忘年会や新年会といった節目となる飲み会では、会が始まる前に挨拶をして乾杯の音頭を取るのが一般的です。
はじめに幹事が簡単な挨拶をして、その後、役職者にバトンタッチして挨拶をしてもらい、乾杯するのが基本です。
ここでは、忘年会の乾杯の挨拶の依頼メールの文例を紹介します。書き方やマナーについてもお伝えするので参考にしてくださいね。
目次
忘年会の乾杯の挨拶の依頼メールの書き方
まずは忘年会の乾杯の挨拶をお願いするメールの書き方や心がけておくべきマナーについてお伝えします。
1.件名は「乾杯の挨拶のご依頼」が基本
ビジネスメールの件名は、一目見ただけでメール本文の用件を理解できるタイトルにすることが基本です。忘年会の乾杯挨拶を依頼するときの件名は以下を参考にしてください。
- 件名:忘年会での乾杯の挨拶のお願い
- 件名:【ご依頼】忘年会の乾杯の挨拶
- 件名:【〇月〇日】忘年会の乾杯挨拶のご依頼
件名は長々と書かず、伝えるべきポイントを押さえて簡潔にまとめることが大切です。「お世話になっております」「お疲れ様です」といった用件が伝わらない件名はNGなので注意しましょう。
2.乾杯挨拶の依頼をはっきり伝える
乾杯の挨拶を依頼するときは、忙しい相手への配慮を忘れてはいけません。礼儀正しく丁寧な文面を心がけましょう。依頼文の冒頭には「大変お手数おかけしますが」「誠に恐れ入りますが」「恐縮ですが」といった一文を添えてお願いするのが基本です。
また、目上の人にお願いしにくいからといって曖昧な書き方や回りくどい表現を用いると、用件が先方にはっきりと伝わりません。依頼ごとはストレートに伝えましょう。
3.人選の理由も添える
何故その人に忘年会の乾杯挨拶をお願いしたいのか、人選の理由も伝えるのがマナーです。恐らく幹事の方には何かしらの考えがあってその方に依頼している筈です。その理由を簡潔かつ具体的に明記しましょう。例は以下の通りです。
- 今年、会社に対する業績貢献度が最も高い〇〇部長が適任と思い、ご依頼した次第です
- 若手で最も勢いのある〇〇主任の元気な声で縁起良く一年を締めくくればと思い、お願い致しました
乾杯の挨拶をお願いするのはきっとポジティブな理由があるからでしょう。相手の方を褒め称え、乗り気にさせる理由を素直に書き記しましょう。人選の理由を書かないと面倒くさい依頼を押し付けられた印象を与えてしまい、断られてしまうこともあります。「あなたしかいない」というような言い回しで依頼するのがおすすめです。
4.乾杯の挨拶に盛り込んでほしい内容を明記する
忘年会の乾杯挨拶は、会社にとって一年を締めくくる大事なイベントです。幹事として盛り込んでほしいテーマや要望があれば、その内容も明記しておきましょう。
例えば、退職者がいる場合はねぎらいの言葉を添える、業績についての報告、今年一年を振り返っての感想などです。特に社員の士気を高めるようなニュースがあれば、是非挨拶に含める内容として要望しておきましょう。
- 乾杯の挨拶では、今年一年の業績を振り返ったコメントや、来年の抱負を盛り込んで頂けると幸甚でございます
忘年会の乾杯の挨拶の依頼メールの文例
つづいては、忘年会の乾杯挨拶を依頼するメールの文例を紹介します。お困りの方は是非参考にしてくださいね。
件名:乾杯挨拶のお願い 〇〇部長 お疲れ様です。営業部の△△です。 本日は、忘年会の席での乾杯挨拶をお願いしたく、 来る〇月〇日、社員全員が参加する忘年会を予定しておりますが、 そこで大変恐縮ではございますが、忘年会を始める前に、 社員間の親睦を深め、会を一層意義あるものにするために ぜひ一言、ご挨拶を頂きたくお願い申し上げます。 挨拶につきましては、今年の業績を振り返った感想、 お忙しいところ大変恐縮ですが、 ================== |
書くときのポイント:文例の流れは以下の通りです。
- 宛名
- 挨拶
- 忘年会開催のお知らせ
- 乾杯挨拶の依頼
- 人選の理由
- 挨拶の内容について
- 結びの挨拶
依頼にあたり大切なのは、人選の理由を明記することです。自分が選ばれた理由を書き添えることによって、納得感のある文章にまとめることができます。