教授にメールを送るときは礼儀正しい文面を心がけるとともに、用件を簡潔に伝えることが大切です。
特に、初めてメールを送るときや、相談事があるとき、感謝の気持ちを伝えたいときは、友人に送るメールのように長々と書いてしまわないよう注意しなくてはなりません。
ここでは、これからお世話になる教授に送る、挨拶メールの書き方やマナーについてお伝えします。大学教授のゼミへの参加が決まったとき、大学院の教授に宛てるときの文例も紹介するので参考にしてくださいね。
目次
教授への挨拶メールの書き方・マナー
まずは、教授への挨拶メールの書き方や、心がけておくべきマナーについてお伝えします。
件名はわかりやすいタイトルにまとめる
大学教授ともなると、毎日数十件のメールを受信しています。忙しい方は全てのメールを都度チェックしている訳ではなく、件名を見て、そのメールを開封すべきかを判断しています。
あなたのメールが教授の目に留まるよう、ビジネスメールの件名は、ひと目見ただけで用件が伝わる、分かりやすいタイトルを記すことが大切です。件名には用件と名前は最低限明記しておき、必要に応じて大学名や学部名も記載しましょう。
挨拶メールは早めに送るのが基本
ゼミの選考を通過したり大学院の合格が決まったら、浮かれる前に、これからお世話になる先生に対して早めに挨拶メールを送りましょう。時間が経過してしまうと、気まずくなって送りづらくなってしまいますし、メールを受け取った相手の印象も薄れてしまいます。
礼儀正しい表現を用いる
目上の方に送るビジネスメールは、礼儀正しく書くのが基本です。特に、はじめてメールを送る場合、メールの印象そのものが、そのままあなたの印象になります。誠実さの感じられる丁寧な文面に仕上げることを心がけましょう。作成後は送信する前に見直して、誤字や脱字がないか必ず確認しましょう。
教授への挨拶メールの文例集
つづいては、これからお世話になる教授に送る、挨拶メールの文例を紹介します。
大学教授への挨拶メールの文例(ゼミ)
件名:〇〇ゼミ参加のご挨拶【△△△△(名前)】 〇〇先生 突然のご連絡、失礼いたします。 〇月から〇〇先生の〇〇ゼミに参加させて頂きます、 この度は、〇〇ゼミでの研究のご機会をいただき、 より一層勉学に励んで参りますので 近日中に、ご挨拶に伺います。 メールにて恐縮ではございますが、 ==================== |
礼をわきまえた挨拶メールを送ろう:初めてメールを送る相手には、メール本文冒頭に「突然のご連絡、失礼いたします」と断りを入れてから本題に入るのがマナーです。挨拶メールを送りつけたままにならないよう、直接会って挨拶したい旨の一文も明記しておきましょう。
大学院教授への挨拶メールの文例(初めて送る場合)
件名:大学院入学に関するご相談【△△△△(名前)】 〇〇大学大学院〇〇研究科 突然のご連絡、失礼いたします。 この度、来年の貴学大学院入試試験への受験を検討しており、 私は〇〇先生が研究しておられる〇〇の分野に大変興味があり、 つきましては、直接お会いしてお話を伺う時間を ご多忙のところ大変恐縮ではございますが、 ==================== |
志望動機は必ず書き記す:研究分野に関心を持った理由を具体的かつ簡潔に明記し、熱意を伝えることが大切です。基本は一文で、長くとも四行程度におさめることを心がけましょう。
大学院教授への挨拶メールの文例(受験合格後)
件名:〇〇大学院試験合格のご報告【△△△△(名前)】 〇〇大学大学院〇〇研究科 突然のご連絡、失礼いたします。 先日はお忙しい中、研究室の見学に際して おかげさまで、〇〇学部〇〇研究科に 入学に向けて、勉学・研究により一層励んで参りますので メールにて恐縮ではございますが、 ==================== |
ビジネスマナーに則った文章を作成する:お世話になった教授に送る挨拶メールには、入学後の意気込みや抱負を記すと好印象です。本来、書状を送るのが正式なマナーのため、結びの挨拶には「メールにて恐縮ですが」と断りの一文を添えておきましょう。