見積書の催促メールの文例

見積書の依頼をしたのに約束の日を過ぎても届かない、そんなときは催促メールを送って発送手続きを促しましょう。

見積書送付の依頼は、ただ催促するだけでは不十分。期日を伝えたり、見積もりの依頼内容を改めて明記するなど、書く内容がたくさんあります。

ここでは、見積書送付の催促メールの書き方やマナーについてお伝えします。期日を過ぎたときに改めてお願いする催促メールの文例もご紹介するので参考にしてくださいね。

見積書の催促メールの催促メールの書き方・マナー

まずは、見積書の催促メールの書き方や、心がけておくべきマナーについてお伝えします。

１．件名の書き方

件名は、一目見ただけでメール本文の用件を理解できる、分かりやすいタイトルにするのが基本です。見積書の催促メールを送るときは以下の件名がおすすめです。

• 件名：【ご確認】見積書送付の件
• 件名：【再送】商品〇〇の見積書の件
• 件名：【至急】見積書送付依頼の件

急ぎで対応してほしいときは、相手の目に留まる工夫として【】を用いるとよいでしょう。

２．催促文は丁寧な言葉を用いる

メール本文で宛名・挨拶文を明記したあとは、見積書が届いていない事実を伝えましょう。このとき、「忘れていませんか」「いつになれば届きますか」といった相手の落ち度を責める直接的な表現は控え、やんわりとした伝え方をするのがマナーです。

• 〇月〇日にご依頼した商品「〇〇」のお見積書送付の件についてですが、未だ届いておりません。

３．至急の対応をお願いするときは前置きを書く

見積書の手配を早急にお願いするときは「ご多忙のところ大変恐縮ですが」「大変失礼とは存じますが」「誠に勝手を申しますが」といった前置きを用いてへりくだった表現にすると相手に不快感を与えません。例文を以下に記載します。

• 〇月〇日の社内会議で検討を致しますので、恐れ入りますが〇日（〇）までにご送付頂きますようお願い申し上げます。
• ご多忙のところ大変恐縮ですが、〇日の到着に間に合うよう見積書のご送付をお願い申し上げます。

前置きにより柔らかみのある文章となり、相手に丁寧な印象を与えることができます。

４．見積もりを依頼する内容を改めて記載する

もしかすると以前送った見積依頼のメールが相手に届いていない、もしくは何らかの原因により迷惑メールフォルダに弾かれ、相手が確認できていない場合も考えられます。このような場合に備え、催促メールには見積もりの依頼内容を改めて記載しておく気遣いがあると、相手の手続きもスムーズです。

５．行き違いへのお詫びの一文を添える

すでに送付の手続きをしてもらっていたにもかかわらず、手違いで送付してしまったり、行き違いにより催促メールを送ってしまうのは相手に対して失礼です。こういった場合を想定して催促メールの末尾には行き違いがあったときのお詫びの一文を添えるのがマナー。

• なお、本メールと行き違いがございました場合は、なにとぞご容赦下さい。
• 尚、既に見積書をお送り頂いている場合は、何卒ご容赦頂きますようお願い申し上げます。

お詫びの文章はなるべく丁寧な言い回しや表現を用いて作成することが大切です。

見積書の催促メールの文例

つづいては見積書の催促メールについて、文例を紹介していきます。

見積書の催促メールの文例（一度目）

見積書の催促メールの文例（期日を過ぎた場合）

書くときのポイント：文例の流れは以下の通りです。

• 宛名
• 挨拶文
• 見積書未着の報告
• 見積書の到着期日の通知
• 見積依頼内容の詳細
• 行き違いがあった場合のお詫び
• 結びの挨拶

先方に非があるとしても、催促メールで感情的な表現や相手を責めるような書き方をすると、今後の関係性に影響してしまいます。相手の手続きが滞っていることが原因の場合でも「遅れている」「忘れている」などと直接的な表現は用いるべきではありません。

あなた自身の依頼方法に過失がある可能性もあるため、行き違いがあったときのお詫びの一文を添えて柔らかみのある言い回しで丁寧に催促しましょう。