未入金の振込手続きを依頼する催促メールの文例（社内・社外）

入金の依頼メールを送ったのに数日経過しても入金確認ができないばかりか、依頼メールに対する返信もないときは、催促メールを送って振込処理の手続きを促しましょう。指定した期日を過ぎていたとしても、先方を責めるような書き方をするのはマナー違反のため注意しなくてはなりません。

ここでは、未入金の振込手続きを依頼する催促メールの書き方やマナーについてお伝えします。社外や社内に宛てる場合の文例も紹介するので参考にしてくださいね。

未入金の振込手続きを依頼する催促メールの書き方・マナー

まずは、未入金の際、振込手続きを催促するメールの書き方や、心がけておくべきマナーについてお伝えします。

１．件名の書き方

件名は、一目見ただけでメール本文の用件を理解できる、分かりやすいタイトルにするのが基本です。未入金の振込手続きを催促するメールを送るときは、以下の件名がおすすめです。

• 件名：【重要】ご入金のお願い
• 件名：【再送】入金未納のご連絡
• 件名：【ご確認】〇月ご請求金額の未納について

２．入金の確認については丁寧な言葉を用いる

メール本文で「お世話になっております」等の挨拶文を明記した後は、入金未納の旨を伝えましょう。このとき、決して相手の落ち度に触れてはいけません。「忘れている」「遅れている」といった直接的な表現は控え、「入金が確認できていない」という事実を伝えましょう。

• 〇月ご請求の料金につきまして、入金の確認ができておりません。お手続きがまだの場合は、〇日までにお振込みいただきますようお願い致します。誠に恐縮ですが、お振込みに関しましては〇月〇日（〇曜日）１５時までにご入金いただきますようお願い申し上げます。

上記の例文のように「お忙しいところ大変恐縮ですが」「誠に勝手を申しますが」といった丁寧な前置きを記すことにより、同じ催促メールでも相手の受け取り方は大きく変わります。「〇〇してください」というような言い回しは命令口調の印象を与えてしまいます。相手に失礼の無ないよう、必ず前置きを明記し、柔らかい口調で振込手続きの催促をしましょう。

３．入金についての詳細を再度記載する

もしかすると以前送った振込の依頼メールが相手に届いていない、もしくは迷惑メールフォルダに入っており確認できていなかった…そんな可能性もゼロではありません。そのため、催促メールには振込に関する情報を改めて記載しておきましょう。

相手にとっても、振込金額や口座番号を記載することによりスムーズに入金処理ができます。入金情報の詳細は、以前送った依頼メールの内容をコピーして貼り付けてもいいですし、メールをそのまま転送してもよいでしょう。

４．行き違いへのお詫びの一文を添える

すでに返事をもらっていた相手に手違いで送付してしまったり、行き違いにより催促メールを送ってしまったりするのは失礼です。催促メールの末尾には行き違いがあったときのお詫びの一文を添え、相手に配慮することが大切です。

• 本メールと行き違いでご入金いただいておりましたときは、何卒ご容赦ください。
• 本メールと行き違いでお振込みいただいた際は、何卒ご容赦ください。

金銭に関する行き違いはトラブルに発展しやすい為、行き違いがあったときの謝罪文は必ず記載するよう心がけましょう。

未入金の振込手続きを依頼する催促メールの文例

つづいては、未入金振込の催促メールの文例を紹介していきます。文例は、社内に宛てる場合、社外に宛てる場合の２パターンをお伝えします。

未入金の振込手続きを依頼する催促メールの文例（社内）

未入金の振込手続きを依頼する催促メールの文例（社外）

書くときのポイント：文例の流れは以下の通りです。

• 宛名
• 挨拶文
• 入金未納のご連絡
• 入金のお願い
• 入金についての詳細
• 行き違いの場合のお詫び
• 入金が遅れる際の対応について

入金に関するやりとりは非常にデリケートです。相手に失礼の無いよう直接的な表現は用いず、柔らかみのある言い回しで丁寧に催促する敬語表現を心がけましょう。また入金の期日を改めて伝え、それまでに入金の手続きをしてもらえるようにしましょう。