新卒採用や中途採用を目的として採用面接を実施するときは、必要事項を漏れなく明記できたか確認した上で案内メールを送ることが大切です。誤字や脱字があると、就活生に「この会社大丈夫かな?」と思われる可能性もあるため注意しましょう。
ここでは、採用面接の案内メールの書き方やマナーをお伝えします。一次・二次面接の日程を確認するときの文例や書類選考に通過した後に送る文例についても紹介するので参考にしてくださいね。
目次
採用面接の案内メールの書き方・マナー
まずは採用面接の案内メールの書き方や心がけておきたいマナーについてお伝えします。
1.件名は簡潔かつ分かりやすいタイトルにする
件名は、一目見ただけでメール本文の用件を理解できるタイトルにするのが基本です。就活生の選考に関する案内メールを送るときは以下のような件名がおすすめです。
- 件名:書類選考のご案内
- 件名:【〇月〇日】一次面接のご案内
- 件名:一次選考の結果と二次選考のご案内
- 件名:最終面接のご案内【株式会社〇〇】
2.メール本文冒頭は宛名を明記する
メール本文の冒頭には宛名を書くのがマナーです。宛名は案内メールを送る相手それぞれに送るのか、複数人に一斉送信するかによって書き方が変わります。以下を参考にしてください。
送信相手 | 書き方の例 |
一人 | 大学名→学部名→学科名→氏名→敬称(様)の順に明記する |
複数人 | 学生の皆様 |
一人ずつ送る場合は、相手の大学名や学部名、氏名について誤字脱字に気をつけるのはもちろん、省略したりせず正式名称を明記しましょう。
3.採用試験に応募してくれたことへの感謝の言葉を添える
メール本文には採用試験にエントリー・応募してくれた就活生に対して、感謝の気持ちを一文で明記すると温かみのある文面になります。
- この度は当社〇年度卒業生を対象とした採用選考にご応募いただき、誠にありがとうございます。
- この度は当社採用試験にエントリー頂き、誠に有難うございます。
選考するのはあなたの会社だけでありません。学生自身も自分が安心して働ける会社かを見極めています。相手へのお礼や感謝の気持ちは伝え漏れのないよう注意しましょう。
4.次回面接のお知らせを簡潔に伝える
書類選考を通過して採用面接に進む就活生には、一文でその旨を伝えましょう。
- 選考の結果、〇〇様には是非面接にお越し頂きたく、面接日程のご連絡をさせていただきました。
- 早速ですが、一次選考の詳細を以下に記載致します。
5.就活生に通知しておくべき採用面接の詳細
面接の詳細については就活生が困らないよう、漏れなく必要情報を明記しましょう。最低限明記すべき項目は以下の通りです。
- 日時:日時を正確に記載する
- 会場:面接会場の場所、住所、ビル名を漏れなく明記、地図を添付するなどの配慮も大切
- 持ち物:筆記用具、印鑑、健康診断書、履歴書、職務経歴書など、その後の選考過程で必要な持参物を明記
- 所要時間:就活生がスケジュール管理しやすいよう明記する、会社説明会も兼ねる場合やアンケート、エントリーシートへの記入を依頼する場合はその時間も含めて記載する
- 交通費:支給の有無、支給する場合は自宅から最寄り駅までの交通費を事前に計算しておいてもらう方法もある
- 問い合わせ先:部署名・担当者名・電話番号・メールアドレスなど明記する
採用面接の案内メールの文例
つづいては、就活生に採用面接の案内メールを送るときの文例を紹介します。
採用面接の案内メールの文例(面接可能な日程を確認する場合)
件名:書類選考結果のご案内 〇〇大学 お世話になっております。 この度は当社採用選考にご応募いただき、 選考の結果、〇〇様には是非面接にお越し頂きたく 以下の日程の中で 【一次面接の候補日程】 上記日程で差し障りがございましたら、 なお、一次面接の詳細は以下の通りです。 ■一次選考のご案内 なお、面接を辞退される場合は ■お問い合わせ先 宜しくお願い申し上げます。 ==================== |
採用面接の案内メールの文例(面接日程を送る場合)
件名:【〇月〇日】一次面接のご案内 〇〇大学 お世話になっております。 この度は当社の採用面接にエントリー頂き、 早速ですが、一次選考の詳細を以下に記載致します。 ■一次選考のご案内 なお、当日ご都合が悪い場合、面接を辞退される場合は ■お問い合わせ先 宜しくお願い申し上げます。 ==================== |
書くときのポイント:文例の流れは以下の通りです。
- 宛名
- 挨拶文
- エントリー・選考応募への感謝の言葉
- 面接実施のお知らせ
- 面接の詳細
- 都合が合わない場合の対処法・問い合わせ先の記載
- 結びの挨拶
会場が分かりづらい場所のときはメールに地図を添付すると親切です。企業によって交通費支給の有無が分かれるので念のため明記しておきましょう。また、都合が悪いときや不明点があるときの連絡先や採用担当者名も書き記しておく相手への気遣いも持ちましょう。