人間関係の悩みを上司に相談するときのメールの文例集

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人間関係の悩みを上司に相談するときのメールの文例集

働くビジネスマンの約4割が、職場の人間関係に悩みを持っているというデータがあるように、大勢の従業員が働く現場ではパワハラやセクハラ・モラハラなどの問題が絶えません。人間関係が円滑な状態ではない理由に、不正や違法などの事実が絡むとなれば、より複雑です。

直接相談しにくいときは、メールを使って相談するのも有効な手段です。しかし、あなたの相談内容がいくら正論でも、管理職者や責任者に相談するときの伝え方・書き方を間違えれば、問題は一向に解決しないばかりか、あなたが悪役になってしまう場合もあります。

ここでは、上司に人間関係の悩みを相談するときのメールの書き方やマナーについてお伝えします。相談メールの文例も紹介するので参考にしてくださいね。

人間関係の悩みを上司に相談するときの書き方・マナー

まずは、人間関係の悩みを上司に相談する際の、メールの書き方や、心がけておくべきマナーについてお伝えします。

主観的な書き方にならないよう気をつける

人間関係の悩みを抱えているとき、その状況や経緯を人に伝えようとすると、人間は少なからず主観的な面から説明してしまうものです。

ストレスや不公平な状況に追い込まれている現状を理解してもらうために、感情的なものの伝え方になる気持ちもわかりますが、上司に事情を説明するときは、理性を保って客観的な視点から伝えなくてはなりません。

部下からの主観的な相談事は、上司としても良し悪しの判断をつけにくく、そのうえ、あなたの主張が「単なるわがまま」と捉えられてしまうと、あなた自身が問題を引き起こす存在だと片付けられてしまう可能性もあるので注意が必要です。

憶測や断定的表現はくれぐれも避けよう

上司は職場の問題を正確に把握したいと思っています。「課長は私を困らせるために無理難題を押し付けてきています」「先輩はわたしのことが嫌いだと思います」などと憶測を「絶対」と決めつけて伝えてしまうと、あなたがネガティブ思考になっていると考えられたり、過剰に反応し過ぎていると捉えられます。

相談メールを送る相手を間違えないよう注意する

相談メールを送る相手は上司が基本ですが、職場のそれぞれの上司の立ち位置や人柄・役職など、様々な点を考慮して選ぶ必要があります。また、問題の大きさによっても相談する人を間違えないよう気をつけなければなりません。トラブルの種になっている人と仲の良い間柄の上司や、気が弱く頼りない上司は避けたほうが無難です。その後、報復される恐れがあります。

人間関係の悩みを上司に相談するメールの文例集

つづいては、人間関係の悩みについて上司に相談メールを送るときの文例を紹介します。

人間関係の悩みの相談メールの文例(パワハラ)

件名:仕事に関するご相談

〇〇部長

お仕事中に失礼いたします。営業部の△△です。

〇〇課長の仕事のやり方につきまして
折り入ってご相談したいことがあり、ご連絡致しました。

わたしは〇〇課長の下で3ヶ月、営業職として働いておりますが、
日々〇〇課長から暴言や暴力を受け、悩んでおります。

例えば、先月の売上目標が未達に終わったときは、
営業員全員の前で叱責され、机をたたきながら「お前は給料泥棒」、
「生まれや育ちが悪い」と人格を否定する発言を浴びせられました。

その他にも事案は多数ありますが、〇〇課長の影響により
心身に支障をきたしております。

お忙しい中、大変恐縮ではございますが、
ご相談のお時間をいただくことは可能でしょうか。

お手数をおかけしますが、宜しくお願い申し上げます。

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署名
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相談メールを送るだけで解決を望むのは難しいため、メールの目的はあくまでも上司に相談の時間を取ってもらうこととしましょう。文例に明記してあるように、明らかにパワハラと認められる過去に起こった事実を具体的に明記し、事の重大さを理解してもらうことが大切です。

人間関係の悩みの相談メールの文例(セクハラ)

件名:社内の人間関係のご相談

〇〇課長

お仕事中に失礼いたします。△△です。

社内の人間関係のことで、〇〇課長に
折り入ってご相談したいことがあり、ご連絡いたしました。

現在、わたしの直属の上司である〇〇主任から、
昨年〇月より継続してセクハラの被害に遭っており
非常に困っております。

同じ顧客企業を担当する上司と部下の関係のため、
2人きりになる機会が多いのですが、そのときに
性的な内容の発言や、必要なく体を触られることがあり、
精神的に耐えられなくなっております。

お忙しい中、大変恐縮ではございますが、
この件につきましてご相談のお時間をいただくことは可能でしょうか。

お手数をおかけしますが、宜しくお願い申し上げます。

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署名
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セクハラに関する相談の場合、文章に残したくなければ辛かった出来事を書き記す必要はありません。面談の場で、セクハラ被害に遭った日時・内容・日常的か、勘違いではない根拠を示すことが大切です。

人間関係の悩みの相談メールの文例(いじめ)

件名:社内の人間関係のご相談

〇〇部長

お仕事中に失礼いたします。△△です。

社内の人間関係のことで、〇〇部長に
折り入ってご相談したいことがあり、ご連絡いたしました。

現在、わたしが在籍している企画課の2名の先輩から
いじめを日常的に受けており、困っています。

主な項目は下記の5点です。

・業務に必要な情報を与えてくれない
・確認や質問をしても無視される
・業務ミスの責任を押し付けられる
・事実ではない悪い噂を流される
・身体的な特徴をからかわれる

仕事を前に進めることができず、
他部署や顧客に迷惑をかけてしまう状況であり、
また、そのストレスから精神的に限界がきております。

お忙しい中、大変恐縮ではございますが、
この件につきまして、ご相談のお時間をいただくことは可能でしょうか。

お手数をおかけしますが、宜しくお願い申し上げます。

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署名
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いじめに該当する行為を複数受けている場合は、上記文例のように箇条書きとし、上司との面談の場でそれぞれの具体的な内容を伝えましょう。いじめを訴えかけるときの伝え方は主観的な書き方になりがちですが、相談メールで記載する内容は、誰の目から見ても正常な状態ではないことが分かる項目に絞って、客観的に書き記すことを心がけましょう。

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