工場見学のお礼メールの文例集

技術職の採用を予定している企業のなかには、就活生に職場の雰囲気を理解してもらうため、就活の選考フローの一環で、運営している工場を見学させて頂ける場合があります。工場見学実施後は、普段、見ることのできない現場に招いて頂いたことに対して、感謝の気持ちを伝えることが大切です。

ここでは、工場見学のお礼メールの文例集をご紹介します。人事の採用担当者や社員の方々の印象に残るよう、お礼メールの書き方や、マナーについてもお伝えするので参考にしてくださいね。

工場見学のお礼メールの書き方・マナー

まずは、工場見学のお礼メールを書くときに押さえておきたいマナーや基本についてお伝えします。

工場見学のお礼メールは必要

工場見学は、企業が就活生を対象として参加を募るもの。招いて頂いたときは、多忙な中、時間を割いてくれた人事担当者や社員の方々にお礼を伝えることは「社会人として当たり前」だと心得ておきましょう。お礼メールを送ることによって、採用に有利になるかどうかの損得を考えるよりも前に、そもそも基本的なビジネスマナーです。

しかしながら、多くの学生は工場見学のあと、お礼メールを送りません。なぜなら、メールを送っても「書類選考や面接に直接的な影響をもたらすことは殆どない」や、「慣れないビジネスメールを送るのは面倒だ」と考えるからです。ですが実は、面接官はどの学生がお礼メールを送ってきたのか、細かくチェックしています。その理由は、律儀にお礼メールを送る学生は「当社への志望度が高い」ことを判断する材料になるからです。

もちろん、工場見学に対する感謝の気持ちを伝えることが一番の目的ですが、自身をアピールするためのひとつの武器にもなるため、帰宅後、お礼メールは必ず送りましょう。

件名は分かりやすくシンプルに書く

件名とは、メールのタイトルを端的に表す表題のこと。件名を読んだだけで、本文に書かれていることをある程度推測できるタイトルにするのがマナーです。よくある悪い例は、件名を「ありがとうございました」「お世話になりました」などと書くケース。これではメールを開けないと、用件が理解できません。

件名を書くときのオススメは「〇月〇日工場見学のお礼（学校名・学部名・氏名）」の形。これだと「いつ・誰が・何の目的」でメールを送ってきたのかが一目瞭然です。工場見学は就活生の都合を考慮し、数日に分けて実施される可能性が高いため、冒頭に日付を書いておくほうが親切でしょう。

お礼メールの宛先は人事担当者が基本

工場見学では、会社説明会を兼ねることも少なくありません。基本的に、工場の案内や説明会は人事部の方々が担当しますが、企業側の配慮で、現場で働く社員さんから生の声を聞く機会があったりと、交流のなかで一般社員の方から名刺を頂くケースもあると思います。その場合は、名刺を頂いた全ての社員の方々に、お礼メールを送るのが好ましいといえます。ただし、人数が多くなりすぎるようであれば、その機会を設けてくれた人事部の方にだけ送るとよいでしょう。

もし仮に、人事部の担当者も含め、誰からも名刺を頂けなかった場合は、その企業のHPの採用情報や、就活サイトの企業ページにメールアドレスの記載がないかを確認しましょう。メールの宛名は、「会社名・部署名・役職名・氏名・敬称」の順番に正しく書くのが基本です。もし名前が分からない場合は、「株式会社〇〇〇〇　人事部　御中」と明記します。

工場見学のお礼メールの文例集

つづいては、工場見学のお礼メールの文例集をご紹介します。

工場見学のお礼メール文例（1）

工場見学の感想を伝える：文面では、工場見学のお礼を伝えるのはもちろん、工場見学を通じて理解したことや、得たことを簡潔に明記しましょう。印象に残っている場面や話を思い出して具体的な感想を書き添えることにより、気持ちの込もったメールになります。

工場見学のお礼メール文例（2）

丁寧で温かみのある文面にまとめる：工場見学の機会をいただけたのは先方の厚意によるもの。感謝の気持ちを込めて、文面は礼儀正しく書きましょう。志望度が高まったときは、素直に書き添えると、採用担当者の印象に残ります。