新入社員や中途採用として新しく入社し、職場の同僚に歓迎会を開いてもらったら、お礼メールを送って感謝の気持ちを伝えるのがマナーです。
ただし、お礼の言葉を書いてメールをただ送れば良いという訳ではありません。気持ちを込めたつもりでも、礼儀をわきまえた文章や構成になっていないと、むしろ相手に失礼な印象を与えてしまいます。
ここでは、歓迎会のお礼メールの書き方やマナーについてお伝えします。社内・上司・幹事に送る場合の3つの文例も紹介するので参考にしてくださいね。
目次
歓迎会のお礼メールの書き方・マナー
まずは歓迎会のお礼メールの書き方や、心がけておくべきマナーについてお伝えします。
1.お礼メールは翌朝までに送ろう
歓迎会に参加してくれた上司や先輩・同僚にはお礼メールを送って感謝の気持ちを伝えましょう。一日でも早く職場の雰囲気に慣れ、社員と打ち解けることを目的として、会を開いてくれているため、その気遣いに対してお礼を伝えるのはマナーです。
お礼メールは歓迎会の翌朝、業務開始時間前に送信しておくと好印象です。もちろん、顔を合わせた人には改めてお礼を直接伝えましょう。
2.歓迎会のお礼メールの件名の書き方
件名は、一目見ただけでメール本文の用件を理解できる、分かりやすいタイトルにするのが基本です。歓迎会のお礼メールを送るときは以下の件名がおすすめです。
- 件名:歓迎会のお礼
- 件名:歓迎会を開催して頂いたお礼
- 件名:歓迎会の幹事を務めて頂いたお礼
「昨日はありがとうございました」などの、メールを開封しないと用件が伝わらないような件名は好ましくありません。書くときは注意しましょう。
3.歓迎会での感想を述べる
定型的な文面のみのお礼メールだと、感謝の気持ちが伝わらないばかりか、かえって失礼な印象を与えてしまいます。歓迎会で上司や先輩から仕事の話を聞いたり、礼儀を教えてもらったり、アドバイスしてもらったりした言葉を思い出して、感謝の言葉を添えて簡潔に明記しましょう。
4.仕事の抱負・意気込みを添えて締めくくる
これから同じ目標に向かって一緒に仕事をするメンバーに対して、あなたのやる気を伝えて締めくくりましょう。熱意を持って取り組む姿勢や誠実さの伝わる言葉を添えると、参加者はあなたが入社して良かったと思うはずです。
歓迎会のお礼メールの文例集
つづいては、歓迎会のお礼メールの文例を紹介します。
歓迎会のお礼メールの文例(社内に宛てる場合)
件名:歓迎会のお礼 〇〇支店の皆様 お疲れ様です。営業部の△△です。 昨日は歓迎会を催していただき 〇〇課長をはじめ、支店の皆様が 一日でも早く業務に慣れるよう鋭意努力致しますので ==================== |
歓迎会のお礼メールの文例(上司に宛てる場合)
件名:歓迎会開催のお礼 〇〇部長 お疲れ様です。営業部の△△です。 昨日はお忙しい中、歓迎会を開いてくださり、 〇〇部長をはじめ、営業部の諸先輩方が 歓迎会の場で〇〇部長よりお言葉を頂戴しました、 今後ともご指導ご鞭撻の程、何卒宜しくお願い申し上げます。 取り急ぎ、歓迎会を催して頂いたお礼を申し上げます。 ==================== |
歓迎会のお礼メールの文例(幹事に宛てる場合)
件名:歓迎会の幹事を務めて頂いたお礼 〇〇主任 お疲れ様です。総務部の△△です。 昨日は大変お忙しい中、歓迎会の幹事を務めてくださり 温かく迎えて頂き、感謝の気持ちでいっぱいです。 歓迎会では〇〇主任のご配慮により、 また、〇〇課長をはじめ、先輩方から これから日々精進し、仕事でお返しができるよう努めて参ります。 今後とも宜しくお願い申し上げます。 ==================== |
書くときのポイント:文例の流れ・構成は下記のとおりです。
- 宛名
- 挨拶文
- 歓迎会開催へのお礼の言葉
- 歓迎会を楽しく過ごせた感謝の言葉
- 今後の抱負・意気込み
- 結びの挨拶
歓迎会の席で上司や先輩からもらった助言やアドバイスを文面に盛り込み、感謝の気持ちが伝わる、温かみのある文面にまとめることを心掛けると好印象です。末尾では仕事の抱負や意気込みを添え、やる気を伝えることも大切です。