お世話になったお礼をメールで送りたいけど、休日に送っても良いものなのか、悩んでいませんか。
お礼メールは感謝の気持ちを伝えるための重要なツールですが、マナーを守って送らないと、相手との関係に亀裂を生じさせてしまうため注意が必要です。
ここでは、休日にお礼メールを送るときの書き方やマナーについてお伝えします。上司や取引先に宛てるときの文例も紹介するので参考にしてくださいね。
目次
休日にお礼メールを送るときの書き方・マナー
まずは、休日にお礼メールを送るときの書き方や、心がけておくべきマナーについてお伝えします。
お礼メールは休日に送っても良い
感謝の気持ちを伝えるお礼メールは、基本、休日に送っても構いません。
土日祝が休みの会社の場合、金曜日の夜に食事したり、休日にゴルフに行ったりすることが多いですが、そのお礼を週明けにメールで送ると、相手によっては今更な印象を与えてしまう場合もあります。気持ちを伝えるにはメールの内容だけでなく、送るタイミングも大切だと心得ておきましょう。
仕事のメールは急を要する場合のみ送る
前章でお伝えしたように、お礼メールは休日に送っても構いません。ところが、仕事に関する用件は、緊急を要する場合でない限り、くれぐれも休日の連絡は避けましょう。
休日のプライベートな時間を過ごしているときに、急ぎではない仕事のメールがバンバン届くと、相手を不快にさせてしまいます。ビジネスメールはいつでも好きな時に送ることができますが、必要なときに必要なだけ送るという、相手への気遣いを持つことも重要です。
休日にお礼メールを送るときの文例集(お礼のみ伝える場合)
つづいては、休日にお礼メールを送るときの文例を紹介します。
休日にお礼メールを送るときの文例(上司)
件名:お食事のお礼 〇〇課長 お休みのところ失礼致します。 昨日はお食事にお誘いいただき、 また、ご馳走までしてくださり、 〇〇課長のご趣味やご家族のことなど、 週明けからまた仕事に励み、 週末はゆっくり休養なさってくださいね。 メールにて恐れ入りますが、お食事のお礼を申し上げます。 ==================== |
書くときのポイント:お礼メールを送る場合でも、冒頭には休日にメールを送ることへのお詫びから始めるのが礼儀です。プライベートと仕事の時間を割り切っているビジネスマンは少なくありません。
職場の上司に宛てる場合でもマナーをわきまえた文面に仕上げることを心がけましょう。末尾では、相手の体調を気遣う一文を書き添えることも忘れてはなりません。
休日にお礼メールを送るときの文例(取引先)
件名:会食のお礼 株式会社〇〇〇〇 お休みのところ申し訳ございません。 昨日はご多忙にもかかわらず 〇〇様からお仕事のお話やプライベートのご趣味まで 今後ともご指導ご鞭撻のほど、 休日は、ゆっくりお身体をいたわってくださいね。 メールにて恐縮ではございますが、 ==================== |
書くときのポイント:親しい間柄の取引先であっても、食事のお礼は礼儀正しく書くことが基本です。上司に宛てるとき同様、冒頭では休暇中に連絡したことへのお詫びを述べ、末尾では先方の体調を気遣うフレーズを添えて心遣いあるメールを送りましょう。
休日にお礼メールを送るときの文例(就活)
件名:インターンシップ参加のお礼【〇〇大学・名前】 株式会社〇〇〇〇 お休み中に失礼いたします。 貴社インターンシップでお世話になりました、 この度はお忙しい中、貴重な経験の場を設けて頂き、 インターンを通じて実際の業務に触れる中で、 また、〇〇様の仕事に対する考え方や 本当にありがとうございました。 取り急ぎ、感謝申し上げたくご連絡致しました。 ==================== |
書くときのポイント:感謝の気持ちを伝えたいときでも、お礼メールは簡潔にまとめることが大切です。形式的な文面にならないよう、インターン中の出来事やエピソードを添え、温かみのある文章を送りましょう。
休日にお礼メールを送るときの文例集(用件も伝える場合)
さいごに、メールにお礼と仕事の用件を明記するときの文例を紹介します。
休日にお礼メールを送るときの文例(取引先)
件名:会食のお礼と仕事のご報告 株式会社〇〇〇〇 いつも大変お世話になっております。 お休みのところ恐れ入りますが、 昨日はご多忙にもかかわらず 〇〇様からお仕事のお話やプライベートのご趣味まで また、お食事中にご質問頂いた〇〇の業務につきまして、 こちらは結果が分かり次第、改めてご報告させて頂きますので 休日はお身体をいたわり、休養なさってくださいね。 メールにて恐縮ではございますが、取り急ぎ、 ==================== |
書くときのポイント:用件が2つある場合、件名とメール本文の冒頭で、そのことを先に伝えておきます。先に伝えるべきは食事(接待)のお礼。そのあとで仕事に関する内容を簡潔に明記しましょう。