納品完了後、お客様から商品到着のお礼メールが届いたら、時間を空けずに返信しましょう。返信することによって相手とコミュニケーションを図ることができ、関係性を深めることができるため、非常に重要です。
ここでは、納品のお礼メールを返信する際の文例をご紹介します。返信メールの書き方やマナーについてもお伝えするので参考にしてくださいね。
目次
納品のお礼メールに返信するときの書き方・マナー
まずは納品のお礼メールに返信するときの文面の書き方やマナーについてお伝えします。ポイントは以下の6点です。
1.件名の冒頭に「Re:」をつけた状態で送ろう
件名は相手から送られてきたタイトルに手を加えず、そのまま返信しましょう。例えば、お客様から「納品のお礼」という件名で送られてきたときは「Re:納品のお礼」とします。
ビジネスメールは、用件が同じであれば件名を変えないのがマナー。メールボックスの「返信」ボタンを押せば自動的に「Re:」が挿入されるのでその状態で送りましょう。
2.宛名の書き方
メール本文の冒頭では、必ず宛名を明記しましょう。こちらもビジネスメールの基本マナーです。
オークションサイトやフリマアプリ等で物品を販売したときなど、落札者が個人の場合は「相手の氏名+様」もしくは「ID+様」の形とします。
購入者が企業担当者の場合は「会社名+部署名+役職名+氏名+様」の順に、正式名称を書くことが基本。部署名や役職名を省略せず、丁寧に書きましょう。
3.挨拶文は丁寧に
宛名を明記したら、次は挨拶文を書き記します。
メールの書き出しは「お世話になっております」を基本形として用いましょう。購入回数が多いお客様の場合は「いつも大変お世話になっております」を使用すると喜ばれます。
4.取引に関するお礼を述べる
挨拶文を明記した後は、今回の取引に対するお礼の言葉を伝えましょう。お礼メールへの返信では「挨拶文→取引のお礼」の流れはワンセット。
書き方は「改めまして、この度はお取引頂き、誠に有難うございます」「改めまして、この度は商品をご購入頂き有難うございます」などと簡潔に一文で明記しましょう。
注文を頂いたときのやり取りでも、上記した文面のメールを既に送っているかもしれません。しかし、商品発送→納品までに少し時間が空く為、改めて礼文を記載するのが礼儀です。
このような繰り返し同じお礼の言葉を明記する際は、「改めまして」や「重ね重ねとなりますが」などの言葉を冒頭に置くことにより、繰り返しのくどさを解消することが出来ます。
5.お礼メールへの感謝の言葉を伝える
今回のメールは、先方のお礼メールから始まっています。商品の販売会社として、相手の気遣いあるお礼メールに対し、感謝の言葉を伝えるのがマナー。
そもそも、商品の購入者が販売元に対してお礼のメールを送る必要は無いはずです。本来お礼のメールではなく「商品が納品されました」という到着の報告だけでも良いくらいです。
そんな相手の丁寧な対応に「ご丁寧にお気遣いのお言葉まで頂戴し、誠に有難うございます」と応えることが基本と心得ておきましょう。また、感謝の言葉の冒頭に「ご丁寧に」や「わざわざ」「お忙しい中」といった言葉をつけるとより丁寧な印象を与えることが出来ます。
6.次に繋げる結びの挨拶で締めくくる
結びの挨拶は「引き続きお引き立ての程、何卒宜しくお願い申し上げます」「引き続きご愛顧を賜りますようお願い申し上げます」などの言葉で締めくくりましょう。
その際に、自社商品に興味を示してくれている相手には「○○についての新商品を今後出品する予定です。ご機会が御座いましたら、ご覧になって頂きますよう宜しくお願い申し上げます」などとしつこくならない程度のアピールを盛り込んでおくのも良いでしょう。
納品のお礼メールに返信するときの文例集
つづいては、納品のお礼メールが届いたときに返信する際の文例を紹介します。個人宛と取引先に宛てる場合の2パターンをお伝えするので参考にしてくださいね。
納品のお礼に返信するときの文例(個人に宛てる場合)
件名:Re:商品到着のお礼 〇〇様 お世話になっております。 改めまして、この度は商品をご購入頂き有難うございます。 商品が無事到着して何よりです。 アウトドア関連の新商品につきましては 機会がございましたら是非ご覧ください。 引き続きご愛顧頂きますよう心よりお願い申し上げます。 ==================== |
納品のお礼に返信するときの文例(取引先に宛てる場合)
件名:Re:納品のお礼 株式会社〇〇〇〇 平素より大変お世話になっております。 改めまして、この度は商品をご購入頂き 商品「〇〇」に関するご質問やご不明な点など御座いましたら、 この度はご購入いただき有難うございました。 ==================== |
書くときのポイント:以下の流れで書くと文面が上手くまとまります。
- 宛名
- 挨拶文
- 取引に関するお礼
- お礼メールへの感謝の言葉
- 納品した商品についての感想・補足説明
- 結びの挨拶
定型的な文章だけで構成したメールにならないよう、商品についての感想や補足説明を一文書き添えることが大切です。事務的なメールの印象がガラッと変わり温かみのある文面になります。最後は今回の取引を振り返り、改めてお礼の言葉を明記して締めくくると自然な終わり方になります。