日頃お世話になっている職場の上司や取引先の担当者のお見舞いに行き、相手からその後、お礼のメールが届いたら返信するのが基本。返信メールには、怪我や病気で体調が優れない中、あなたを出迎えてくれたことに感謝し、改めて勇気付ける言葉を送りましょう。
ここでは、お見舞いのお礼メールを受け取ったときに返信する際の文例をご紹介します。書き方やマナーについてもお伝えするので参考にしてくださいね。
目次
お見舞いのお礼への返信メールの書き方
お礼メールへの返信では、先方の体調を気遣う一文を添えて温かみのある文面にまとめるのが基本。まずは、お見舞いのお礼への返信メールの書き方や心がけておきたいマナーについてお伝えします。
1.件名は「Re:」を残したまま返信する
見舞いに関するメールでも、返信するときの件名はビジネスメールの基本マナーに則って送ります。お礼メールの件名を変更したり修正したりせず、タイトルに手を加えずに件名の冒頭に「Re:」を残した状態で返信しましょう。
2.メールの書き出しの書き方
入院している相手が職場の上司や先輩の場合、挨拶文は「お疲れ様です」、取引先の方の場合は「お世話になっております」が基本。先方との関係性に応じて使い分けましょう。
3.「お邪魔しました〜」などの言葉を忘れずに
お見舞い先が病院であれ自宅であれ、返信メールには、迎えてくれた相手の心遣いに感謝の気持ちを込めた一文を添えましょう。「療養中にもかかわらずお時間をいただきありがとございました」などと明記します。先方は、怪我や病気の休養の身。あなたを出迎えてくれた配慮に対して、誠意を伝えるのがマナーと心得ておきましょう。
4.元気づける温かみのあるメッセージを送ろう
快方に向かっているなら、返信メールには安堵する様子を伝える一文を添えて、励ますメッセージを送りましょう。「いつもの元気な〇〇様のお姿をお目にかかることができて安心しました」などの言葉は相手を元気づけ、ポジティブな気持ちにさせてくれます。
相手が重篤の場合は「〇〇様のお顔を見ることが出来て(お話ができて)良かったです」程度に留め、心配させたり負担をかけたりするような言葉は差し控えましょう。
5.相手を気遣う言葉も忘れずに
いくら元気な様子を見ることができたといっても、相手はまだ患者です。完治している訳ではありません。末尾では「ご無理はなさらず安静にしてください」などと相手を気遣う言葉を盛り込みましょう。
このとき「早く元気になって下さい」という言い方はプレッシャーを与えるのでNGです。完治に向けて治療に専念できるような気配りをもちましょう。
お見舞いのお礼への返信メールの文例
つづいては、お見舞いのお礼メールを受け取ったときに返信する際の文例を紹介します。
︎返信メールの文例(上司に宛てる場合)
件名:Re:お見舞いのお礼 〇〇部長 お疲れ様です。 昨日は休養中、お邪魔致しました。 急な入院ということで心配しておりましたが、 快方に向かっているとはいえ、油断は禁物です。 業務に関しては、わたくしと△△で分担して対応しておりますので、 復帰される日を楽しみにお待ちしております。 ==================== |
返信メールの文例(取引先に宛てる場合)
件名:Re:お見舞いのお礼 株式会社〇〇〇〇 いつも大変お世話になっております。 先日は休養中にもかかわらず また、ご丁寧にお心遣いのメールまで頂戴し 〇〇様の元気そうなお姿をお目にかかることができて 〇〇様の職場復帰を心待ちにしております。 ==================== |
書くときのポイント:お見舞いのお礼への返信メールの構成は以下のとおりです。
- 宛名
- 書き出しの挨拶(お世話になっております、お疲れ様です)
- 心遣いのお礼の言葉
- お礼メールへの謙遜する言葉
- 安堵した様子(病状が思わしくない場合は省略)
- 相手の体調を気遣う言葉
お見舞いに伺うことができるということは、相手の病状は比較的良好である場合が多いといえます。文面は先方を気遣う温かみのある表現を用いるよう心掛けて下さい。職場の上司が入院している場合は、「治療中は仕事の事は忘れて下さい」といった、安心させる一言を盛り込むことにより、幾らか気を休めてもらうことができる筈です。お見舞いのメッセージは、相手を元気付け、安心させるポジティブな内容にまとめましょう。