自社が運営するイベントや地域活動・被災地支援などに、ボランティアとして参加してくれた方々には、感謝の気持ちを伝えるのが基本です。ボランティア活動とは、社会や地域に貢献したいという思いを持った方々が、自主的に奉仕活動へ参加すること。参加者の慈しみ深い気持ちに応える言葉を伝えたいものです。
ここでは、ボランティア活動に参加して頂いたことに対するお礼メールの文例集をご紹介します。お礼メールの基本的な書き方や、心がけておきたいマナーについてもお伝えするので、メールを作成するときの参考にしてくださいね。
目次
ボランティアのお礼メールの書き方・マナー
まずは、ボランティア活動の参加者へのお礼メールの書き方や、マナーについてお伝えします。
お礼メールは翌日までに送る
お礼メールはスピードが命。感謝の気持ちが込められた温かみのある文面を書き記したとしても、時間が経過するに従って、受け取る相手に伝わる気持ちも薄れてしまいます。ボランティアは相手の厚意によって成り立つものであることを意識して、早めに送りましょう。できれば、ボランティア活動を実施した当日に、遅くとも翌日には送信しましょう。
メールはあくまで「略式」です。本来、感謝の気持ちを伝えたいときは、手紙に書き記すのが正式なマナー。お礼メールを送った後、改めて封書を送ると、より丁寧な印象を与えます。無償で協力してくださった方々に気持ちを伝えるためにも、礼儀をわきまえた対応を心がけることが大切です。
ボランティア活動の成果を伝える
お礼を伝えるだけのメールだと、定型的な言葉だけの味気ない文章になってしまいます。ボランティア活動に参加された方々が、奉仕活動を通じて得た成果を、簡潔かつ具体的に書き添えることが大切。ボランティア活動の主催者として、気持ちの伝わるメールを送ることを意識付けしましょう。
ボランティアのお礼メールの文例集
つづいては、ボランティア活動の参加者に送るお礼メールの文例集をご紹介します。文例はもちろん、書くときのポイントにも目を通しておいてくださいね。
ボランティア参加者へのお礼メール文例(企業に宛てる場合)
件名:〇〇〇〇ご参加のお礼 株式会社〇〇〇〇 平素より大変お世話になっております。 この度は、弊社が運営する「〇〇〇〇」に お陰様で、地域振興の推進に寄与する場として また、当日は何かと不行き届きな点があったかと存じますが、 今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。 メールにて失礼ではございますが、 ==================== |
礼儀正しい文面を心がける:困っている人の役に立ちたいという気持ちから、自主的に活動へ参加してくれた先方に対して敬意を示すためにも、お礼メールの文面は丁寧に書き添えることが大切です。本文の冒頭で感謝の意を表し、ボランティア活動の成果を伝えたあとは、運営管理に関して不始末があった場合のお詫びを述べます。末尾では、改めてお礼の言葉を書き記し、丁重な文章を心がけましょう。
ボランティア参加者へのお礼メール文例(個人に宛てる場合)
件名:〇〇〇〇ご参加のお礼 〇〇 〇〇 様 平素より大変お世話になっております。 この度は、弊社が運営する「〇〇〇〇」に お陰様で、被災者の方々への支援活動を行い、 また、当日は何かと不行き届きな点があったかと存じますが、 なお、次回のボランティア活動につきましては、 今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。 ==================== |
次回開催予定のボランティアにも触れる場合は簡潔に書き記す:定期的にボランティア活動を行っている場合は、お礼メールの末尾に、次回の案内について書き記してもよいでしょう。ただし、書き方や言い回しには注意しなくてはなりません。「是非ともご参加いただきますよう」といった、強引な勧誘は相手に失礼です。お礼メールでは告知程度に留めておきましょう。