年末の挨拶への返信メールの文例

年末の挨拶は「一年のご愛顧に感謝し、来たる年もよろしく」との意味合いで、本来は直接顔を合わせて伝えるのが基本ですが、近年は会えない人にメールで年末の挨拶をする人が増えています。出来ればこちらから先に送って挨拶を済ませたいのですが、取引先から先に「良いお年をお迎えください」と年末の挨拶メールが来たら、返信に困ってしまうものです。

ここでは、年末の挨拶への返信メールの書き方やマナーについてお伝えします。文例も紹介するので参考にしてくださいね。

年末の挨拶への返信メールの書き方・マナー

年末の挨拶メールにはお世話になったお礼を伝えるとともに、営業日の連絡（年末年始の休日連絡）も明記しましょう。年末年始でも会社によっては休みがなく出勤している場合もあるため、営業日は正確に伝えておかないとトラブルに発展する可能性があります。感謝の気持ちを伝えた後、末尾に箇条書きではっきり明記しておきましょう。

感謝の気持ちを伝えよう

先に年末の挨拶メールを受け取ったら、なんて返信しようか悩みますね。ですが年末の挨拶は、先方から送られてくる内容とほぼ同じ文面でも問題ありません。

「今年もご愛顧いただき誠にありがとうございました」「来年も変わらぬご愛顧を賜りますよう」「どうぞよいお年をお迎えください」など、定型的なメールを送るのが基本です。文章の冒頭に「こちらこそ」や「〇〇様におかれましても」を書き添えて、「こちらこそ大変お世話になりました」「〇〇様におかれましても、どうぞ良いお年をお迎えくださいませ」などと感謝の意を示しましょう。

年末の挨拶への返信は遅くても当日中に送ろう

年末は何処の会社も慌ただしくしています。先方から先に年末の挨拶メールが届いていたのに気付いて早速返信しようと思ったら、すでに本年度最終日の時間外だった、なんてことになると、返信メールを読んでもらえるのは年明けになってしまいます。

本来なら年末の挨拶メールをこちらから送るべき相手なのにメールを先に受け取り、更に返信のタイミングが年内の業務時間を過ぎていたとなると非常に不格好です。メールを受け取ったら後回しにせず、早めの返信を心がけましょう。

もしも返信が遅れて本年度の営業時間を過ぎてしまっていたら、敢えて返信はせず、代わりに年始の朝一に「旧年中のご愛顧に感謝し、本年もよろしくお願い申し上げます」の年始の挨拶メールを送りましょう。その際、年末のご挨拶が出来なかったことを詫びる一文を添えておくと良いでしょう。

年末の挨拶への返信メールの文例

本来なら年末の挨拶を先に送るべき相手から挨拶メールを受け取ると出遅れた感じがしてしまいますが、焦って返信する必要はありません。今年一年お世話になった感謝の気持ちを簡潔に書き記して、温かみのある文面にまとめることが大切です。つづいては、年末のご挨拶に返信する際のメールの文例をご紹介します。

年末のご挨拶への返信メールの文例（１）

返信はなるべく早めに送ろう：取引先としてだけでは無く、親しい間柄の担当者に返信する際の挨拶文であれば、少し砕けた感じでも良いでしょう。定型的な挨拶文の流れを覚えておくと、毎年やってくる年末にスピーディーに対応することができます。年末の挨拶メールはできれば先に送っておきたいものですが、相手に先を越されたら、すぐに返信することが基本です。

年末のご挨拶メールへの返信メールの文例（２）

伝え漏れのないよう通知事項は漏れなく明記する：年末の挨拶への返信は、お世話になった感謝の気持ちを丁寧に伝えるのはもちろん、休暇日も忘れず伝えておきましょう。相手が目上の人の場合はカジュアルな文面にならないよう注意しなくてはなりません。礼儀正しく丁寧な言葉を選んで一年を締めくくることが大切です。