企業や取引先に質問事項を問い合わせた結果、問題が解決したときは、お礼の気持ちをメールで伝えましょう。とはいうものの、「解決しました。ありがとうございます」といった形式的な文章だけを書いて送るのも、淡白な印象を与えてしまうため気をつけたいところです。
ここでは、問い合わせに対応してくれた際のお礼メールの文例集をご紹介します。お礼メールの書き方や心がけておきたいマナーについてもお伝えするので、参考にしてくださいね。
目次
問い合わせ対応へのお礼メールの書き方・マナー
まずは、問い合わせに対応してくれた方にお礼メールを送るときの書き方やマナーについてお伝えします。
件名の「Re:」は残す
問い合わせのメールを送った相手は、一日に数百通のメールを受け取っているかもしれません。都度、新規のメールを立ち上げてメールを返信すると、過去のやり取りや質問の履歴が確認しずらくなるので、問い合わせへの返信がきたら、そのまま件名に履歴(Re:)が残った状態で返信しましょう。
件名に「Re:」がついていれば、問い合わせなどの質問でやり取りした方だと一目で理解することができます。5回以上メールのやり取りを行なったときは、件名が「Re:Re:Re:Re:~~」となるので一回のみに書き換えるなど、見やすくなる工夫をすることも大切です。
今後のアクションについて明記する
迅速に対応してくれた相手の配慮に対して、「どうもありがとうございました」だけでは素っ気無い印象を持たれてしまいます。疑問を解消できたことにより、今後どのようなアクションが考えられるのか、簡潔に書き記しておくと、温かみのある文章になります。
例えば「ご回答頂いたお陰で、購入意欲が高まりました」、「社内で導入を検討するための材料が整いました。また結果についてご報告致します(今後の参考にさせていただきます)」などと記載しておくと、対応してくれた方はきっと「問題が解決して良かった」と嬉しい気持ちになれるでしょう。
問い合わせ対応へのお礼メールの文例集
つづいては、問い合わせや質問に対応してくれた方に、お礼をメールで伝える際の文例をご紹介します。
問い合わせへのお礼メール文例(基本)
件名:Re:ご質問に対するご回答 株式会社〇〇〇〇 お世話になっております。 この度は、急な問い合わせにもかかわらず 〇〇様からご教示いただいたおかげで、 特に、年間のコスト削減額については弊社でも関心を持っており、 またご相談をさせて頂く機会もあるかと存じますが、 今後ともお付き合いのほど、何卒宜しくお願い申し上げます。 ==================== |
相手の心遣いに対して感謝の気持ちが伝わるメールを送ろう:商品の購入を検討するうえで必要な情報を確認させてもらったときは、感謝の気持ちが伝わるよう丁寧な文面にまとめましょう。早々と回答をいただいたにもかかわらず、そのまま音信不通になったり、味気のない短文を送ったりすると、企業イメージに傷がついてしまうので要注意。今後、別の機会で関わることがあるかもしれません。末尾では、「今後とも~」と書き記しておくことが大切です。
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問い合わせへのお礼メール文例(就活)
件名:Re:新卒採用に関するご質問(〇〇大学・△△△△) 株式会社〇〇〇〇 お世話になります。 この度はお忙しい中、ご丁寧にご返信をいただき、 それでは、貴社ホームページで 今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。 ==================== |
書式に則って明記すると丁寧な印象を与えることができる:宛名は「会社名・部署名(課名)・氏名」を省略せずに正式名称で書き記します。メール本文の書き出しでは挨拶を述べ、自身の「大学名・氏名」を名乗ります。本題では問い合わせの回答に対するお礼の言葉を伝え、今後の募集を楽しみにしてる旨を述べましょう。本文の締めくくりとして「今後とも~」と書き添え、署名を入力して送ります。
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