個展の案内状・招待状の書き方｜文例つき

個展の案内状では、個展の特徴や出品者の意気込みを文面で紹介することが大切です。力作について、簡潔に詳しくアピールしても構いませんが、あまり宣伝調にならないように注意しなくてはなりません。

ここでは、個展の案内状・招待状の書き方や心がけておくべきマナーについてお伝えします。手紙の文例もご紹介するので、案内状を書くときの参考にしてくださいね。

個展の案内状・招待状のマナー

まずは個展の案内状を書くときのマナーや押さえておくべきポイント、注意事項について理解しておきましょう。

案内状を送る時期

案内状は、相手の都合を考慮して早めに送るのがマナーです。個展の場合、開催する日の10日前～1週間前には、相手の手元に案内状が届くように手配しましょう。案内状が届いた頃に電話連絡をして、到着確認も忘れずに。

いくら来場してほしくても、無関心な人に送るのは避けましょう。テーマに関心がない相手に送るのは失礼になってしまう場合も。興味を持ってもらえそうな人を中心に案内する、もしくは招待するのが基本です。

個展の開催情報は正確に

招待状・案内状には、最低限明記しておかないといけない項目が5つあります。それぞれは以下のとおりです。

• 趣旨：何の催しの招待・案内状なのかを一目でわかるように書く。作品展やギャラリー、展覧会など、具体的かつ簡潔に。
• 開催日時：開催日、曜日、開館時間、午前・午後などの基本情報。
• 開催場所：会場名のほか、住所、電話番号、アクセスなどを明記。必要に応じて地図も添える。
• 入場料：必要な場合は必ず明記。
• 出欠の確認：返信の要・不要を明記。

入場するにあたってチケットが必要な場合は、購入方法や支払い方法についても明記しましょう。ただし、相手の都合なども確認のうえ、招く側で用意するのが一般的です。

個展の案内状・招待状の書き方

つづいては、個展の案内状を書くときの基本構成についてご紹介します。案内状は書式に則って明記するのがマナー。構成要素とポイントは図の下に記載しておきます。

個展の案内状・招待状の文例

さいごに、個展の案内状を書くときの文例をご紹介します。文例のあとに記載しているポイントについても目を通しておいてくださいね。

個展の案内状

駐車場がない場合は「駐車場はありませんので、お車でのご来場はご遠慮ください」と明記しておくと親切です。また、当日個展に出席する場合は、その旨も書き添えておきましょう。来場者の方々は、作品を見に来るだけではなく、出品者にも会って話を聞きたいと思っているものです。

写真展の案内状

個展やギャラリーの開催日時などの案内を明記するだけではなく、相手の気持ちを引くために、興味を引き立てる言葉や努力したことなどを簡潔に明記しておくことが大切です。ひと言添えるだけで、アピール度が断然上がります。

ギャラリーの案内状

案内状を送った相手を誘うときは、強引な誘い方はせず、「よろしかったら」という謙虚な姿勢でお願いするのが基本です。高ぶる感情を抑え、相手に気持ちを押し付けないように注意しましょう。書き換える場合は「ご来臨のうえ、ご感想などお聞かせいただければ幸甚です」「お近くにお出かけの際には、ぜひお立ち寄りください」などと表現してもよいでしょう。