メールの文章を読みやすくするためには意識的に改行することが重要です。改行のない文章は読みづらく、伝えるべき要点がうもれてしまいます。また、改行していたとしても、文節や単語の途中での改行は非常に読みづらく、相手に不快感を与えてしまうため注意しなくてはなりません。
ここでは、ビジネスメールの改行マナーについてお伝えします。改行するタイミングや文字数の目安はもちろん、メールの改行マナーについての心得を紹介するので参考にしてくださいね。
目次
改行のないメールは相手を不快な気持ちにする
PHP社実施の「ビジネスマンのメールマナー」に関するアンケートによると、改行のない文章が長く続くメールに対して不満を感じる人の割合は全体の39.8%を占めており、多くの社会人は改行がなく読みづらいメールはマナー違反と捉えていることが明らかになりました。
ビジネスメールの役割は、相手に的確かつ簡潔に用件を伝えること。多忙なビジネスマンにとって、読みづらいメールはそれだけで相手の読む気を失わせるのです。では、改行はどのようなタイミングで行えば良いのでしょうか。文字数の目安や注意点など、詳しくは次章をご覧ください。
ビジネスメールの改行マナー
つづいては、ビジネスメールの改行マナーについてお伝えします。下記例文を見本とし、気をつけておきたいポイントを全てご紹介します。
件名:ご面談日時確定のお礼 株式会社〇〇〇〇 いつも大変お世話になっております。 先程はご多忙にもかかわらず、 ご足労をおかけし大変恐縮ですが、 ―――――――――――――――――――――― なお、都合により日時の変更をご希望される場合は、 当日、〇〇様にお会いできることを楽しみにしております。 ==================== |
(1)1行は25文字前後とする
メールの改行は1行25文字を目安にすると、すっきりとして読みやすくなります。長い文章を書くときは、句点(。)読点(、)を使用して改行するなど、読みやすい文面になる工夫も大切。
【悪い例】
先程はご多忙にもかかわらず、お電話のご対応をいただき、誠にありがとうございます。ご足労をおかけし大変恐縮ですが、下記日時に弊社までお越しくださるようお願い申し上げます。 |
【良い例】
先程はご多忙にもかかわらず、 ご足労をおかけし大変恐縮ですが、 |
また、上記の例文のように、改行の位置をある程度揃えると、より読みやすくなります。
(2)段落ごとに1行間隔を入れる
例文を見てもわかるように、1行空白を空けると内容の区切り目がはっきりわかり、見た目も読みやすくなるメリットがあります。関連のある内容を2~5行くらいにまとめ、1ブロックごとに空白の改行を入れましょう。
【悪い例】
いつも大変お世話になっております。私、株式会社△△の△△です。先程はご多忙にもかかわらず、お電話のご対応をいただき、誠にありがとうございます。ご足労をおかけし大変恐縮ですが、下記日時に弊社までお越しくださるようお願い申し上げます。 |
【良い例】
いつも大変お世話になっております。 先程はご多忙にもかかわらず、 ご足労をおかけし大変恐縮ですが、 |
例文を参考に伝えると、宛名を書いたら空白の改行を入れ、挨拶・名乗りのあとに空白の改行を入れ、お礼の言葉を述べたらまた改行する、という流れです。中にはブログを書くように2~3行の空白を入れる方もいますが、読む側のスクロールが大変になる上、読みづらくなってしまうため好ましくありません。見やすい表記とレイアウトを心がけることにより、読み手のあなたへの印象も大きく変わります。
(3)箇条書きと字下げを活用する
文章が長くならないよう、重要な項目を書くときは箇条書きと字下げを上手に活用しましょう。伝えたい内容がひと目でわかり、誤解を与えることなく、あとですぐに確認できて便利です。
【悪い例】
次回のご面談の日時ですが、〇月〇日(〇)の午後〇時から〇時までの一時間を予定しております。場所は弊社3階の大会議室でおこないます。住所は〇〇市〇〇町〇-〇-〇、見本ビル3階のためお間違えのないようお願いいたします。 |
【良い例】
・日時:〇月〇日(〇)午後〇時~ |
記号や罫線を使って見やすくする
メールを読みやすくするには、見出しや箇条書きの先頭に記号を使うと効果的です。また、重要な部分には「罫線(けいせん)」で区切ります。メールで用いる記号は「・■●◎【】《》」など、罫線は「―――」「===」が適当です。ただし、あまり派手な罫線はカジュアルな印象を与えるので逆効果のため注意しましょう。
ビジネスメールを携帯に送るときは「改行しない」のがマナー
パソコンと比べると、携帯の画面の幅は狭いため、改行を入れてしまうと意図しない位置で改行されてしまい、読みにくくなってしまいます。そのため、携帯にビジネスメールを送るときは文章の途中で改行はせずに、一文を終わらせてから改行するのが基本です。
【携帯画面に送ったとき】
先程はご多忙にもかかわらず、 |
簡潔かつ丁寧に書くことを心がけるのはもちろん、相手がどの機器でメールを開くのかも意識することが重要です。