社内の人事考課によって、昇進の人事が発表されたら、お世話になった上司や社長・役員に対して感謝の気持ちを伝えましょう。
ただし、せっかくお礼を伝えるメールでも、書き方を間違えてしまうと相手を不快にさせてしまうので注意が必要です。
ここでは、昇進・昇格のお礼メールの書き方やマナーについてお伝えします。上司・社長に宛てる文例も紹介するので参考にしてくださいね。
目次
昇進・昇格のお礼メールの書き方・マナー
まずは、昇進・昇格のお礼メールの書き方や、心がけておくべきマナーについてお伝えします。
お礼メールは当日中に送るのが基本
昇進や昇格は、会社への貢献度や仕事に対する姿勢について、あなたの管理・監督責任者や所属部長が評価し、最終的に社長など役員の方が決定するのが一般的。あなたを評価し、期待してくれている方々に感謝の気持ちを伝えるのが礼儀と心得ておきましょう。
お礼メールは、昇進・昇格の人事が発表された当日中に送るのが基本です。仕事が忙しく、メールを送る時間がない場合でも、翌朝の業務開始時間までにお礼を伝えるのがマナー。上司が同じ支店や部署にいる場合は、メールを送ったあとに直接お礼を伝えにいくことも忘れずに。
自分の言葉で素直に感謝を伝えることが大切
定型的・儀礼的な堅苦しい文章を送っても、感謝の気持ちは十分に伝わりません。直属の上司など日頃からお世話になっている方には、いつも温かく指導してくれていることへの感謝の気持ちや、あなたへの心遣い・厚意を、エピソードや思い出話を添えて自分の言葉で伝えることが大切です。
普段顔を合わせる機会の少ない社長や役員に宛てる場合でも同様のことがいえます。礼儀正しく書くのは大事ですが、それ以上に、感謝の気持ちが伝わる文章を心がけなくてはなりません。あなたの仕事に対する前向きな姿勢や熱意・意気込みをアピールする一文を添えても良いでしょう。お礼メールは感謝の気持ちを伝えるためのもの。お礼メールを送ること自体が目的にならないよう気をつけましょう。
文面では謙虚な姿勢を伝えると好印象
昇進や昇格は、あなたの努力が実を結んだ結果に違いありません。ですが、きっと裏側では直属の上司や同僚・他部署の方々が影であなたをサポートしてくれていたはずです。そのため昇進のお礼メールは、支援してくれた周囲の方々に対して感謝の気持ちを伝える文面にまとめるのが礼儀です。傲慢さや自分への驕りは捨て、素直に謝意を示すことが社会人としてのマナーです。
昇進・昇格のお礼メールの文例集
つづいては、昇進・昇格のお礼メールの文例を紹介します。
昇進・昇格のお礼メールの文例(上司に宛てる場合)
件名:昇進のお礼 〇〇課長 お疲れ様です。△△です。 この度は、主任職への昇進のお話をいただき、 これまで、〇〇課長にはたくさんのご迷惑を これからは課長の期待に応えるべく、 ==================== |
書くときのポイント:直属の上司など身近な方にお礼メールを送る場合でも、昇進・昇格のお礼メールは礼儀正しく書くのがマナーです。定型的なメールにならないよう、上司にお世話になった出来事や印象深い思い出話を簡潔に書き記し、謝意を伝えることが大切です。
昇進・昇格のお礼メールの文例(上司に宛てる場合)
件名:昇進のお礼 〇〇部長 お疲れ様です。△△です。 この度は、課長職就任のお話をいただき、 これもひとえに、いつも温かく丁寧にご指導いただいた 課長就任にあたりましては不安や重圧もございますが 今後も何かとご指導を仰ぐ機会もあると存じますが、 ==================== |
書くときのポイント:砕けすぎず、役職に相応しい威厳のある文章でまとめることが大切です。丁寧にお礼を述べるとともに、今後に向けた意欲や決意表明も盛り込んでおくと温かみのある文面にまとまります。
昇進・昇格のお礼メールの文例(社長に宛てる場合)
件名:昇進のお礼 〇〇社長 お疲れ様です。営業部の△△です。 この度は人事考課にて課長職にご登用いただき、 営業部の一課長就任という重責を担うこととなり、 今後とも変わらぬご指導の程、 ==================== |
書くときのポイント:意気込みを述べるのは良いですが、あまり大げさにならないよう表現には気をつけましょう。普段、職場で顔を合わせる機会がなくとも、末尾では謙虚な姿勢で今後の支援を依頼する一文を添えることが大切です。