内定式の案内状の書き方|文例・テンプレートつき

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内定式の案内状の書き方|文例・テンプレートつき

4月から会社の仲間として働く予定の新入社員に、内定式の案内状を送るときは注意が必要です。社会人からすれば些細なことでも、内定式に関する必要事項や持参物の記載漏れがあると、学生は不安に感じてしまうものです。

これから働く予定の会社から受け取った書類に、記載漏れや誤字脱字、ミスがあるのを発覚すると、不信感を持たれてしまう可能性もあります。そうならないためにも、案内状を書くときは十分気をつけましょう。ここでは内定式の案内状を書くときのマナーや注意点、それに基本構成や文例をご紹介します。

内定式の案内状を書くときのマナー・注意点

内定式の案内状を書くときは、以下の3点のマナーや注意点を理解しておきましょう。

服装や持ち物などは学生目線に立って案内状を書こう

社会人が主体となって執り行う式典への参加経験がほとんどない学生にとって、当日の服装や髪型などの身だしなみ、持参物は、本当に間違っていないか、心配の種です。

たとえば「当日は正装でお越しください」と明記したとします。社会人からすると、内定式ではスーツを着用するのが一般的でも、学生にとっては「正装」の定義はとても広く、どのような服装で出席すべきなのか、迷う人もいるはずです。社会人としての常識がまだ身についていない段階であることをふまえて、案内状の内容は丁寧に書くことを心がけましょう。

内定式開催日の1ヶ月前には案内状を出す

ほとんどの企業は10月1日以降に内定式を執り行いますが、案内状は遅くとも1か月前には送るようにしましょう。

企業によって内々定を出す時期は異なるため、あくまで目安ではありますが、学生にも外せない予定があります。単位取得のために授業に出席しないといけない学生もいれば、卒業旅行に出かけたり、アルバイトの予定がすでに埋まっている場合もあります。予定を調整しやすいように、早めに案内状を送ることが大切です。

内定式のプログラム(流れ)が事前に分かると安心する

案内状には内定式の流れを記載しておきましょう。特に、内定書の授与や、内定者に簡単な挨拶を求める場合は、事前に準備したいと考える内定者も多くいます。緊張や不安を払拭するためにも、できるかぎり通知しておくことをおすすめします。

内定式の案内状の基本構成と書き方

内定式の案内状の書き方

  1. 日付:発信年月日を和暦で記入します。文書の作成日ではないので注意しましょう。
  2. 宛名:内定者の氏名をフルネームで書き、敬称(様)を明記するか、「内定者の皆様」としても良いでしょう。
  3. 差出人:担当する人事や総務などの部署名と、担当者名を明記します。
  4. 件名:書面の左右中央に、やや大きめの字で「内定式のお知らせ」「内定式のご案内」と書きます。
  5. 前文:前文は用件に入る前に伝える前置きの挨拶文です。あらたまった相手に送る文書でない場合は、上図のように、「頭語(拝啓)」「時候の挨拶(時下)」「相手の安否を尋ねる挨拶」でまとめるのもアリです。
  6. 主文:内定式を執り行うこと、内定式の参加のお願いを明記しましょう。
  7. 末文:前文に頭語(拝啓)を書いたときは、末文の最後に結語(敬具)を忘れず記載しましょう。
  8. 別記:内定式の日程、必要な持ち物、服装、内定式の内容を明記します。

内定式の案内状の文例・テンプレート

つづいては、内定式の案内状の文例とテンプレートをご紹介します。無料のテンプレートでダウンロードして、ポイントを確認しながら必要な情報を記入してくださいね。

内定式の案内状の文例・テンプレート

上の図の案内状は

からダウンロードできます。

  1. 目上の人など、あらたまった相手に送る案内状ではない場合は、前文は簡略化して明記しても良いでしょう。
  2. 印鑑などの貴重品を持参してもらうときは、その目的も書いておきましょう。
  3. 内定式のプログラムを事前に伝えておくほうが親切です。
  4. 内定者の予定も考慮して、終了予定時刻も明記しておきましょう。
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