取引先や外出先での打ち合わせ後、帰社しないことが予め分かっている場合は、直帰の連絡メールを送りましょう。原則として、上司から事前に了承してもらう必要があるので、直帰理由は具体的かつ明確に書き記すことが大切です。
ここでは、直帰・直帰届の連絡メールを上司に送るときの書き方やマナーについてお伝えします。直帰届の申請メールの文例や、直帰の許可を伺うメールの文例も紹介するので参考にしてくださいね。
目次
直帰・直帰届の連絡メールの書き方・マナー
まずは、上司に直帰を伺う連絡メールの書き方や、心がけておくべきマナーについてお伝えします。
件名の書き方
件名は、メール本文に書かれている用件が一目で分かるタイトルにすることが基本です。直帰の連絡メールの件名は以下を参考にしてください。
- 件名:直帰のご相談
- 件名:直帰のお願い
- 件名:直帰届申請の件
上記の件名であれば、メールを開封せずとも本文に書かれている概ねの内容を理解することができます。
直帰理由は具体的かつ簡潔に明記する
直帰理由を書くときは「定時を過ぎていたため」では簡略すぎます。5W1Hを意識して書きましょう。例えば「株式会社〇〇(訪問先)への商談終了時間が定時の18時を過ぎているため」などと簡潔かつ具体的に記し、直帰すべきかを上司が判断できる書き方を心がけましょう。
直帰届の申請で記載すべき5項目
正式に直帰届の申請を上長に提出する場合は、下記5項目を漏れなく明記しましょう。必要な項目と、それぞれを書くときの注意点は下記のとおりです。
- 申請者:部署名・課名・氏名を省略せずに書き記す
- 直帰日:直帰する日・曜日を明記
- 行き先:出向いた先の顧客名・場所・住所・電話番号を書く
- 直帰理由:打ち合わせや商談、クレーム対処などの訪問理由を明記する
- 備考:外出時の連絡先などを必要に応じて書き記す
上記項目を書くときは箇条書きで記しましょう。
直帰・直帰届の連絡メールの文例集
つづいては、直帰するときの連絡メールの文例をご紹介します。
直帰の許可を伺うメールの文例(事前)
件名:営業先から直帰のお願い 〇〇課長 お疲れ様です。営業部の△△です。 先ほど、株式会社〇〇の〇〇様より、 これから先方に向かいますので トラブルの状況については、 何かございましたら、お手数ですが私の携帯電話(000-0000-0000)に 追って対応いたします。 上記につきまして、何卒宜しくお願い申し上げます。 ==================== |
必要に応じて出先の住所や連絡先を明記する:上司があなたの訪問先のことをよく知らない場合、顧客名だけでなく先方の住所や電話番号も書き添えておきましょう。訪問先が遠方と分かれば、直帰させるべきかどうかの判断もしやすくなります。
直帰のお願いメールの文例(営業先から送る場合)
件名:直帰のお願い 〇〇部長 お疲れ様です。営業部の△△です。 何度か電話を差し上げましたが繋がらないようですので 先ほど、株式会社△△様との商談が終了しましたが なお、商談結果は下記のとおりです。 ■商談結果 お気づきになられましたら、 お手数をおかけしますが ==================== |
非礼を詫びる一文を添える:電話連絡をしているものの上司に繋がらず、メールで直帰の許可を得る場合は、挨拶文を明記したあとに、メールで一方的に報告することを詫びる一文を添えてから直帰の報告を入れましょう。
直帰届の申請メールの文例
件名:直帰届申請の件 〇〇課長 お疲れ様です。営業部の△△です。 下記のとおり直帰いたしたく、お届けいたします。 申請者:営業部一課 △△△△ 上記につきましてご了承の程、 ==================== |
形式に則って簡潔に書く:直帰届の申請メールを作成するときは、余計なことは書かずに簡潔に書くのが基本です。直帰理由についても同様に、長々と書かないように注意しましょう。