結婚を機に会社を退職することが決まったら、関わりのある社内外の方に向けて、寿退社の挨拶メールを送りましょう。
挨拶メールは礼儀正しく丁寧な表現を用いて、感謝の気持ちが込もった温かみのある文面にまとめることが大切です。
ここでは、寿退社の挨拶メールの書き方やマナーについてお伝えします。文例も紹介するので参考にしてくださいね。
目次
寿退社の挨拶メールの書き方・マナー
まずは、寿退社の挨拶メールの書き方や、心がけておくべきマナーについてお伝えします。
退職の挨拶メールは必ず送ろう
お世話になった職場の方々への退職の挨拶は欠かせません。入社後、あなたを支え続けてくれた直属の上司にはもちろん、同僚や取引先にも感謝の気持ちを伝えましょう。挨拶メールを送る範囲は基本、仕事で関わりのある方全員です。直接顔を見て挨拶することが望ましいですが、最終出社日は引継ぎや片付けでバタバタしますし、仕事で外出している方もいるはずなので、メールで挨拶すると確実です。
社内に宛てる寿退社の挨拶メールは、全員に向けて一斉送信するパターンと、直属の上司や特にお世話になった方々に個別で挨拶メールを送るパターンの2種類を用意しておきましょう。
寿退社の挨拶メールを送るタイミング
寿退社の挨拶メールはあなたの最終出勤日に送るのが基本です。送るタイミングは、9時~16時頃の日中の時間帯は避けて、定時の1時間前から退社までの時間を目安に送るのが好ましいでしょう。
挨拶メールの文面にはエピソードを添える
退職の挨拶メールは定型的な文章が中心のため、堅苦しい文面になりがちです。しかし、それではせっかくの挨拶メールなのに、感謝の気持ちが十分に伝わらない可能性もあります。文面には仕事でお世話になったエピソードや思い出話を書き記して、業務を通じて学んだことを感謝のメッセージとともに伝えると、相手にとっても印象に残る、温かみのある文面になるでしょう。
寿退社の挨拶メールの文例集
つづいては、寿退社の挨拶メールの文例を紹介します。
寿退社の挨拶メールの文例(直属の上司)
件名:退職のご挨拶 〇〇課長 お疲れ様です。△△です。 私事で大変恐縮ですが、この度、〇月〇日付けで わたしが悩んでいるとき、いつも親身になって相談に乗ってくださり、 〇〇課長の温かいご指導と励ましのお言葉のおかげで、 これからは家庭を支える立場になりますが、 最後になりますが、〇〇課長のご健勝とご多幸を 今まで本当にありがとうございました。 ==================== |
書き方のポイント:上司との印象深いエピソードを具体的に書き記してお礼の気持ちを伝えましょう。末文では丁寧に上司の健康と幸せを願う一文を書き添えて、目一杯の謝意を表しましょう。
寿退社の挨拶メールの文例(社内に送る場合)
件名:退職のご挨拶 社員の皆様 お仕事中に失礼いたします。 私事で大変恐縮ですが、この度、〇月〇日付けで 平成〇年に入社してから〇年もの間、皆様の温かいご指導のもと、 今まで勤務し続けてこられたのは、 〇〇(会社名)で培った経験を活かして、 直接のご挨拶ができず、メールで失礼いたしますこと、 最後になりましたが、〇〇(会社名)のさらなるご発展と 今まで本当にありがとうございました。 ==================== |
書き方のポイント:寿退社の挨拶メールでは「退職の通知→お世話になった方々への感謝の言葉→今後の生活に生かす言葉→さらなる発展を願う一文」の順に書きましょう。礼儀正しく書くのは基本ですが、気持ちが伝わるよう自分の素直な言葉で書くことが大切です。
寿退社の挨拶メールの文例(社外に送る場合)
件名:退職のご挨拶 株式会社〇〇〇〇 平素より大変お世話になっております。 本日は、貴社担当者変更のお知らせでご連絡致しました。 私事で大変恐縮ですが、この度、〇月に結婚することとなり、 今後は同じ課の〇〇が担当を引き継ぎます。 ■後任の貴社担当者 貴社にご迷惑をおかけすることのないよう 末筆ではございますが、貴社のさらなるご発展と ==================== |
書き方のポイント:挨拶メールに後任担当者のことを書くときは、上記文例のように、名前・連絡先・メールアドレス等も記載し、支障なく引き継ぎを行うことも伝えておくのが基本です。「〇〇様には長きにわたり、本当にお世話になりました」の箇所には、先方とのエピソードを記すのもおすすめです。