失態とは、失敗して面目を失うことや顔向けできないような恥ずかしい行為をしてしまったことを指します。
「取引先の前で大失態を演じてしまった」「忘年会でお酒に酔ってしまい、上司に暴言を吐いてしまった」など、トラブルを引き起こしてしまうこともあるでしょう。このような失態を犯してしまった際にどのように対処すればいいのでしょうか。
今回は、お詫びのメールの文例についてご紹介します。謝罪メールの書き方やマナーについてもお伝えするので参考にしてくださいね。
目次
失態のお詫びメールの書き方・マナー
1.速やかにお詫びをする
相手に迷惑をかけてしまったり、失敗をしてしまったりしたときは、速やかに謝罪するのは基本です。「失敗」ならいざしらず、「失態」というレベルのしくじりを働いてしまった場合は、なおさら事後対応が大切です。日中の出来事であれば直接出向いて謝罪する、飲み会での失態の場合は、深夜から朝一の時間に、まずはお詫びメールを入れておき、改めて翌日謝罪することが求められます。迷惑をかけたら速やかに謝る、これはビジネスのみならず、コミュニケーションの基本といえるでしょう。
2.メール本文の冒頭にお詫びの言葉を持ってくる
受け取ったメールを開いたときに、一番最初に目が行くのは書き出しの部分。内容によってはメールで伝えたい大事なことを後に持ってくるという書き方もありますが、謝罪のメールの場合はお詫びの言葉を冒頭に持ってきます。一番伝えたい用件を初めに記すことにより、誠意が一層伝わります。
3.言い訳をしない
弁明したいことがあっても、失態を犯してしまった理由をダラダラと書き連ねることはやめましょう。とかく、失態を犯してしまったひとは言い訳がましくなる傾向があります。しかし、それは逆効果となることを心得ておきましょう。
どうしても理由を述べたいときでも、簡潔に一文程度で書くに留めておきましょう。また、相手方にも失態の原因があったとしても、お詫びメールの文面でそれを指摘するのはやめておきましょう。お詫びメールのはずが、相手をさらに怒らせてしまうことになります。
4.失態のお詫びのメールに使えるフレーズ
失態のお詫びに使えるフレーズには下記のようなものがあります。
- 多大なご迷惑をおかけしてしまい、心からお詫び申し上げます。
- 度重なる非礼、誠に申し訳ございません。
- この度の件に関しましては、まったくもって申し開きのしようがありません。
- 非礼この上ないこと、心よりお詫び申し上げます。
- とんだ失態を演じてしまい、誠にお恥ずかしい限りです。
文面ではこれらのフレーズを用いて誠心誠意謝罪しましょう。
失態へのお詫びメールの文例
つづいては、失態へのお詫びメールの文例をご紹介します。
1.失態へのお詫びメールの文例
件名:不手際のお詫び 株式会社〇〇〇〇 平素より大変お世話になっております。 昨日は私の不手際により、多大なご迷惑をおかけしましたこと、 念入りに確認していれば、防げた事態であり、 今後は二度このようなことがないよう、 今後ともご指導ご鞭撻を賜りますよう、 取り急ぎ、昨日のお詫びを申し上げます。 ==================== |
2.失態へのお詫びメールの文例
件名:遅刻のお詫び 株式会社〇〇〇〇 平素より大変お世話になっております。 この度は、多大なご迷惑をおかけしてしまい、 時間の取違えにより、大変長い間お待たせしてしまい 社会人としての自覚のなさを反省することしきりです。 今後ともご指導ご鞭撻を賜りますよう、切にお願い申し上げます。 ==================== |
3.忘年会での失態へのお詫びメールの文例
件名:失態のお詫び 〇〇店 先日は度重なる失礼、申し訳ございませんでした。 貴店において飲酒酩酊のあげく、器物を破損したうえに、 酒の席とはいえ、節度をわきまえた行動ができず 今後は自戒につとめ、社会人としての常識を疑われるような 後日、改めてお詫びに伺いますが、 ==================== |
誠意の伝わる丁寧な文面を心がけよう:メールでのコミュニケーションは難しいものです。お詫びメールで誠意を伝えるのは特に文面に気をつけなければなりません。対人関係にトラブルは尽きもの。しかし、過ちを犯してしまったら反省する・お詫びをする、これにより、対人関係の悪化をくい止めることができます。失態を犯したときに誠意を込めて謝ることはコミュニケーションスキルにとって不可欠なことであり、自身のためでもあるのです。