職場の上司や先輩に営業同行をしてもらったときは、お礼を伝えるのが社会人としてのマナーです。同行終了したタイミングで、直接、感謝の気持ちを伝えるのはもちろん大切なことですが、メールでも改めてお礼の言葉を送ることも忘れてはなりません。
ここでは、上司や先輩に営業同行してもらったときに送りたい、お礼メールの文例集をご紹介します。お礼メールを送るときに心がけておきたいマナーについてもお伝えするので、参考にしてくださいね。
目次
営業同行のお礼メールの書き方・マナー
まずは、営業同行のお礼メールの書き方やマナーについてお伝えします。上司の心遣いに配慮した温かみのある文面になるように、必ず読んでおきましょう。
お礼メールは当日中に送ろう
取引先や新規顧客との商談・打ち合わせなどに同行してもらったときは、お礼メールを必ず送りましょう。責任感の大きい仕事をたくさん抱えているにもかかわらず、部下の育成を優先してスケジュールを調整してくれた上司の心遣いに対し、感謝の気持ちを率直に伝えるのは社会人としてのマナーです。
お礼メールは営業同行してもらった当日中に送るのが基本。帰社後、すぐにメールを送ることを心がけましょう。社内でよく顔を合わせる場合、翌日だと遅いので気をつけましょう。
営業同行で学んだことをどう役立てるかを明示する
多忙な中、時間を割いて同行してくれたことに対して感謝の意を述べた後は、営業同行中に上司から学べたことを書き添えましょう。例えば、クライアントから必要な話を引き出すコミュニケーション能力や、心を掴む営業テクニックなど、上司が現場で発揮したビジネススキルのなかで、あなたが学んだことを思い返してみましょう。道中、教えてもらった仕事の取り組み方でも構いません。それを伝えると、上司も「部下の成長に役立ててよかった」と効果を実感できます。
また、学んだことを実際に習得するために、今後どのような取り組みをするのかを明記しておくと、あなた自身の営業力を高めるプロセスを整理できると同時に、仕事を前向きに取り組む姿勢が上司にも伝わります。上司からすれば、営業同行で得たことを生かして、有効に活用してくれることほど嬉しいものはありません。
営業同行のお礼メールの文例集
つづいては、営業同行のお礼を伝えるメールの文例集をご紹介します。メールの文例はもちろん、お礼メールを作成するときのポイントについても目を通しておいてくださいね。
営業同行のお礼メール文例(1)
件名:営業同行のお礼 〇〇課長 お疲れ様です。△△です。 本日はお忙しい中、株式会社〇〇〇様への営業に お客様のニーズを引き出すヒアリングの進め方や、 〇〇課長の本日の商談の進め方を参考にさせていただき、 本日は営業にご同行いただきありがとうございました。 ==================== |
丁寧にお礼の言葉を述べ、改善点を書き添える:メール文面の冒頭では、同行していただいたことへの感謝の言葉を書き記します。その次は、商談の場面や営業先に向かう道中で、上司から改善ポイントとして指摘されたことや、上司の見習うべき営業スキルについて書き添え、反省点と今後の改善策を明記することが大切です。簡潔かつ具体的に書くことを心がけましょう。
なお、営業同行してくれた上司に限らず、取引先にもお礼メールを送りましょう。書き方については「営業訪問後のお礼メール」を参考にしてくださいね。
営業同行のお礼メール文例(2)
件名:ご同行のお礼 〇〇部長 お疲れ様です。△△です。 本日はお忙しい中、株式会社〇〇〇様への営業に 〇〇部長に助けていただいたおかげで、 営業トークに関して、〇〇部長からご指摘いただきました、 一日でも早く営業部の数字に貢献できるよう、鋭意努力して参ります。 本日はご同行いただき、ありがとうございました。 ==================== |
同席した上司のポジションに好影響のある言葉で努力を誓う:同行してくれた上司が課長の場合は「家の数字に貢献する」「早く一人前になって営業数字に貢献する」などと伝え、他部署の上司なら「企画部とも連携した大きな仕事いただけるよう」といった表現を用いましょう。上司の心遣いへの恩返しを誓う言葉を添えると喜ばれます。