ビジネスメールは形式に従って書くことが基本です。感謝の気持ちを伝えたい場合でも、気持ちを込めてさえいれば、自由に文章を書いてもいいという訳ではありません。
件名も同様に、マナーに則って書くことが重要です。
ここでは、お礼メールの件名の書き方をお伝えします。上司・社内・社外(取引先)・就活のそれぞれの場面で使用する件名の例文も紹介するので参考にしてくださいね。
目次
お礼メールの件名を書くときの3つのポイント
まずは、お礼メールの件名を作成するときの書き方や、心がけておくべきマナーについてお伝えします。
件名はわかりやすいタイトルにする
件名の役目は、メールを開かなくても、相手におおよその用件がわかるようにすることです。お礼メールの件名について、例えば「先日はありがとうございました」や「お世話になりました」と記されたタイトルを見かけることがありますが、これでは相手に用件が伝わりません。件名は「お食事のお礼」や「〇月〇日ご面談のお礼」などと具体的かつ簡潔に記すことが基本です。
相手の目に留まる工夫をする
また、初めてメールを送る相手には、件名に会社名と氏名を書き記すことも重要です。多忙な方だと1日に数十通のメールを受け取りますが、そのような方はメールを受信する度に開封している訳ではなく、今すぐ確認が必要なメールだけ見ています。お礼メールが読まれないまま他のメールに埋もれてしまわないよう、例えば「セミナー参加のお礼【会社名・名前】」と記すなど、件名から用件が伝わるよう工夫することを心がけましょう。
お礼メールは他の用件と混同しないのが基本
ビジネスメールの特性上、複数の用件をひとつのメールに書き記すと、読みづらくなってしまいがちです。また、お礼メールは相手に対する感謝の気持ちを伝えるためのもの。仕事に関する報告や質問事項と併せて書いてしまうと、相手に伝わる感謝の気持ちも薄れてしまいます。
件名の書き方も「打ち合わせのお礼と〇〇に関する進捗のご報告」などと複雑で分かりにくくなることから、基本、お礼メールは他の用件を書かずに単独で送りましょう。
お礼メールの件名の書き方
つづいては、お礼メールの件名の書き方を紹介します。相手別・シチュエーション別の件名の例文をお伝えするので参考にしてください。
上司・社内に送るお礼メールの件名の記載例
まずは上司や社内に宛てる場合の件名の書き方をご紹介します。下記一覧の左側の項目が、あなたがお礼メールを送るときのシチュエーションを書いており、つづいて件名の記載例を記しています。お礼メールの文例や、その他の注意点についても確認しておきたい方は、右側のリンクをご確認ください。
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取引先に送るお礼メールの件名の記載例
つづいては、取引先など社外に宛てるときの件名の記載例を紹介します。上司に送るお礼メールの件名の記載例と同様に明記しています。
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就活で送るお礼メールの件名の記載例
さいごに、大学生が就職活動で企業に送るときのお礼メールの件名を紹介します。
- 会社説明会参加後:〇月〇日会社説明会のお礼【〇〇大学・△△】
⇒会社説明会のお礼メールの文例集 - インターン参加後:インターンシップ参加のお礼【〇〇大学・△△】
⇒インターンのお礼メールの文例集 - 見学会参加後:工場見学会参加のお礼(〇〇大学〇〇学部・△△)
⇒工場見学のお礼メールの文例集 - 面接後:〇月〇日面接のお礼(〇〇大学〇〇学部・△△)
⇒面接のお礼メールの文例集 - OB面談後:OB訪問のお礼
⇒OB訪問のお礼メールの文例集 - 内定受領後:内定のお礼(〇〇大学〇〇学部・△△)
⇒内定のお礼メールの文例集
不特定多数の人が参加する就活の場では、面接官や人事担当者が件名を見てあなたからのお礼メールだと分かるよう、大学名や学部名・日付を明記するといった工夫をすることが大切です。
ちなみに、ここでご紹介した件名のうち、あなたが探しているタイトルが見つからないときは「お礼メールの書き方・文例」をご覧ください。