年末年始の営業の案内状の書き方|文例・テンプレートつき

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年末年始の営業の案内状の書き方|文例・テンプレートつき

年末年始は、普段の営業時間と異なるスケジュールにしたり、休業期間を設ける企業が大多数を占めます。企業によっては少し早く休業期間に入る場合もあれば、年始の営業開始時期が遅い会社もあるため、仕事の取引先が困らないよう、営業時間や休業期間は早めに伝えておきたいものです。

相手に迷惑を掛けないための、年末年始のご案内に記載しておくべき必要事項や、マナーをご紹介していきます。文例やテンプレートもご紹介するので、参考にしてくださいね。

年末年始の営業の案内状を書くときのマナー

まずは年末年始の営業の案内状を書くときに注意すべきポイントや、基本的なマナーをご紹介します。

1.年末年始に入る2週間前には案内状を出そう

年末年始は、相手も忙しい時期であることを考慮して、なるべく早めに案内状を出すようにしましょう。特に、定期的に取引のあるお得意先や、月末近くに注文が入る可能性のある顧客に迷惑をかけてしまわないよう、遅くとも2週間前には案内状を出しましょう。案内状が届いた頃に電話をかけて、改めて伝えることも大切です。

2.謙虚な表現を用いる

年末年始といえども、仕事の休業期間を設けるのは、顧客に迷惑をかけてしまうことでもあります。案内状を書くときは、取引先に迷惑をかけるという心苦しさを、謙虚な表現で表すことが重要です。

年末年始の営業の案内状の基本構成と書き方

年末年始の営業の案内状の書き方

  1. 日付:発信年月日を和暦で記入します。文書の作成日ではないので注意しましょう。
  2. 宛名:個人のお客様に宛てるときは「お客様各位」、お得意先などの場合は「取引先各位」と明記します。
  3. 差出人:社名のみを記載するのが一般的です。代表者名を入れておく場合もあります。
  4. 件名:書面の左右中央に、やや大きめの字で「年末年始営業のご案内」や「年末年始休業のお知らせ」といったタイトルを明記します。
  5. 前文:前文は「頭語(拝啓)」「時候の挨拶」「相手方の繁栄を喜ぶ挨拶」「日頃の感謝の挨拶」の4つで構成されています。年末年始の案内状を書く場合の時候の挨拶は、年の瀬が押し詰まる様子を表現するとよいでしょう。
  6. 主文:主文は用件を伝える部分。「誠に勝手ながら」など、謙虚な表現で書き添えます。
  7. 末文:末文は「結びの挨拶」「結語(敬具)」で構成されています。結びの挨拶は、年末らしい表現を用いましょう。
  8. 別記:年内と年始の営業時間や休業のスケジュールを箇条書きでまとめます。

年末年始の営業の案内状の文例・テンプレート

つづいては、年末年始の営業の案内状の文例とテンプレートをご紹介します。無料のテンプレートでダウンロードして、ポイントを確認しながら必要な情報を記入してくださいね。

年末年始の営業の案内状の文例・テンプレート(一般用)

年末年始の休業の案内状の文例・テンプレート

上の図の案内状は

からダウンロードできます。

  1. 書き換え表現:「誠に勝手ながら、下記の通り休業いたしますので、ご高配賜りますようお願い申し上げます」
    お客様や取引先に迷惑をかけるという心苦しさを、謙虚な表現で表します。
  2. 終業・始業の時間が通常の営業と違う場合は、特に分かりやすく明記しましょう。

年末年始の営業の案内状の文例・テンプレート(一般用)

年末年始の営業の案内状の文例・テンプレート2

上の図の案内状は

からダウンロードできます。

  1. 年末年始の休業の案内状は、丁寧な表現を用いるようにします。前文を省略して「さて、年末年始の休業日については…」などの書き方では、失礼な印象を与えてしまいかねません。
  2. 結びの言葉は、年始にふさわしい言葉を選びましょう。

年末年始の営業の案内状の文例・テンプレート(店舗用)

年末年始の営業の案内状の文例・テンプレート3

上の図の案内状は

からダウンロードできます。

  1. 店舗の営業時間の変更がある場合は、分かりやすいように箇条書きでまとめます。案内状を読んだ人が、一目で理解できるような書き方を心がけましょう。
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