ここでは、講師の依頼があったときの返信メールの書き方を詳しくお伝えします。文面は簡潔にまとめるのが基本のため、あまり長ったらしく書く必要はありませんが、依頼者に「この方に頼んでよかった」と思われるような丁寧な文章での返信を心がけたいものです。
セミナー講師の依頼を引き受けるとき、断るときのそれぞれの返信メールの文例もご紹介するので、メールを作成するときの参考にしてくださいね。
目次
セミナー講師の依頼への返信メールの書き方・マナー
1.早めに返信するのが基本
講師の依頼をいただいたら、その日のうちに返信するのが基本です。依頼された日時が他の予定と重なっており、スケジュールを調整する場合でも、一旦、その旨を伝えておきましょう。セミナーや研修など、先方にも準備すべきことがたくさんあります。基本は当日中に、遅くてもメールを受け取ってから24時間以内に依頼を承諾する・断る・リスケ中であるなどの返事をしましょう。
2.意欲や抱負を述べる一文を明記するとGOOD
先方は、その道のスペシャリストであるあなたに講師を依頼しています。講演のテーマが新人教育の場合、依頼者はあなたに対して、新社会人にビジネスマナーや社会人として必要な考え方を隈なく伝えてくれ、受講者がそれらを習得すればきっと大きく成長するだろうと期待しているはずです。
依頼者のその気持ちに応えるためにも、依頼を引き受けるときは意欲的な一文を書き添えておくと喜ばれます。
3.依頼を断るときははっきりと
あなたから依頼を引き受けるかどうかの明確な返事が来ないことには、依頼者はほかの講師に依頼をかけることができません。相手にも都合があることを理解し、なるべく早めに、はっきりと返事することが大切です。
セミナー講師の依頼への返信メールの文例集
1.セミナー講師の依頼を承諾するときの返信メールの文例
件名:講師のご依頼の件 株式会社〇〇〇〇 平素より大変お世話になっております。 この度は、貴社の営業研修の講師のご依頼をいただき、 営業職の社員の方々を対象としたビジネスマナー研修とのことですので、 貴社の営業社員様への教育の一助になれるよう つきましては研修の詳細について、 ご都合の良い日程をお知らせくださいませ。 ==================== |
2.講師の依頼への断りの返信メールの文例
件名:講師のご依頼の件 株式会社〇〇〇〇 平素より大変お世話になっております。 この度は〇〇の講師のご依頼をいただき、 あいにく、その日は別の予定が入っており ご期待に沿うことができず誠に心苦しい限りではございますが、 取り急ぎ、講師ご依頼へのお返事を申し上げます。 ==================== |
返信メールは丁寧に書くことを心がける:講師の依頼を承諾する場合も、断る場合でも、丁寧に文章をまとめるのはマナー。特に、断るときは上から目線で書いたり、断りの言葉だけを書き記したりするとメールを受け取った相手に失礼な印象を与えてしまいます。まずは依頼してくれた相手に感謝の気持ちを伝え、断るときは「誠に残念ではございますが」「折角のお申し出ですが」という言葉を添えて、相手の心遣いに配慮のある文面にまとめましょう。