プレゼントを贈った相手からお礼メールが届いたら、相手の心遣いに応えるためにも必ず返信しましょう。ですがどのような文章にまとめたら良いのか、贈り物を送った立場としては難しいところ。
ここでは、プレゼントのお礼メールに返信するときの文例をご紹介します。返信メールの書き方やマナーについてもお伝えするので参考にしてくださいね。
目次
プレゼントのお礼メールに返信するときの書き方・マナー
まずは返信するときの書き方や心がけておくべきマナーについてお伝えします。ポイントは全部で5点あるので確認しておきましょう。
1.件名は「Re:」をつけた状態で送ろう
返信する際、先方から送られてきた件名には手を加えず冒頭に「Re:」がついた状態で返信しましょう。例えば「プレゼントのお礼」「贈り物のお礼」などの件名で送られてきたときは「返信」ボタンを押すと「Re:」が自動挿入されて「Re: プレゼントのお礼」「Re: 贈り物のお礼」となります。このタイトルで件名は完成です。
ビジネスメールは同じ用件についてやり取りをする場合、件名は変えないのがマナー。また、返信する際のメール本文には、先方から送られてきた過去のメッセージが引用されますが、こちらも消す必要はありません。
2.宛名について
メール本文の冒頭には宛名を記しましょう。相手がプライベートの友人・知人の場合は「○○さん(君)」「○○様」と書きます。「苗字+敬称(君・さん・様)」の形としましょう。
また、職場の上司や先輩、後輩など会社関係の方に返信する場合は、相手が役職者であれば「苗字+役職名」とします。役職のない方に送る場合は「苗字+敬称(君・さん・様)」を明記しましょう。
取引先など社外の人に返信する場合は「会社名+部署名+役職名+氏名+敬称」を書きます。省略せずに正式名称で明記することが重要です。
3.お礼のメールに対する感謝の言葉を伝える
返信するときは、わざわざ「プレゼントのお礼メール」を送ってくれたことに対するお礼の言葉を明記するのがマナー。相手の心遣いに応えることが礼儀です。
書き方は「ご丁寧にお気遣いのお言葉を頂戴し、誠に有難うございます」「お忙しい中、お心遣いを賜り、誠に恐縮です」などと相手の気配りに対するお礼を、簡潔に一文で明記します。
このとき、文頭に「ご丁寧に」や「お忙しい中」という言葉を付け加えると、より丁寧に気持ちを伝えることが出来ます。
4.プレゼントの好みについて
プレゼントを贈り、それが相手の好みに合うものかどうかは分かりません。贈り物が装飾品やアクセサリーなど、好みの分かれるものの場合は、気配りある言葉を書き添えましょう。
「お気に召して頂けるか分かりませんが、用途がございましたら是非お試し下さい」などと相手を気遣えば、プレゼントが押し付けがましくなりません。また、プレゼントが食品やお酒の場合は「お口に合うか分かりませんが、宜しければ是非お召し上がり下さい」などと書き添えると良いでしょう。
5.返信不要の場合は最後に一文を添える
プレゼントを受け取った相手の方は、お礼メールへの返信が来ると「何か返信しなければいけない」という思いに駆られるはず。しかし、これ以上のやり取りは無用と判断した場合、メールのやり取りを終了させる一文を添えましょう。
先方への気遣いを考えて「返信はどうかお気になさらぬよう」「お忙しいと存じますので、このメールへの返信はお気遣いなさらぬようお願いします」などの言葉で締めくくりましょう。
プレゼントのお礼メールに返信するときの文例集
つづいては、プレゼントを贈った人からお礼メールを受け取ったあと、どのような返信メールを送るべきか文例について紹介します。
プレゼントのお礼メールへの返信の文例(友人に宛てる場合)
件名:Re:頂き物のお礼 〇〇さん こんにちは。 ご丁寧にお気遣いの言葉を頂戴し お送りしたワイン、お口に合うか分かりませんが、 ブルーチーズに合わせると 寒い日が続きますが体調を崩されることなくお過ごし下さい。 △△ △△(フルネーム) |
プレゼントのお礼メールへの返信の文例(上司に宛てる場合)
件名:Re:プレゼントのお礼 〇〇課長 お疲れ様です。 わざわざお気遣いのお言葉を頂き お贈りした食器、お気に召して頂けるか分かりませんが 季節の変わり目となりますが 返信はどうかお気遣いなさいませんよう、 ==================== |
書くときのポイント:会社関係の方へは宛名の後に「お疲れ様です」や「お世話になります」等の挨拶文を忘れずに記載しましょう。また、結びの挨拶は「相手の体調を気遣う文章」のあとに「返信不要の一文」の流れで記載すると自然な形でメールを締めくくることができます。