講演会やセミナーを務めてくれた講師の方には終了後、お礼メールを送って感謝の気持ちを伝えましょう。定型文だけの淡白な文面にならないよう、講演の感想や参加者の意見を添えて、温かみのある文面にまとめることが大切です。
ここでは、講師に講演のお礼メールを送るときの書き方やマナーについてお伝えします。講演会・セミナー後に送る文例も紹介するので参考にしてくださいね。
目次
講師に講演のお礼メールを送るときの書き方・マナー
まずは、講師に講演のお礼メールを送るときの書き方や、心がけておくべきマナーについてお伝えします。
お礼メールは略式であることを理解しよう
講師を務めてくれた相手にお礼の気持ちを伝えるとき、お礼状を送るのが正式なマナーです。メールはあくまでも略式のため、お礼メールだけで済ませるのは非礼であり、目上の人など相手によっては失礼な印象を与えかねません。
お礼メールを送った場合でも、改めてお礼状を出すことを心がけましょう。
件名の書き方
件名は、一目見ただけでメール本文に書かれている用件を理解できる、分かりやすいタイトルにするのがマナーです。下記の件名を参考にしてください。
- 件名:有給休暇取得のお礼
- 件名:有給休暇を頂いたお礼
ちなみに、件名に「ありがとうございました」などとお礼文を明記している人をたまに見かけますが、あまり好ましくありません。メールを開封せずとも用件が伝わるタイトルを書き記しましょう。
講師に講演のお礼メールを送るときの文例
つづいては、講師に講演のお礼メールを送るときの文例を紹介します。
セミナー講師のお礼メールを送るときの文例
件名:セミナー講師のお礼 株式会社〇〇〇〇 お世話になっております。 昨日はご多忙にもかかわらず おかげ様で、今回のセミナーも多くの方々にご参加いただき、 これもひとえに〇〇様のお力添えの賜物と 今後におきましても、 メールにて恐縮ではございますが、 ==================== |
講師に講演会のお礼メールを送るときの文例
件名:講演会・講師のお礼 株式会社〇〇〇〇 平素より大変お世話になっております。 さて、この度は弊社主催の〇〇講演会にて おかげ様で参加予定人数を上回る、 参加者の方々に講演会の感想を伺ったところ、 講演会を盛況裏に終えることができましたのも 今後におきましても、定期的に メールにて恐縮ではございますが、 ==================== |
書くときのポイント:文例の流れ・構成は下記の通りです。
- 宛名
- 挨拶文
- 講演・講師の御礼
- 講演に対する感想
- 引き続き協力を願う言葉
- 結びの挨拶
講師のお礼メールは礼儀正しく丁寧な文面にまとめるのが基本です。忙しい中、時間を割いてくれた先方の心遣いに感謝し、次回セミナーや講演会を開くときも協力をお願いする一文を明記してから締めくくりましょう。