上司や取引先が、あなたの都合や予定に配慮して、資料を作成・送付してくれたときは、お礼メールを送って感謝の気持ちを伝えましょう。
多忙な中、あなたの都合を優先してくれた相手の心遣いある対応に、誠意を込めて感謝の意を示すことが大切です。
ここでは、資料作成のお礼メールの書き方やマナーについてお伝えします。文例も紹介するので参考にしてくださいね。
目次
資料作成のお礼メールの書き方・マナー
まずは、資料作成のお礼メールの書き方や、心がけておくべきマナーについてお伝えします。
お礼メールは当日中に送るのが基本
お礼はタイミングが大事です。資料の受領を確認したら、当日中にお礼メールを送るのが礼儀。先方のちょっとした厚意に対しても、すぐお礼メールを送って謝意を示しましょう。
業務に追われてお礼メールを送る時間が確保できなかった場合でも、翌日中には必ずお礼の気持ちを伝えましょう。その際は、メール本文の冒頭でお詫びの言葉を添えると丁寧です。書き方については文例を参考にしてくださいね。
今後の進捗を報告するのがマナー
お礼メールには作成してもらった資料の使途を書き記し、相手の労が役に立っていることを示すのが基本です。打ち合わせやミーティングで使用する場合はそのことを明記しましょう。
また、資料作成者が関係する業務の場合は「その後の進捗につきましては改めてご報告させて頂きます」などと進捗を逐一報告する旨も書き添えておくと、相手はあなたに対して律儀な印象を持つでしょう。お礼メールは相手との信頼関係を構築するコミュニケーションツールになると心得て、文面を作成することが大切です。
資料作成のお礼メールの文例集
つづいては、資料作成のお礼メールの文例を紹介します。上司と取引先に宛てるときの例文を3パターン紹介するので参考にしてくださいね。
1.資料作成のお礼メールの文例(上司)
件名:資料作成のお礼 〇〇課長 お疲れ様です。△△です。 本日、〇〇の資料を受領致しました。 この度はお忙しい中、即座にご対応いただき 早速、顧客へのプレゼンにて 商談結果につきましては改めてご報告致しますので ==================== |
お礼メールの基本構成は「挨拶文→資料受領の報告→資料作成のお礼→使途の通知→進捗の報告→結びの挨拶」の順番です。長々とお礼文を書く必要はありません。簡潔に感謝の気持ちを伝えることが大切です。
2.資料作成のお礼メールの文例(取引先)
件名:資料作成のお礼 株式会社〇〇〇〇 平素より大変お世話になっております。 本日、〇〇の資料を拝受いたしましたので この度は当方の急なお願いにもかかわらず 早速、〇日の社内会議にて使わせていただきます。 貴社製品導入の可否につきましては、改めてご連絡致しますので、 取り急ぎ、受領の報告とお礼を申し上げます。 ==================== |
取引先など社外の人から、作成後の資料を受け取ったときは「拝受」の言葉を用いると丁寧な印象を与えます。急な依頼事に快く対応してくれた場合は、迅速に対応してくれた相手の厚意に対しても謝意を述べましょう。
3.資料作成のお礼メールの文例(取引先)
件名:資料作成のお礼 株式会社〇〇〇〇 いつもお世話になっております。 ご連絡が遅くなり恐縮ですが、 この度は突然のお手配をご快諾いただきましたこと、 本当にありがとうございました。 本日の役員会議での検討結果につきましては、 取り急ぎ、受領の報告とお礼を申し上げます。 ==================== |
「感謝の念に堪えません」以外の定番フレーズは「心から感謝申し上げます」「感謝の気持ちでいっぱいです」などがあります。相手との関係性に適した言葉を用いましょう。