自身が主催したパーティーの参加者から後日、お礼のメールが届くことがあります。
相手の心遣いに対して、どのようなメールを返信すべきなのか迷ってしまう人も少なくないはずです。
ここでは、パーティーのお礼メールに返信するときの文例をご紹介します。返信メールの書き方やマナーについてもお伝えするので参考にしてくださいね。
目次
パーティーのお礼メールに返信するときの書き方・マナー
まずは返信メールの書き方や心がけておくべきマナーについてお伝えします。ポイントは以下の8点なので、目を通しておきましょう。
1.お礼メールには必ず返信しよう
パーティーの参加者から後日、招待のお礼メールが送られてきたら、返信するのが礼儀です。返信せずにそのままにすると、相手は失礼な印象を抱く可能性も。多忙の中、時間を割いて参加してくれた相手に対して感謝の言葉を伝えることは常識だと心得ておきましょう。
また、お礼メールを受け取った当日中に返信しましょう。時間を空け過ぎないことが基本でありマナーです。
2.件名は「Re:」をつけた状態で送ろう
同じ用件についてやり取りをする場合、件名は変えずにそのまま返信するのがビジネスメールの基本マナー。例えば、相手から「周年パーティーのお礼」という件名で送られてきたときは、「Re: 周年パーティーのお礼」とします。
メールボックスの返信ボタンを押すと、件名の冒頭に「Re:」が自動的に挿入されるので、手を加えずそのままにしておきましょう。また返信の際、これまでやり取りした本文も自動的に引用されますが、こちらも消さずにそのまま返信してOKです。
3.宛名は正式名称を明記する
返信メールを送るときは、相手の宛名を省略せずに正式名称で書きましょう。返信する相手が取引先など社外の人の場合は「会社名+部署名+役職名+氏名+敬称(様)」とします。
宛名は送り先が間違えていないかを確認する意味合いがあるため、忘れず明記しましょう。
4.挨拶文の書き方
宛名を明記したら、次は挨拶文です。メールの書き出しは「いつもお世話になっております」「平素より大変お世話になっております」といったビジネスシーンでよく使われる挨拶文を用いましょう。
5.パーティー参加のお礼を伝える
挨拶文の次は、相手がパーティーに参加してくれたことに対するお礼の言葉を明記しましょう。書くときは「この度はパーティーにご参加頂き、誠に有難うございます」と簡潔に一文で書き記す程度とします。長々しく書く必要はありません。
6.お礼メールを頂いたことに対する感謝の気持ちを述べる
パーティー参加のお礼の後には、先方がパーティーのお礼メールを送ってくれたことに対して、感謝を伝えましょう。
「お忙しい中お心遣いを賜り、誠に有難うございます」「ご丁寧にお気遣いのお言葉まで頂き誠に恐縮です」といった謙遜する姿勢が伝わる書き方を心がけましょう。
冒頭に「お忙しい中」「ご多忙中」「ご丁寧に」「わざわざ」などの言葉を加えるとより丁寧な印象を相手に与えることが出来ます。
7.会を振り返ってのコメントを述べる
メールにはパーティーを振り返ってのコメントも記載しましょう。
例えば「パーティーでは〇〇様をはじめとした業界トップクラスの方々にご参加頂き、嬉しい気持ちと共に身が引き締まる思いを感じました」「パーティーでは○○様から為になるお話を頂き非常に参考になりました」などと、会全体の感想やメールの送り主と会場で交わした会話を振り返りそちらについてコメントしましょう。
8.返信不要の一言
お礼メールの送り主がまめな性格の方の場合、返信メールに対して更に返信してくる可能性があります。そうなると「お礼メールの返信の返信の返信…」という内容の無いメールのやり取りを続けなければなりません。
従ってメールの最後には「返信にはどうかお気遣いなく」「返信はご無用です」といった一言を添えておきましょう。
パーティーのお礼メールに返信するときの文例
つづいては、パーティーのお礼メールを受け取った後に返信する際の文例を紹介します。
件名:Re:パーティーのお礼 株式会社〇〇〇〇 平素より大変お世話になっております。 先日は弊社の創業10周年パーティーへご参加頂き パーティーでは〇〇様をはじめとした当業界を代表する また会場では〇〇様から今後の業界の在り方について 末筆となりますが、今後とも変わらぬお付き合いの程、 返信はどうかお気遣いなく、宜しくお願い致します。 ==================== |
書くときのポイント:返信メールは以下の流れに沿って書くと上手くまとまります。
- 宛名
- 挨拶文
- パーティー参加のお礼
- お礼メールを頂いたことへの感謝の言葉
- パーティーを振り返っての感想
- 結びの挨拶
- 返信不要の一文
定型的な文章でまとめると素っ気ない印象を与えてしまいます。先方と会場で取り交した会話があれば、その内容についても触れておくと温かみのある文面になるので、一文だけでも添えておきましょう。