社内でセクハラの被害に遭っているときは、勇気を出して会社に相談しましょう。そのままにしておいても状況の改善は期待できないどころか、あなたに更なる危険が及ぶ可能性もあります。
しかし、上司に相談するとき、どのようなメールを送れば良いのか、悩む人も少なくありません。
ここでは、セクハラを上司に相談するメールの書き方やマナーについてお伝えします。文例も紹介するので参考にしてくださいね。
目次
セクハラを上司に相談するメールの書き方・マナー
まずは、セクハラを上司や会社に相談するときのメールの書き方や、心がけておくべきマナーについてお伝えします。
相談メールを送る前にセクハラの被害内容を整理しておく
相談時に曖昧な内容を伝えてしまうと、管理責任者がセクハラ上司に状況を問いただしても、はぐらかされてしまうのがオチです。そのため、相談メールを送る前に、あなたが被害に遭った日時や場所・具体的な内容は整理しておくことが大切です。送られてきたメールが残っている場合は、それを証拠として提出することも忘れずに。
相談メールを送る相手を間違えないよう注意する
相談メールを送る相手は直属の上司が基本ですが、もしもその直属の上司がセクハラをする人なら、信頼できる別の上司に相談します。人選は非常に重要です。社内にいるそれぞれの上司の人柄・役職・立場など、様々な点を考慮して選びましょう。セクハラ上司と仲の良い間柄の上司や、気が弱く頼りない上司は避けたほうが無難です。その後、報復される恐れがあるので注意しましょう。
セクハラを上司に相談するメールの文例集
つづいては、セクハラを上司に相談するときの文例を紹介します。
セクハラを上司に相談するメールの文例(基本)
件名:ご相談 〇〇部長 お仕事中に失礼いたします。△△です。 部署内の人間関係のことで、 お忙しいところ、大変恐縮ではございますが、 お手数をおかけしますが、宜しくお願い申し上げます。 ==================== |
セクハラされた内容を文章に書き記したくなければ、辛かった出来事を思い出して書く必要はありません。相談者との面談の場で、セクハラ被害に遭った日時・内容・日常的かどうかを伝え、あなたの思い違いではないという根拠を示すことが大切です。
セクハラを上司に相談するメールの文例(被害の内容を明記する場合)
件名:社内の人間関係のご相談 〇〇支店長 お仕事中に失礼いたします。営業部の△△です。 支店内の人間関係のことで、〇〇支店長に 現在、わたしの直属の上司である〇〇課長から、 仕事終わりに二人きりでの食事を執拗に誘われたり お忙しい中、大変恐縮ではございますが、 お手数をおかけしますが、宜しくお願い申し上げます。 ==================== |
セクハラ被害の内容を文面に書く場合、事実を正確に書くことが大切です。被害の内容が複数あるときは、あえて全部を明記する必要はありません。あくまでも相談者との面談に結びつけるためのメールと位置づけ、いくつかピックアップして書きましょう。