「切に願う」の意味・使い方|「切に願う」のビジネスメール例文

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「切に願う」の意味・使い方|「切に願う」のビジネスメール例文

「切に願う」の意味や使い方はご存知ですか。

ビジネスシーンで「切に願います」という表現を見聞きすることがあります。

「切に」とはどんな意味をもち、また、どのような場面で使うのでしょうか。

ここでは「切に願う」の意味や使い方についてお伝えします。クレームへのお詫びメールを書くときの例文も紹介するので参考にしてくださいね。

「切に願う」の意味

「切に願う」の意味を理解するために、このフレーズを「切に」と「願う」の二つに分けてお伝えします。

「切に」の意味は「心をこめてするさま。ねんごろ」であり、「願う」は「神仏に、希望の実現することを祈る。祈請する。願をかける」「望みがかなうように請い求める。望み求める」「人に頼む。助力や配慮を求める」という意味があります。

つまり、「切に願う」で「望みがかなうように心を込めて望み求める」という意味になります。

願う相手は神仏であったり助力を求める相手であったりと様々ですが、総じて非常に強く何かを望む場合に使われる言葉です。「切」は本来「心が切れるほどの思い」を意味しています。これは「切」を使った熟語「痛切」「切望」といった言葉からも察することができます。

「切に願う」を使った例文は以下の通りです。

【例文】

  • あの事故によって心にどれだけの傷を受けたかは計り知れないが、いつか乗り越えてくれることを切に願う。
  • 考えうる手段は全て講じたので、あとは最悪の事態だけは避けられるよう切に願う。
  • 人の意見に惑わされない自分でありたいと、切に願う。

「切に」のビジネスでの使い方

「切に」という言葉は、心の底から強く願っていることを伝えるための表現です。非常に強い表現なので、頻繁に使用したり、繰り返し使用したりと、軽々しく用いるのは避けた方が賢明です。ここぞという場面でのみ使いましょう。それでは、ビジネスシーンにおける「切に」の使い方を、例文と一緒にご紹介します。

「切にお願い申し上げます」

「切にお願い申し上げます」は、何かを依頼する際に使う言葉です。「願う」に「お~申し上げる」を付けることで、へりくだった敬語表現となっています。目上の人や取引先などに、強くお願いしたいことがある場合に使える表現です。

【例文】

  • 待遇の改善を、切にお願い申し上げます。
  • 諸事情をご勘案の上、ご理解ご協力いただけますよう切にお願い申し上げます。
  • 材料費や輸送費の高騰により商品価格を10%値上げすることとなりましたが、何卒ご了承いただき、変わらぬご愛顧を賜りますよう切にお願い申し上げます。

「切に願います」

「切に願います」は、何かを願う場面で使える表現です。特定の誰かに宛てた言葉ではなく、何か願う気持ちをただ打ち明ける場合に使える表現です。

【例文】

  • 一日も早い復興を切に願う。
  • あいにくの悪天候だが、大きなトラブルなくゴールできるよう切に願う。
  • 一年間温めてきた企画が実を結ぶよう切に願う。

「切にお祈り申し上げます」

「切にお祈り申し上げます」は、何かを祈る際に使う言葉です。祈る内容は、一般的に相手の健康や幸福、冥福などで、相手に良いことがあるように祈るための表現です。「祈る」に「お~申し上げる」を付けることで、へりくだった敬語表現となっています。

また、「切に願う」に比べて強いニュアンスとなります。手紙における常套句で、目上の人や取引先といった目上の人にも問題なく使うことができるフレーズです。「切にお祈り申し上げます」では固すぎる表現だと感じる場合には、「切にお祈りいたします」とすると良いでしょう。

【例文】

  • 〇〇様のご健康とご多幸を、切にお祈り申し上げます。
  • 〇〇様がさらにご活躍されますよう切にお祈り申し上げます。
  • 故人が安らかにご永眠されますよう切にお祈り申し上げます。

失態へのお詫びメールの文例

件名:不手際のお詫び

株式会社〇〇〇〇
営業部 〇〇 〇〇 様

平素より大変お世話になっております。
株式会社△△の△△でございます。

昨日は私の不手際により、多大なご迷惑をおかけしましたこと、
心からお詫び申し上げます。

念入りに確認していれば、防げた事態であり、
認識の甘さを痛感いたしております。

今後は二度このようなことがないよう、
慎重に慎重を重ねて取り組む所存です。

今後ともご指導ご鞭撻を賜りますよう、
切にお願い申し上げます。

取り急ぎ、昨日のお詫びを申し上げます。

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署名
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「切に願う」のビジネスで使える類語

ビジネスシーンにおいて使うことができる、「切に」「願う」それぞれの類語をご紹介します。表現の選択肢を増やすことで、繰り返しが避けられます。

「切に」の類語

「切に」の類語には以下のようなものがあります。

心より

「本当の気持ちで言動がなされるさま。心の底から。心底 (しんそこ) から。」という意味です。「心から」に比べてフォーマルな印象となります。

衷心(ちゅうしん)より

「心の中。心の底。衷情。」という意味です。礼儀正しい印象になる言葉で、ビジネスシーンに適しています。後ろに続ける言葉は「お願い申し上げます」以外にも、「お詫び申し上げます」「お祝い申し上げます」「感謝申し上げます」が挙げられます。

「願う」の類語

「願う」の類語には以下のようなものがあります。

祈る

「神や仏に請い願う。神仏に祈願する。」もしくは「心から望む。願う。」という意味です。「願う」がストレートな印象を与えるのに対し、「祈る」は希望を柔らかく伝えることができます。

切望する

「心から強く望むこと。」という意味です。「切に願う」を一言で言い換えた表現となります。

熱望する

「熱心に望むこと。切望。」という意味です。「切に願う」を一言で言い換えた表現となります。

さいごに

ここでは「切に願う」の意味や使い方をご説明しましたが、いかがでしょうか。

ビジネスシーンにおいて、大事な場面で使われる言葉なので、この機会に覚えておいてくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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