社会人になると、設立記念パーティや新製品の発表に関連するパーティなど、なにかとお祝いごとに招待される機会が増えます。ビジネスを円滑に進めるためにも、時間の許す限り出席したいところですが、急な仕事が入ったり、繁忙期となれば、なかなかそうもいかないものです。
招待されたのに出席できない場合は欠席のお詫びを入れる必要があります。今回はパーティに欠席する際のお詫びメールの文例についてお伝えします。謝罪メールの書き方やマナーについても解説するので参考にしてくださいね。
目次
パーティ欠席のお詫びメールの書き方・マナー
まずは、お詫びメールの書き方や、心がけておきたいマナーについてお伝えします。
冒頭でお祝いの言葉とお礼を伝える
パーティという華やかな場に招待されたこと自体、光栄なことです。お祝いの席に招いていただいた場合、お詫びメールでは欠席の返事を伝える前に、まずは、パーティの内容にふれ、「この度はおめでとうございます」の言葉と、招待していただいたことに対する感謝の気持ちを伝えましょう。これは欠席のお詫びよりも大事な意味を持ちます。
出席できないことが残念であることを伝える
出席できない旨を事務的に伝えるのは招待してくれた相手に失礼です。出席できず残念であることが伝わる表現を用いるのがマナー。この際、「出席できません」ではなく「社用により臨席かないません」のような表現を用いるのが一般的です。欠席の詳しい理由を伝える必要はありません。出張や社用など、違和感のない理由を簡潔に述べましょう。
お祝いの品を贈る場合はその旨を書き添える
パーティには多くの人の出入りが予想されます。また、主催者に対して多くの贈り物があることも考えられます。
お詫びメールの末尾で贈り物を送付した旨を伝えておくことにより、スムーズに受け渡しが行われるだけではなく、あなたからもらったことがはっきりと記録されることになります。
パーティ欠席のお詫びのメールに使えるフレーズ
パーティ欠席のお詫びのメールに使えるフレーズには下記のものがあります。
- ぜひお伺いしてご挨拶申し上げたいところながら、社用により出席かないません
- お祝いを申し上げたかったのですが、あいにく出張と重なってしまい、臨席かなわない状況です
- せっかくのご厚志にお応えできず本当に申し訳ございません
欠席する際は、丁寧な言葉を用いてお詫びすることが基本です。
パーティ欠席のお詫びメールの文例
つづいては、パーティ欠席にお詫びメールの文例をご紹介します。
1.パーティ欠席のお詫びメールの文例(設立記念)
件名:設立記念パーティ欠席のお詫び 株式会社〇〇〇〇 平素より大変お世話になっております。 この度は、設立○周年をお迎えになられたとのこと、 また、設立記念パーティにご招待いただき 当日はお伺いの上、お祝いを申しあげたかったのですが、 つきましては、ささやかではございますが、 貴社のますますのご発展をお祈りいたします。 お祝いかたがた、欠席のお詫びとさせていただきます。 ==================== |
2.パーティ欠席のお詫びメールの文例(竣工パーティ)
件名:竣工パーティ欠席のお詫び 株式会社〇〇〇〇 平素より大変お世話になっております。 この度は、貴社〇〇工場のご竣工、 また、落成記念パーティにご招待いただき、 当日は直接お会いし、お祝いを申し上げたいところですが、 せっかくのご厚志にお応えできず なお、気持ちばかりのお祝いとして、 ご盛会を心よりお祈り申し上げますとともに、 ==================== |
メールは「お祝い+お礼+欠席のお詫び」の3ステップで:パーティにはできることなら参加して、お祝いやご招待していただいたことへの感謝の気持ちを伝えたいものです。しかし、仕事をしている以上、そう、いつも行けるとは限りません。また、招待されても行きたくないという場合もあるのではないでしょうか。
仮に、そのような場合でもビジネスの関係上、欠席に関するお詫びのメールを送ることは大切です。パーティに呼ばれたのに出席できない、あるいは行きたくない場合は、まずお祝いの言葉、招待されたことへのお礼の言葉、そして、出席できないことへのお詫びの言葉を書きます。また、必要があれば花などのお祝いの品物を贈るとよいでしょう。もちろん、その旨を記載することを忘れないでください。