取引条件の確認メールの文例集

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取引条件の確認メールの文例集

商品を購入するための取引条件を確認するときは、メールを活用するのが一般的です。しかし、確認事項がいくつもある場合、どのようにメールを作成するべきか迷ってしまいがちです。

確認メールはシンプルかつ分かりやすく作成しないと、メールを受け取った相手は内容を正確に理解することができないばかりか、誤解を与えたり、何度も無駄なやり取りが発生したりするため、注意しなくてはなりません。

ここでは、取引条件の確認メールの文例集をご紹介します。確認するときのメールの書き方やマナーについてもお伝えするので参考にしてくださいね。

取引条件の確認メールの書き方・マナー

件名は分かりやすく簡潔に明記する

件名には、メール本文で伝えたい用件を端的に伝える目的があります。取引条件を確認したいときの件名は以下のタイトルを参考にしてください。

  • 取引条件のご確認
  • 〇〇の取引条件に関するお問い合わせの件
  • 〇〇の取引条件に関するご相談

件名で注意したいのは、目的を示す「ご確認」や「ご相談」といった謙譲語。ビジネスでは取引の関係上、お金を支払って商品やサービスを購入する立場のほうが強くなる傾向があることから「取引条件の確認」「取引条件に関する相談」と明記する人もいますが、お願いする立場としてへりくだった表現を心がけることが大切です。

自社の検討状況を明記する

取引条件に関する問い合わせにも、さまざまなパターンがあります。よくあるのは以下の3つのケースです。

  • 新規取引を検討するために必要な条件を確認するケース
  • 契約を前向きに検討している段階で確認するケース
  • 既に取引のある相手先に条件を最確認するケース

先方に取引条件を確認する際、自社での検討状況がどの段階にあるのかを簡潔に明記しておくと、相手もそれに応じて返答しやすくなります。例えば、既に購入する意思が固まっている場合、「商品の購入を前向きに検討しております」と明記することにより、相手は納期についても詳細を書くことができるでしょうし、価格についても交渉できる可能性があります。

ただし、会社の方針により購入前に伝えられることと、そうではない項目もあると思います。そこは社内の方針に合わせた対応をしましょう。

確認事項が複数ある場合は箇条書きを用いる

ビジネスメールは相手に用件を伝えるのはもちろん、分かりやすく書くのもマナーです。長文のメールや、改行を用いないメッセージはビジネスでなくとも読みにくいものです。本文を作成するときは適度に改行を入れ、一文一文が長くなりすぎないようにまとめましょう。

また、問い合わせ項目が複数ある場合は箇条書きを用いると読みやすくなり親切です。慣れれば簡単なので、この後で紹介する文例を参考にして作成してみましょう。

取引条件の確認メールの文例集

1.取引条件の確認メールの文例

件名:取引条件のご確認

株式会社〇〇〇〇
営業部 〇〇 〇〇 様

いつも大変お世話になっております。
株式会社△△・総務部の△△と申します。

この度は、〇〇年度の商品カタログを
お送りいただき、誠にありがとうございます。

早速、社内で検討したところ、
次年度から「〇〇(商品名)」を取り扱わせていただく
運びとなりました。

つきましては、
具体的な取引条件を確認させて頂きたく存じます。
下記項目についてご回答よろしくお願いいたします。

【〇〇についてのご確認事項】
1.販売価格
2.お支払い方法
3.最低納品数
4.その他の取引条件

お忙しいところ大変恐縮ではございますが、
お返事をいただきますようお願い申し上げます。

====================
署名
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2.取引条件の確認メールの文例

件名:取引条件に関するご確認

株式会社〇〇〇〇
企画販売部 〇〇 〇〇 様

お世話になります。
株式会社△△・営業部の△△と申します。

この度は、新製品〇〇のパンフレットをご送付いただき
誠にありがとうございます。

早速、社内関係部署で検討したところ、
契約の条件次第では採用する運びとなりました。

つきましては、下記記載の項目を
ご確認致したく存じます。

〇〇のご確認事項
1.支払い条件
2.受注単価
3.最低受注数

お返事を頂き次第、改めて社内で検討致します。

別途、ご相談させて頂くこともあるかと存じますが、
まずは上記項目についてのご回答をお願い致します。

お忙しい中、お手数して大変恐縮ですが
何卒宜しくお願い申し上げます。

====================
署名
====================

取引条件を確認するときは箇条書きを活用しよう:会社にとって取引先との関係を有効に保つことは重要なことであり、取引の内容や条件も事業の内容に大きな影響を及ぼします。お互いに納得できる取引であるためにも条件は密に詰める必要があります。確認事項がたくさんある場合でも、箇条書きにまとめることにより、相手はあなたが聞きたいことを理解でき、契約後のトラブルを防ぐことにもつながります。

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