条件次第で商品の購入を検討しているときは見積もりの依頼メールを送りましょう。
見積もりの依頼メールには、見積金額を提示してもらうために必要な項目や、自社が希望する条件を漏れなく明記することが大切です。
ここでは、見積もりの依頼メールの書き方やマナーについてお伝えします。文例も紹介するので参考にしてくださいね。
目次
見積もりの依頼メールの書き方・マナー
まずは、見積もりの依頼メールの書き方や、心がけておくべきマナーについてお伝えします。
礼儀正しい文面を心がける
ビジネスでは、お金を支払う側の会社の立場が優位になりがちですが、だからといって上から目線の依頼メールを送るのは非常に失礼です。依頼メールは礼儀正しい文面を心がけて、謙虚な姿勢が伝わるよう言い回しや書き方には注意することが大切です。
急ぎで見積書を送付してほしいときでも「至急、見積書をご送付ください」の書き方では相手への配慮が足りません。「お忙しいところ恐縮ですが」「ご無理を申し上げて恐れ入りますが」などと前置きした上で「お願い申し上げます」と締めくくりましょう。
取引条件は箇条書きで記す
希望する取引条件をメールで伝えるときは原則、箇条書きにします。文章に盛り込んでしまうと読みづらく曖昧になってしまうのでくれぐれも避けましょう。最低限、相手に提示すべき条件は「商品名(品番)・数量・希望納期日・支払方法」の4点ですが、新規取引先には見積もりを作成するために必要な項目を確認することも忘れずに。
送付期日を明記する
見積もりがいつまでに必要なのか、文面には必ず明記しておきましょう。送付期限が書かれていなければ、相手の会社が繁忙期の場合、作成を後回しにされる可能性もあります。急いで見積もりの送付をお願いするときは、「勝手を申し上げて誠に恐縮ですが」などと相手を気遣う言葉も書き添えてメールを送りましょう。
見積もりの依頼メールの文例集
つづいては、見積書の依頼メールの文例を紹介します。
見積もりの依頼メールの文例(新規取引先に送る場合)
件名:見積書ご送付のお願い【株式会社△△・△△(名前)】 株式会社〇〇〇〇 貴社ますますご発展のこととお喜び申し上げます。 弊社は関東圏を中心に18店舗の小売店を展開しております、 この度、貴社製品「〇〇〇〇」の購入を検討しており、 つきましては、下記条件による見積書を ■お見積りの依頼内容 なお、見積書に関するご質問やご不明な点がございましたら また、ご多忙のところ、ご無理を申し上げまして誠に恐縮ですが、 お手数をおかけしますが、 ==================== |
- 件名の書き方:件名は、メール本文に書かれている用件を簡潔に記した内容にまとめるのが基本。新規取引先の場合は「見積書ご送付のお願い」とし、あなたの会社名と氏名を明記しておくと親切です。
- 宛名の書き方:担当者名が分からないときは、上記の文例に記してあるように、「ご担当者様」とします。
- はじめに自社を名乗る:初めてメールを送る相手には、メール本文の冒頭で、挨拶として書状で用いる定型フレーズを書き記してから、自社の紹介を簡潔におこないます。取引先に商機を与えるメールでも、「お願い」することを丁寧に伝えることにより、謙虚で丁重な姿勢の伝わる文面にまとまります。
- 見積もりの条件の書き方:見積書の依頼項目は箇条書きにするのが基本です。購入希望条件が正確に伝わるように漏れなく明記しましょう。
見積もりの依頼メールの文例(既存顧客に送る場合)
件名:見積書ご送付のお願い 株式会社〇〇〇〇 平素より大変お世話になっております。 先日はお忙しい中、弊社までご足労いただき さて、ご来訪の際にご提案いただきました、 つきましては下記条件にてお見積書を作成いただき、 ■お見積りの依頼内容 なお、見積書に関するご質問やご不明な点がございましたら また、不躾なご依頼となりまして大変恐縮ですが、 お手数をおかけしますが、 ==================== |
- メールで日頃の感謝を述べる:上記文例は、取引先の来社後のシーンを想定した内容です。送付してもらったカタログを見て商品購入を検討している場合は、カタログ送付のお礼文を明記してから見積書の作成を依頼するなど、相手との前回の接触内容に触れてから用件を伝える流れで書きましょう。
- 相手への気遣いを感じる文面に仕上げる:相手の都合を確認せずに見積書の提出期日を設ける場合は「勝手を申し上げて」「不躾なご依頼となり」などと、へりくだった表現を用いて相手に配慮を示すことがマナーです。