し上げます。 ==================== |
書くときのポイント:文例の流れ・構成は下記のとおりです。
贈り物へのお礼メールを書くときは、礼儀をわきまえつつも、形式的・儀礼的な文面にならないよう注意しましょう。贈り物への具体的な感想を述べ、自分の言葉で素直に感謝の意を表し、温かみのある文面にまとめることを心掛けましょう。