会社説明会のお礼メールの文例集

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会社説明会後のお礼メールの文例集

就活では、会社説明会や職場見学、セミナーなど、企業が主催するイベントに参加する機会が多くなります。会社説明会は、事業内容や働く魅力、選考スケジュールなどを学生に対して丁寧に説明してもらえる貴重な機会。参加したあとは、人事担当者に対して、感謝の気持ちを伝えることが大切です。

ここでは、就活で会社説明会に参加した後に送るお礼メールの文例集をご紹介します。お礼メールの書き方や心がけておきたいマナーについてもお伝えするので、メールを作成する際の参考にしてくださいね。

会社説明会のお礼メールの書き方・マナー

まずは、会社説明会に参加した後に送る、お礼メールの書き方やマナーについてお伝えします。採用担当者に好印象を与えるお礼メールを送るためにも、是非一読しておいてくださいね。

会社説明会後のお礼メールは有利になる?

そもそも、会社説明会が終わった後に、人事担当者や採用担当者にお礼メールを送るメリットはあるのでしょうか。結論から先にお伝えすると、お礼メールは選考通過に有利に働きます。

では、なぜお礼メールが選考通過に有利に働くのでしょうか。その理由は、志望度の高さをアピールできるからです。毎年、企業が採用活動を行うときは、事前に、次年度の採用目標人数を決定します。当然、人事担当者の多くは「優秀な人材を採用したい」と考えるわけですが、そこだけを採用基準にして、優秀な学生ばかりに内定を出してしまうと、結果的に、ほとんどの学生が内定を辞退してしまい、採用目標人数を大幅に割ってしまった、というリスクが発生してしまいます。10人に内定を出したものの、入社承諾書にサインしてくれた学生は2人だけだった、という話も実在するくらいです。

内定を受けたからには入社を決意して欲しい、というのが企業の本音。多くの企業では「優秀な学生かどうか」だけではなく「自社への志望度が高い学生かどうか」も採用基準に取り入れることが一般的となっています。しかし、面接では、どの学生も「御社が第一志望」と答えるため、面接官もなかなか本心を見抜くことができず苦労しているのが実情です。

そのような中、会社説明会に参加した後や、面接などの選考試験後に、律儀にお礼メールを送ってくれる学生は、志望度の高さを理解できるため、非常にありがたい材料でもあるのです。お礼メールを送ったからといって、面接を必ず突破できるわけでも、内定獲得が保障されるわけでもありません。しかし、志望度が伝わると採用担当者の目にとまりやすくなり、プラスに働きます。そのため、会社説明会に参加したら、必ず感謝の気持ちをメールで伝えましょう。

会社説明会のお礼メールを出すタイミング

採用担当者は、就活シーズンは多忙なスケジュールで動いており、会社説明会や書類選考・面接などの採用活動を通じて、多くの学生に会っています。就活では、あなたの印象が薄れないうちに、お礼メールを早めに出し、印象に残すことが大切です。そのため、お礼メールは、会社説明会に参加した当日中に送ることを心がけましょう。

会社説明会のお礼メールの件名はわかりやすさを重視

メールの件名は、簡潔かつ具体的なタイトルにするのがビジネスマンの基本です。就活生であっても、ビジネスメールを使用する以上、読み手にとって親切な件名を送るのが鉄則。「本日はありがとうございました」「会社説明会に参加させていただきました」などの件名だと、本文で書かれている内容が件名から読み取ることができないのでNGです。

新卒採用の会社説明会の場合は、「〇月〇日会社説明会のお礼(大学名・学部名・氏名)」を基本形として、シンプルで分かりやすい件名にすることが大切です。大学名から氏名まで、署名も忘れずに書きましょう。

お礼メールの文面はシンプルな内容を心がける

お礼メールは選考に有利になることを上述しましたが、文面の書き方によってはマイナス評価になることがあるため、気をつけなければなりません。面接官が不快な思いをするお礼メールには、以下のような5つの特徴があります。

  • メールの文面が長ったらしい:多忙を極める採用担当者にとって、要領を得ない長文メールは、悪印象となってしまいます。メールは簡潔かつ丁寧に書き添えることを心がけましょう。
  • お礼メールで質問される:お礼メールで感謝の気持ちを伝えたあと、文面に、選考や企業に関する質問を明記する学生の方がいますが、これはNG。質問は、会社説明会や面接の場でおこなうのがマナーです。返信を促すような書き方をしないよう注意しましょう。
  • 誤字や脱字がある:メールの文面を作成し終えたら、誤字や脱字がないか、しっかりチェックしましょう。特に、採用担当者の企業名・部署名・氏名の書き間違いは、非常に失礼です。
  • アピールし過ぎる:お礼メールは感謝の気持ちを伝えることが目的。アピールする意識が強くなりすぎて、志望動機や自身の強み・長所を書く人もいますが、メールを受け取った採用担当者は「お礼ではなくアピールしたいんだな」と残念な気持ちになってしまいます。
  • テンプレをそのまま使用する:会社説明会のお礼メールは、インターネット上で様々なテンプレを探すことができます。そのまま流用できるようなテンプレは、当たり障りのない定型的な文章で構成されており、むしろ面接官に冷たい印象を与えてしまうため、逆効果です。お礼メールでは、相手に合ったオリジナルの文章を盛り込むことが大事です。

正しい書き方を心得たお礼メールを受け取った面接官は、学生に対して「律儀で礼儀正しい学生だな」という印象を持ちます。アピールはこれだけで十分。過度に自身を売り込んだ文面にならないように、感謝の意を示す言葉を中心とした、温かみのある文章にまとめることが大切です。

会社説明会のお礼メールの文例集

つづいては、会社説明会に参加した後に送る、お礼メールの文例集をご紹介します。文例のあとに押さえておきたいポイントも書いているので、確認しておいてくださいね。

会社説明会のお礼メールの文例(1)

件名:〇月〇日会社説明会のお礼(〇〇大学・〇〇学部・〇〇〇〇)

株式会社〇〇〇〇
人事部 人事課 
課長 〇〇 〇〇 様

本日、貴社の会社説明会に参加させていただきました、
〇〇大学〇〇学部の〇〇〇〇と申します。
このたびは貴重なお時間を頂戴し、誠にありがとうございます。

貴社の業務内容や企業理念について
詳しいお話を伺うことができ、非常に勉強になりました。

また、現場で活躍される社員の方々から、仕事のやりがいや、
働くうえで大変なことをお聞きすることができたので
営業職の仕事の難しさと、醍醐味の一端を理解できたように思います。

本日の会社説明会に参加したことで、
貴社への入社意欲がますます高まりました。

本日いただいた資料を熟読し、さらに貴社への理解を深めて参ります。
末筆ながら、説明会のお礼を申し上げますとともに、
貴社のご発展と皆様のご多幸をお祈り申し上げます。

====================
〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科4年
〇〇 〇〇(〇〇〇〇 〇〇〇〇※平仮名で読み仮名を書く)
E-mail :〇〇〇〇〇〇@〇〇.ne.jp
電話番号:〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇
携帯番号:〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇
====================

決められた順序に従って書くと面接官にも上手く伝わる:会社説明会のお礼メールでは、まず最初に「送付先」を書くのがルールです。感謝の気持ちを伝えたい相手の「会社名・部署(課)名・担当者名」を省略せず、正式名称で書き記しましょう。その次は「冒頭の挨拶」で大学名・学部・名前を名乗り、「会社説明会に参加させていただいたお礼」で感謝の言葉を簡潔に書き添えます。そこから先は「説明会の感想」「入社意欲がさらに高まったことを報告」「今後の就職活動への抱負」の順に述べ、「末筆ながら…」と結びの挨拶で締めくくったら、最後に署名を入れましょう。順序に従って書くことにより、率直に思いが伝わります。

会社説明会のお礼メールの文例(2)

件名:〇月〇日会社説明会のお礼(〇〇大学・〇〇学部・〇〇〇〇)

株式会社〇〇〇〇
人事部 〇〇 〇〇 様

〇〇大学〇〇学部の〇〇〇〇と申します。
本日は、貴社の説明会に参加させていただき、
誠にありがとうございます。

貴社の事業内容やビジョンについて具体的にお伺いすることができ、
大変有意義な時間を過ごすことができました。

また、社員の方々の活き活きとしたお姿を拝見し、
職場の雰囲気の良さを感じ取ることができたことから、
チームワーク力を尊重して成果を追求される
貴社の精神が浸透していることも理解できました。

本日の説明会に参加させていただいたことで、
貴社で働きたい思いがより一層強くなりました。

いただいた資料を熟読し、貴社への理解を深めていくとともに、
今後のご選考で自身の強みをしっかりお伝えできるよう
鋭意努力して参ります。

末筆ながら、貴社の益々のご発展と、皆様のご健勝を祈念しております。

====================
〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科3年
〇〇 〇〇(〇〇〇〇 〇〇〇〇※平仮名で読み仮名を書く)
E-mail :〇〇〇〇〇〇@〇〇.ne.jp
電話番号:〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇
携帯番号:〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇
====================

説明会の感想は、印象に残った点を書く:お礼メールには、会社説明会への参加を通じて、特に印象に残っているポイントやエピソードを書くことが大切です。感動したことや、新たに知識として得ることができた話など、あなたの素直な感想や意見を書き添えましょう。説明会全体のお礼だけだと、定型的な文面となり、淡白な印象を与えてしまうので要注意。

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