職場の同僚や取引先の担当者から産休の挨拶メールを受け取ったら、祝福のメッセージを送ると喜ばれます。
ただし、あまりカジュアルな書き方にならないよう礼儀正しく明記することが大切です。
ここでは、産休の挨拶への返信メールの書き方をお伝えします。文例もご紹介するので参考にしてくださいね。
目次
産休の挨拶への返信メールの書き方
まずは、産休の挨拶に返信する際のメールの書き方や心がけておくべきマナーについてお伝えします。ポイントは全部で7点あるので目を通しておきましょう。
1.件名は変えずにそのまま返信する
ビジネスメールは同じ用件に関するやり取りをする場合は、件名を変えずに返信するのがマナーです。この時、件名の冒頭に「Re:」が付いた状態にします。
例えば「産休のお知らせ」や「産休のご挨拶」という件名で相手から送られてきた時は「Re:産休のお知らせ」「Re:産休のご挨拶」で返信しましょう。
また返信の際、送られてきたメールの本文が引用されますが、こちらも削除せずそのまま返信して結構です。
2.宛名の書き方
返信メールでは本文を書き出す前に、宛名を記載しましょう。
宛名は送信先を間違えていないことを確認するためであり、相手への敬意を表す意味合いもあります。正式名称で明記することがマナーと心得ておきましょう。
相手が同じ社内の方の場合は「苗字+役職名」「苗字+さん」とし、取引先などの社外の人の場合は「会社名+部署名+役職名+氏名+敬称(様)」を明記します。
3.挨拶文の書き方
宛名を明記したあとは、挨拶文を書きましょう。挨拶文は、相手が職場の方だと「お疲れ様です」、社外の方の場合は「お世話になっております」を基本形とします。
4.ご懐妊のお祝いの言葉を明記する
新たな命が誕生することは素晴らしいこと。挨拶文の後は、相手が妊娠したことに対するお祝いの言葉を書き添えましょう。
「この度はおめでとうございます」「この度はご懐妊、本当におめでとうございます」などとストレートにお祝いの言葉を述べ、懐妊を祝福しましょう。
5.産休の挨拶メールを頂いた事への感謝の言葉
祝福する言葉を述べたあとは、相手が産休に入ることを知らせてくれたことに対してお礼の言葉を明記しましょう。謙虚な印象を与えることができます。
- 「この度はご丁寧にお知らせ頂き、誠に有難うございます」
- 「お忙しい中ご挨拶を賜り誠に恐縮です」
上記のような例文を用いて感謝の気持ちを伝えましょう。
6.相手の方を気遣うコメント
妊娠した女性はつわりがありますし、お腹が大きくなると動きづらくなります。食事はもちろん、お酒やたばこ等の嗜好品も制限されますし、病気にかからぬよういつにも増して健康に気を使う必要があります。メールには、そんな相手の方を気遣う言葉を盛り込みましょう。
- 「しばらくは大変かと存じますが、お体に気をつけて、どうかご自愛ください」
- 「大変な時期ですので体調を崩さぬよう、お気をつけてお過ごしください」
上記のように簡潔に一文で相手の健康面を気遣うメッセージを送りましょう。
7.安心して産休に入れるよう引継に関する前向きな言葉を記す
産休は数ヶ月〜1年程度の長期休暇となります。産休期間、通常は別の担当者に業務を引き継ぎますが、本人に余計な心配を与えないよう、安心感を得られる言葉を明記しておきましょう。
- 「業務につきましては〇〇さんと連携をとって進めるのでご安心ください」
- 「お休み中の取引につきましては、ご連絡頂いたとおり〇〇様とやり取りを行います」
つづいては、産休の挨拶への返信メールの文例を紹介していきます。
産休の挨拶への返信メールの文例
文例は相手が社内の方、取引先の方の場合の2パターンを紹介します。
産休の挨拶への返信メールの文例(社内の人に宛てる場合)
件名:Re:産休のご挨拶 〇〇さん お疲れ様です。 この度はご懐妊、本当におめでとうございます。 産休中の業務につきましてはご連絡いただいたとおり 大変な時期かと存じますが、体調を崩されませんよう、 また一緒にお仕事できる日を楽しみにしています。 ==================== |
産休の挨拶への返信メールの文例(取引先に宛てる場合)
件名:Re:産休のご挨拶 株式会社〇〇〇〇 いつも大変お世話になっております。 大変な時期にも関わらず、 産休中のやり取りに関しましては 暑い日が続きますが体調には呉々もお気をつけいただき、 取り急ぎ、お祝いを申し上げます。 ==================== |
書くときのポイント:返信する際の構成は以下の流れで作成すると上手くまとまります。
- 宛名
- 挨拶文
- ご懐妊のお祝いの言葉
- 挨拶メールへのお礼の言葉
- 引き継ぎに関すること
- 相手を気遣うコメント
- 結びの挨拶
返信の必要性ですが、短文でもいいのでお祝い事にはメッセージを送るのがマナー。同じ職場の方や取引先に限らず、なるべく返信するよう心掛けましょう。