心療内科でうつ病と診断されたら、上司に早めに相談することが大切です。
ひとりで悩みを抱えていたら、症状は悪化の一途を辿る恐れがあるため、伝えにくいことでも、勇気を出して相談することが重要です。
ここでは、うつ病を上司に相談するメールの書き方やマナーについてお伝えします。文例も紹介するので参考にしてくださいね。
目次
うつ病を上司に相談するメールの書き方・マナー
まずは、うつ病を上司に相談するメールの書き方や、心がけておくべきマナーについてお伝えします。
相談メールを送る前に診断書を準備しておく
残念なことに、うつ病の症状は外見から判断するのが難しいため、一般的に理解してもらいにくい病気です。あなたの症状を上司に伝えても、相手によっては「やる気がないだけだ」などと話を真剣に聞かず、取り合ってもらえないこともあります。上司や会社に仕事量を減らしてほしいときや、休職を願い出る場合は、かかりつけの医師から診断書を書いてもらい、相談メールを送る前に準備しておくことが大切です。
相談メールを送る相手は慎重に選ぼう
うつ病の原因は、職場の人間関係や仕事の重圧・責任感、業務量の多さ・パワハラなど、人によって様々ですが、相談メールを送る相手は基本、あなたの管理監督責任のある直属の上司です。直属の上司に症状を理解してもらうことで、仕事のサポートや配慮を受けられるからです。
ところが、うつ病の根本的な原因が直属の上司にある場合、相談をしても話を聞き入れてくれない可能性も少なからずあります。その場合、直属の上司の更に上の立場の上司や、部署の責任者に相談を持ち掛けましょう。
うつ病を上司に相談するときのメールの文例集
つづいては、うつ病を上司に相談するメールの文例を紹介します。
うつ病を上司に相談するメール(面談を希望する場合)
件名:ご相談 〇〇部長 お疲れ様です。△△です。 折り入ってご相談したいことがあるのですが、 お手数をおかけしますが、宜しくお願い致します。 ==================== |
面談の場でうつ病と診断されたことを告げたい場合や、直属の上司を飛び越えて部署の責任者に相談したい場合は、相談メールの文面に余計なことは書かず、アポイントの取得をゴールにして送信することが大切です。繁忙期で上司のスケジュールが読めないときは、上司に面談可能な時間を決めてもらうと良いでしょう。
うつ病を上司に相談するメールの文例(業務量の負担軽減を申し出る場合)
件名:業務に関するご相談 〇〇課長 お疲れ様です。△△です。 わたしが担当する業務のことで、〇〇課長に このところ体調が優れず不眠が続いておりましたので このままの状態が続くと、仕事に支障をきたす恐れもございますので 本日、診断書も持参しておりますので ==================== |
事の重大さを理解してもらうために、文面にはうつ病の具体的な症状をいくつか明記し、上司に仕事の業務量が心身の負担になっていることを伝えます。診断書を持参していることを記して面談の時間を設けてもらいましょう。
うつ病を上司に相談するメールの文例(休職を願い出る場合)
件名:体調不良に関するご相談 〇〇課長 お疲れ様です。△△です。 わたしの体調のことで、〇〇課長に 今年の〇月頃から頭痛や食欲不振、疲労が取れないなどの 通院しておりましたが、症状は一向に回復せず、 このままの状態が続くと業務に支障をきたし、 本日、診断書も持参しておりますので ご相談のお時間をいただくことは可能でしょうか。 ==================== |
症状が出はじめた頃から現在に至るまでの状況を、具体的に書くことを心がけましょう。あなたが休職したい意向を持っていることも書き、その上で相談時間を確保して欲しい旨を書き記します。上司への配慮が感じられる文面にまとめましょう。