入社式の案内状の書き方|文例・テンプレートつき

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入社式の案内状の書き方|文例・テンプレートつき

採用試験に合格し、志望企業への入社が決まった新社会人の皆さんの通過儀礼となる入社式。ここでは、入社式の案内状の書き方をご紹介します。

一般的には、中途採用などの転職組に対して入社式は執り行われないため、新入社員にとっては一生に一度の大切な式典。そのため、入社式の担当者の方にとっては、失敗できない重要な任務でもあります。

案内状に記載漏れや誤字、脱字があると、新入社員に失礼な印象を与えるばかりか、会社に対する不信感をもちかねません。そうならないためにも、案内状を書くときのマナーや注意点、文例を見て、文書を作成するときの参考にしてくださいね。

入社式の案内状を書くときのマナー・注意点

まずは入社式の案内状を書くときに注意すべきポイントやマナーについてご紹介します。

1.入社式の案内状を発送する時期

入社式の案内は、一般的には3月上旬、遅くとも3月中旬までに出しましょう。案内が届かないと、内定者は不安を感じます。4月入社に備えて、最後の長期休暇を楽しみながらも、次のスケジュールが決まっていないと落ち着かない学生の心理を、企業側は理解すべきといえます。また、新入社員だけでなく、入社式に出席する役員や社員にも開催日時と場所の連絡は早めに行い、社長の訓示や、歓迎の辞、来賓に祝辞を依頼することも抜かりなく行ないましょう。

2.入社式を執り行う目的を再確認しておこう

入社式は、毎年4月になったら執り行う慣例的な行事だと捉えている方もいますが、目的をはっきり理解しておくことは、入社式の内容を決めたり、案内状を書くうえで非常に大切なことです。その目的は、会社側と新入社員側から見てそれぞれ違いがあります。

  • 会社側の目的:「新入社員に対する訓示と歓迎の意を伝えるため」
  • 新入社員の目的:「今後の抱負と決意を新たにするため」、「会社の上司や同期と親交を深めるため」

つまり、会社の式次第(プログラム)を検討するときは、これら3点の目的をふまえた内容にすることが重要です。

3.案内状には式次第も明記しよう

案内状に記載する内容は、入社式の開催日時や会場、持ち物、問い合わせ先だけでは不十分。タイムスケジュールまで書く必要はありませんが、せめて式次第くらいは明記しておくと親切でしょう。書き方については文例で後述します。

入社式の案内状の基本構成と書き方

入社式の案内状の書き方

  1. 日付:発信年月日を和暦で記入します。文書の作成日ではないので注意しましょう。
  2. 宛名:「内定者各位」「内定者の皆様」といった書き方が一般的です。
  3. 差出人:書面の右寄りに、採用関係を担当する人事部や総務部などの部署名、担当者名を明記します。会社として案内状を送るときは、代表者名を書きましょう。
  4. 件名:書面の左右中央に、やや大きめの字で「入社式のお知らせ」「入社式のご案内」と明記します。
  5. 前文:入社式の案内状の前文は「頭語(拝啓)」「時候の挨拶」「相手方の繁栄を喜ぶ挨拶」の3つで構成されています。手紙の受取人はまだ学生なので、やわらかい表現を用いたほうが読みやすいでしょう。
  6. 主文:主文では本題を伝えます。入社式を実施すること、別記にまとめて記載していることを書きましょう。
  7. 末文:末文では「結びの挨拶」と「結語(敬具)」を書きます。結語を書き忘れないよう注意しましょう。
  8. 別記:入社式の案内状では、別記に記載する項目が非常に多いため、書き方を工夫する必要があります。最低限明記しておかないといけないのは「開催日時」「場所」「持ち物」の3点です。しかしこれでは情報が不十分のため、後日問い合わせの連絡が入るかもしれません。箇条書きの書き方を工夫して、用件を分かりやすくしましょう。

入社式の案内状の文例・テンプレート

つづいては、入社式の案内状の文例とテンプレートをご紹介します。無料のテンプレートをダウンロードして、ポイントを確認しながら必要な情報を記入してくださいね。

1.入社式の案内状の文例・テンプレート

入社式の案内状の文例・テンプレート

上の図の案内状は

からダウンロードできます。

  1. 入社式とは直接関係のない持ち物でも、当日必要になるものは案内状に記載しておきましょう。
  2. 式次第も明記しておきましょう。内定者といえど、事前にプログラムの内容を伝えておくのは採用担当者が持つべきマナーです。

2.入社式の案内状(保護者・親)の文例・テンプレート

入社式の案内状(保護者・親)の文例・テンプレート

上の図の案内状は

からダウンロードできます。

  1. 内定者の保護者に入社式への参加を促す場合は、へりくだった表現を用いましょう。参加を強制するような書き方は失礼です。
  2. 返信のお願いをするときは、返信期限を必ず明記しましょう。
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