お世話になった先生・教授に卒業のお礼を伝えるメール文例集

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先生・大学教授へのお礼メールの文例集

学校の先生や、大学の教授にお礼メールを送るときは、学生生活でお世話になったことに対して感謝の気持ちを率直に伝えることが大切です。先生の教えから学んだことや、今後の抱負や決意についても書き添えて、丁寧で温かみのある文面にまとめることが重要です。

ここでは、先生や大学教授に送るお礼メールの文例集をご紹介します。お礼メールの基本的な書き方や、心がけておきたいマナーについてもお伝えするので参考にしてくださいね。

先生・大学教授へのお礼メールの書き方・マナー

先生や教授へのお礼メールは、学校を卒業し、就職や進学の新たな門出となるタイミングで送ることが一般的です。これまでのご恩に対するお礼をしっかり伝えるためにも、礼儀正しい文面にまとめましょう。まずは、お礼メールの書き方や、マナーについてお伝えします。

件名は分かりやすくまとめる

先生や教授は、日々たくさんのメールを受け取っています。他のメールに紛れたり、見落とされないようにするためにも、件名はわかりやすいタイトルにすることが大切です。「お世話になりました」や「ありがとうございました」といった件名は、メールの趣旨や本題が伝わらないばかりか、誰から送られてきたものか、開いてみないとわからないためNGです。

あなたからのメール受信を気づいてもらうには、「お世話になったお礼(〇〇学部・〇年・氏名)」のような件名にするなど、受け取った相手がメールを開くよう工夫すると親切です。日頃から接点のある教授なら、学部・学年・名前を明記しておけば、見落とされる心配もありません。メールを受け取る相手に対して、気配りを持つのが基本だと心得ておきましょう。

本文は順序を守って丁寧に書き添える

ビジネスメールは手紙やはがきを書くときと同様、形式が決まっています。形式に則って書かないと、読み手にとっては見づらくなり、主旨も十分に伝わりません。普段使い慣れた携帯メールとは違うため、気をつけましょう。

まず、メール文面の冒頭では、宛名を明記します。先生や教授の大学名・科目・氏名を正式名称で書きましょう。省略すると失礼な印象を与えるので注意しなくてはなりません。つづいては、書き出しの挨拶を書き、自分のことを名乗ります。「お世話になっております。〇〇大学〇〇学部〇〇学科の△△(名前)です。」と簡潔に述べましょう。

ここから本題に入ります。メールの用件を伝え、そのあとで感謝の気持ちを改めて伝えます。学生生活でお世話になった具体的なエピソードや、今後の目標など、前向きな表現で伝え、最後に、結びの挨拶を用いて本文を締めくくります。本文の末尾には署名欄を挿入し、完成です。相手のメールアドレスや名前に誤字や脱字がないか、再度しっかり確認してから送信することも忘れずに。

署名もつけるのがマナー

ビジネスメールでは、本文を書き終えたら、最後に署名をつけるのがマナーです。署名とは、電子メールの末尾に記す、送信者の氏名や連絡先などを数行でまとめたもの。署名欄の形式は比較的自由ですが、最低限、記載しておくべき項目は「大学名(高校名)・学部・学科・学年・氏名・電話番号・メールアドレス」の7点です。下記の署名をそのままコピーして、必要項目を書き換えて使用してくださいね。

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〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科 〇年
〇〇 〇〇(氏名)
E-mail :〇〇〇〇〇〇@〇〇.ne.jp
電話番号:〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇
携帯番号:〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇
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お礼メールを送る場合は、署名のデザインはシンプルなものにしておきましょう。特に、目上の人に宛てるときは柔らかい印象を過度に与えてしまわないよう、礼儀をわきまえることが大切です。

先生・大学教授へのお礼メールの文例集

つづいては、先生や教授に送るお礼メールの文例をご紹介します。状況別の文例はもちろん、書くときのポイントも確認しておいてくださいね。

大学の教授へのお礼メール文例

件名:在学中お世話になったお礼(〇〇学部・〇年・△△)

〇〇教授

いつもお世話になっております。
〇〇学部4年の△△と申します。

このたびは、研究室にて2年間、ご指導いただきまして
誠にありがとうございます。
おかげ様で、3月をもちまして無事、大学を卒業する運びとなりました。

先生におかれましては、研究や課題で分からないことがあったとき、
理解できるまで親身になってご教示いただき、大変感謝しております。

4月からは新社会人として、新しい環境に身を置きますが、
先生に教えていただいたことを活かし、早く一人前の立派な社会人になれるよう
精進して参ります。

引き続き、ご指導ご鞭撻のほど、何卒宜しくお願い申し上げます。

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〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科 〇年
〇〇 〇〇(氏名)
E-mail :〇〇〇〇〇〇@〇〇.ne.jp
電話番号:〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇
携帯番号:〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇
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お世話になったエピソードを具体的に書き添える:ゼミや研究室の教授から、レポートや課題のアドバイスをして頂いた場合は、温かみのある言葉で端的に書き添えましょう。進学や受験、就職に関する相談に乗ってもらった場合も同様に、具体例を挙げて、感謝の意を示すと、相手に気持ちがより伝わります。

高校の先生へのお礼メール文例

件名:在学中お世話になったお礼(〇年〇組・△△)

〇〇先生

いつもお世話になっております。
〇年〇組の△△と申します。

このたびは、在学中お世話になったお礼を申し上げたく
ご連絡をさせていただきました。

〇〇先生には、高校卒業後の進路について
何度も相談をさせていただき、大変お世話になりました。
おかげ様で目標が定まり、第一志望の大学にも無事、合格することができました。
心から感謝申し上げます。

4月からは大学生活がスタートし、県外での一人暮らしもはじまりますが、
公私ともに充実した日々を過ごせるよう頑張ります。

引き続き、ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

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〇〇高校 〇年〇組
〇〇 〇〇(氏名)
E-mail :〇〇〇〇〇〇@〇〇.ne.jp
電話番号:〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇
携帯番号:〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇
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感謝の気持ちが伝わる文面にすることを意識しよう:高校卒業後、就職する場合でも、お世話になったお礼をしっかり伝えましょう。また、部活動の顧問にお世話になったことへの感謝の気持ちを伝えたい場合は、顧問の指導のおかげで部活を通じて学べたことを書き添え、その経験を今後活かしていくことを伝えると、好印象です。

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