病気や怪我で入院したときに、職場の同僚や上司がお見舞いに来てくれたり、親戚や知人からお見舞いの品を頂いたりしたら、感謝の気持ちを込めてお礼メールを送りましょう。お見舞いのお礼では、病状報告や、先方に心配・迷惑をかけたことへのお詫びの言葉も書き添えて、丁寧な文面にまとめるのが基本です。
ここでは、病気や怪我のお見舞いに来てくれた方々に送るお礼メールの文例集をご紹介します。お礼メールの書き方や心がけておきたいマナーについてもお伝えするので参考にしてくださいね。
目次
お見舞い(病気・怪我)のお礼メールの書き方・マナー
まずは、お見舞いへのお礼メールの書き方や、マナーについてお伝えします。回復を願い、お見舞いをしてくれる相手の思いやりに失礼な対応をしてしまうことのないよう、注意点など理解しておきましょう。
お礼メールを送るタイミング
お見舞いに来て頂いたり、お見舞いの品物を頂いたときは、お礼メールをなるべく早く送りましょう。できれば当日中に送るのが理想ですが、状態が思わしくないときは、無理にメールを送る必要はありません。体への負担がなくなり、体調が回復した頃に、お礼の気持ちを伝えましょう。
退院後は正式なお礼状を出すのがマナー
心配をしてくださった方々に対して感謝の気持ちを伝える場合、いくら心のこもった文章を送ったとしても、メールだけでは不十分です。一般的に、メールは略式。先方の気遣いに応えるためには、手紙に感謝の気持ちを書き記し、封書で送るのが正式なマナーです。
心配をかけた方や、お見舞いに訪れてくれた方には、退院後、すぐにお礼状を書きましょう。お礼の手紙を書くときは、退院祝いのお礼状の書き方を参考にしてくださいね。
前向きな表現を心がける
健康状態があまり思わしくない場合や、退院後も通院しなければならない場合、現時点で本復ではなくても、それをネガティブにとらえてお礼メールに書くのではなく、現実に即して希望が持てる表現ができないかを考えましょう。「退院後は定期的な通院が必要ですが、仕事については間もなく復帰することが可能です」などと前向きな表現を心がけることが大切です。
お見舞い(病気・怪我)のお礼メールの文例集
つづいては、病気や怪我で入院したときのお見舞いのお礼メールの文例集をご紹介します。相手別の文例をお伝えするので、参考にしてくださいね。
上司・職場の同僚へのお見舞いのお礼メール文例
件名:お見舞いへのお礼 〇〇課長 お疲れ様です。△△です。 この度は、お心のこもったお手紙とお見舞いの品を頂き、 私の病気療養で、〇〇課長をはじめ営業部の皆様には、 今月末には職場に復帰する予定でおりますので、 メールにて恐縮ですが、 営業部 △△ |
仕事の復帰予定日も明記する:退院後、仕事に復帰できる見通しが立っている場合、復帰予定日の報告も兼ねたお礼メールを送りましょう。仕事面であなたの業務をカバーし、安否を気遣ってくださる先方の心遣いに対して、感謝とお詫びを伝えるとともに、病状・治療の経過と復帰予定日の報告も書き添えるのが基本です。
取引先へのお見舞いのお礼メール文例
件名:お見舞いへのお礼 株式会社〇〇〇〇 平素よりお世話になっております。 過日は、お心のこもったお手紙とお見舞いの品を賜り、 お陰様で、大事には至らずにすみ、 なお、ご迷惑をおかけしておりましたが、 メールにて恐縮ですが、 ==================== |
体調が回復しつつある場合は、それが相手に分かる一文を:心配をかけた取引先にも、前向きな表現を用いて丁寧に書き添えることが大切です。「今はもう元気になっております」「今では〇〇もできるくらいに回復しました」など、復調に向かっていることがわかる一文を書くと、相手はより安心するでしょう。
知人へのお見舞いのお礼メール文例
件名:お見舞いへのお礼 〇〇 〇〇 様 △△です。 この度は、私の病気入院で、〇〇さんにご心配をおかけしてしまい、 病状につきましては幸いにして、大事には至らずにすみました。 まずは、退院のご通知とお見舞いのお礼を申し上げます。 ==================== |
お見舞いのお礼メールを構成する4つの要素:知人にお見舞いのお礼メールを出すときは、4つの要素を必ず明記します。それぞれ「心配・迷惑をかけたお詫び」「お見舞いへのお礼」「病状報告」「相手の健康を願う言葉」です。必要に応じて、退院後の抱負や決意なども書き添えます。